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Chapter11 LOOVIC 〜誰よりも、迷いやすい人たちのために〜 代表コメント

LOOVIC株式会社 代表取締役 山中 享
 

  ▼ここまでの取り組みと今後について
 
すでにNICTや総務省、NEDOからも高い評価を頂戴し現在は研究開発型スタートアップとして認定されています。日本スタートアップ支援協会からは最優秀賞、優秀賞などの多数の賞を受賞しています。 日本財団のImpactTech、ETICの社会起業塾の起業家育成プログラムで、社会課題解決企業を立ち上げる手法も学んで参りました。 
 
私は当初、NPO法人の立ち上げを行うかどうしようか迷っていました。本プロジェクトでは、寄付で皆様にご支援をお願いする形ですが、この先の成長を形にするには、寄付だけでは、テクノロジーを用いるとどうしても資金が足りないのです。株式会社で起業しましたが、寄付で始まったとしても、そのニーズ、共感が、需要を生み、その後は、また製品でカバーする形で還元できる方法を選択しました。
 
すなわち、インパクトとリターンです。寄付から始まりますが、必ず成果として還元し、皆様のお役に立てるよう全力を尽くしてまいります。 
 
社会課題を解決しながら事業化に取り組むスタートアップとして、これまでなかなか取り組みが進んでいなかった領域に対して、人に優しいテクノロジーをコンセプトに事業を広げてまいります。 
 
街や経済は、発展し、より魅力的なコンテンツやサービスが生まれきました。
 
バリアフリー社会と呼ばれつつも、明確な障害でもない方々が実は取り残されています。
 
実はそのような方々は我々の社会のボリュームゾーンでもあるのですが、社会では気づかれず、決定的な解決策が打てていませんでした。 
 
私は、発達のグレーゾーンの子を抱え、社会でも気づかれにくい人を16年間育ててきました。彼はその中でも視空間認知障害を抱えています。そのような方々が社会に出ると、彼らの移動を支援するサービスがなく、銀行といった最低限の利用は認められても、通勤・通学・通所といった社会生活ないしは、今すぐ外出したいモチベーションの醸成の壁になっています。 
 
そのため、家族が支援するしか無いのです。あと一歩で、社会に出られるのです。
 
彼らは見た目も話し言葉も自然なことから気づかれにくいです。ふと周りを見渡せば、認知症の方々もそうです。高次脳機能障害もその領域です。
 
ちょっと手を差し伸べれば仕事でも幅広く活躍できる人たちです。
 
スマートシティから解決し、社会経済全体に寄与できることを考えると、単純試算ですが、45兆円の経済効果を生みます。今すぐ手を打つべきです。そして世界初の技術で世界に誇れる日本国の技術を展開したいです。
 
一般の方、障害で悩む方、障害とは認定されなくても、苦手意識から社会生活に悩む方、誰もが社会で輝ける仕組みづくりを、私はちょっとした、テクノロジーとデザイン的な思考を用いて解決していまいります。


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