【速報ベタメモ・感想】コミュニティ運営技の共有!コミュニティ勉強会!コミュカル #4
これはなに
2021/10/13に開催されたコミュニティ運営技の共有!コミュニティ勉強会!コミュカル #4 に参加した感想とレポート(もといベタ打ちのメモw)です。書籍などでカバーできない実務的な取組事例などが沢山きけて明日から頑張ろうと思える素晴らしいイベントでした!
後日アーカイブ動画が公開されるとのことで、詳しくはそちらをご参照いただくのが良いかと思いますが、私の備忘も兼ねて感想とベタ打ちのメモをアウトプットしたいと思います。
当日のQA
https://www.menti.com/1117p9n9ne
Twitterのハッシュタグ
https://twitter.com/hashtag/COMUCAL?src=hashtag_click
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UC03WaE-NLYbVWLt6246ZMCQ
感想
個人的に印象に残った主張を抜粋してご紹介いたします
イベントの主催・運営はユーザーにおまかせしていく
3名の方が実践されており、やはり主催をチャンピョン(あるいはファーストピン、トップオタ)に渡していくのが重要だと改めて感じました。
転じて、いかにイベントの主催をしていただけるレベルでユーザーにGIVEできるか、関係を構築できるか、自社サービスやフロントに立つ社員が魅力的であれるか、がコミュニティ自走の成否を決める側面があるなと。
私が出会ったことのある、主催までやっていただけるコミュニティリーダーの動機を思い出してみると以下のようなものがあったように思えます。もちろんボランティア的側面があることは前提として、コミュニティユーザー個々のカスタマーサクセスをしっかり把握し、向き合うことが重要だと改めて思いました。
コミュニティマネージャーの職務設計を広めないといけない
ある調査ではコミュニティマネージャーのグローバル平均年収は約831万!という結果もありますが、日本では作業屋・雑務屋の印象が比較的強いのかもしれません。。
市場価値を上げていくには、特定の成果や数値指標(Wikipediaなら記事数)を決めてコミットし社内外に示していくことや、そもそもの職務設計を整備し広めていくことが大事であるという理解をしました。これは、一昔前のCS職に近いものを感じます。
日本のコミュニティはイベント(セミナーやLT+懇親会)が中心
外資のコミュニティを運営された福澤さまが「コミュニティといえばオンラインだと思っていた」と仰っていたのが印象的でした。
関係値を作れるのはオフラインやイベントのような同期的な催しですが、本来レバレッジが効くのはオンラインです。オンラインの国内事例が広まって欲しいですし、コミュニティプラットフォームを提供している立場としては積極的に発信していきたいなと思った次第です。(個人でやってるイベントもホントはオンラインやってみたいんですけど運用大変で中々やりきる勇気でないんですよね、、)
Delight、Spotlight、Co-createの順番で進めていく
これも忘れがちだなと。いきなりCo-createするのではなくDelightでまず喜んでもらい、Spotlightでコミュニティ内の居場所を確立してから、Co-createできる状態に至るのだなと。
Delightの例として今回は様々なノベルティやSwagが上がっていましたが、きっとそれ以外にも認定プログラムなどの周辺制度やコミュニティマネージャの機転で様々なDelightをされているのだろうと思います。
AtlatianとSalesforceのコミュニティマネージャをされていたHolly Firestoneはコミュニティメンバーに与えられる報酬としてSNAPという分類を提唱されていますが、どの外発的動機がメンバーにとってコアになるかを見極めつつ多角的なDelightを行っていくことが重要だと思いました。
いずれにせよコミュニティマネージャーははじめに「何がDelightになるのか」をよくよく考える必要がありますね。
ベタ打ちメモ!
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LINE株式会社 河本 貴史さん@kawamoto_LINER
オンラインイベント実施したリアルな情報共有をします
自己紹介
・テクニカルサポート。AIのカテゴリーでMVP
前置き
・LINEは7000名のメンバー。各地域にある
・昨今人数も増え、youtubeなども活用している
・そもそもLINEはなにか
・ラインはMAU8900万人(日本人工の70%)
・チャットから生活をフルサポートするサービスへ
・クオリティ改善のため色々取組をしている
・関連して開発者向けのプラットフォームが複数ある
・MaaSがホットな取組。LINEとMicrosoftAzureのタッグで推進
・コミュニティはこの開発者プロダクト活用のコミュニティ
・LINEは黒子の立場。主役はユーザー。Devrelはサポーター
・河本さんは元々コミュニティメンバー
・テクエバ、Devrelとしてコミュニティに携わっていた
・今までのやり方通用しないなという悩みもある。現在形でなやんでいる
・今の課題
・新型コロナウイルス。オフラインのイベントができなくなった
・ただ悪いことばかりではない
・メリット
・物理的なハードルが下がった
・移動、地域の問題。地域格差が是正された
・最初の会場確保が要らなくなった
・デメリット
・視野が狭くなった
・懇親が難しくなった
・参加者の状況が見えにくくなった
・一方通行っぽくなる
・モチベーションがあがりにくい
・LINEのイベント数
・一週間に1回以上できるようになった
・イベント開催しやすくなったおかげ
・ここ最近のオンラインイベントの状況は?
・リアルタイムでの参加率低下
・リアルタイムや当事者意識が低くなっているのでは?
・具体的には参加に慣れているので参加方式が多様化している
・ハンズオンなのに見るだけの人が多い
・反応がないのでやりにくさがでたり
・アーカイブが残るので積読現象がおきる
・もはやアーカイブあるので申込みしないという考え方
・youtubeなどオンラインツールを活用するコミュニティで発生しやすい
・オンラインイベントはメリットが多いので捨てる選択肢はない
・メリットデメリットを把握して解決策を模索する
・臨場感を取戻す
・StreamYardというツールがいけてる
質問
・LINEのコミュニティイベントって社員の工数相当かかってる?
・そんなことはない。本来やらなくていい調整などをサポートする
・こっそり言える黒子ならではの悩み(オフレコ)
・オフレコですw
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コミュニティマネージャー 福澤 俊さん@yukichi
本日の話
・コミュマネの基礎と地位の確立
・コミュマネは雑用係ではない!(zoomチャットが沸いてました)
自己紹介
・元コミュニティマネージャー。2007年から。当時日本人1人で運営
ところでマネージャーのマネージってなに?
・意外と意味が多い
・手懐ける、なんとかする、成功させるみたいなのもある
・ビルダーという呼び方もあるがマネージャーという言葉を推したい
・マネージャは馬の御者みたいな意味がある。馬が前、御者が後ろ
・語源のmanus"手"を動かすという意味がある
以下本編
コミュニティマネージャは4つのステップがある
・Seeding
・入る人の敷居を下げるために予備的なコンテンツを作る
・ブログの記事投稿
・Promotion
・コミュニティに関する情報を広める
・SNS投稿や、興味のありそうな人の集まる場所でのアピールなど
・Navigation
・コミュニティに入った人に何をして欲しいか伝える
・メニューやヘルプ、利用ステップの作成
・Communication
・コミュニティからの意見を聞き、全体を改善すること
ポイント
・プロモーションとナビゲーションは同時に行う
・コミュニケーションは次のシーディングにつながる
3つの仕組み
・コミュニティ
・システム
・コンテンツ
2つのながれ
・アクション
・アテンション
ポイントはCalltoActionを明示し、次のアクションを誘発すること
1つの単位
・どういう数字の作り方をすべきなのか
・例
・wikipediaのトップページ
・コミュニティが何してほしいかわかる
・誰でも編集できるフリー百科時点
・100万本の記事をあなたと
・ポイントはwikipediaの成長指数が記事数である
・何が最も重要な指標が何かを把握して定義することが必要
・これがコミュニティマネージャの評価軸になる。成果を出そうと思ったらコンセプトと数字を定義(そしてこれを決めるのは簡単ではない)
コミュニティマネージャの唯一の仕事は?
・コミュニティのアクションを作出すこと
・これを発生させるために色々な施策がある
コミュニティマネージャーに必要な脂質
・self-motivated≒自分で自分の仕事を作る人 という意味
・イベントをやるだけではない。そっからなにをなすかが大事
質問・QA
・2007年から今で変わったことはなに?
・非常にジェネギャを感じている
・昔は常時接続というものはなかった。オンラインは特別な空間
・リアルとネットが分かれていた
・コミュニティといえばオンラインでイベントが特別
・イベントがコミュニティの主体って違和感がある
・オンラインって特別なものではないから?
・職種にはコミュニテイマネージャーってないですよね?
・コミュニティマネージャの職務設計が重要
・職務設計を広めないといけないのでは無いかと思う
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Peatix Japan株式会社 畑 洋一郎さん@Yo_Hata
自己紹介
・6年目
・ビズデブで入った。CX改善やPM、マーケなど。
・「イベントマーケッターコミュニティ」を作った
・横浜のイベント、関西のイベント
イベントサロン関西というコミュニティを作った
・2021年1月~
・イベントコミュニティでカンサイをつなぐ
・登壇、ファシリテーションはメンバーの方
関西エリアで活動した理由
・イベントがめっちゃ少ない。。地方を開拓せねば
関西エリアの課題
・ロイヤルティ不足
・認知不足
・リファラル不足
・既存主催からの紹介が通常多いが関西は少ない
関西を開拓しはじめたきっかけ
1.横浜が上手く言ったこと
・結果、横浜のイベントシェアが10ptくらい増えた
・イベントした方とつながって関係強化
・簡単にできるという啓蒙を行った
・認知が広がって緩やかに紹介が広がっていった
2.関西がコミュニティにマッチしている
・大阪関西万博をはじめつながりを強化する動きがある
3.オンラインの環境が良い
・大阪、京都、兵庫、、の主催者があつまるのは難しい
※東京ならあつまれるが、、
活動の目的
・イベント数を増やす
・申込数を増やす
・アクティブユーザー数
まとめ
・コミュニティ作りは手段であり目的ではない
・メンバーの方が楽しんでくれている、満足することが大切
質問・QA
・横浜が上手く言った理由
・1つ1つ繋がりをもっていった
・横浜の繋がりがあった
・コロナがあった
・全国に足を運んでいるのか?
・つどつど出張して会いに行っている
・おもにどういった系統のコミュニティが盛り上がる?
・関西関東で系統は分かれない
・ただしすアートアップが少ないとかがある
・IT系よりコワーキングスペース担当やイベンターが多い
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Asana Japan株式会社 長橋 明子さん@akiko_n
今日は具体的で楽しい話をします!
自己紹介
・3年で5つのコミュニティを立ち上げた(すごい)
Asanaコミュニティ
・企業、個人両方つかう。エンジニア向けではない
・色々なアイディアを共有し合うためのグローバルコミュニティ
・アンバサダー、認定プロというメンバー制度がある
・イベント、ミートアップ、クローズイベントなど
・プラットフォームはコミュニティフォーラム、slack、Asanaスペース
日本のコミュニティメンバーは100名~
・急成長している!
コミュニティグロースのロードマップ
・初期のコアな方と一緒に火をつけるというのをやった
・周りのメンバーにも影響がでてきた
・ソーシャルの発信、メンバー主催イベントなど
・今後はコミュニティの拡大・自走が重要
・メンバー管理の自動化
・リーダー→フォロワー→リーダーの連鎖
・Enterprise顧客は顧客社内コミュニティの拡大が必要
3つのポイント
・Delight:喜んでもらう
・SpotLight:脚光をあてる
・Co-create:一緒に作る
Delight
・万人に喜ばれるのはモノをあげることw
・前提としてある程度プロダクトが好きで来てるのでノベルティはすごく喜ばれる
・asanaの場合キャラクターがたくさんいる
・なのでいっぱいあげている
・認定ステッカーをあげる
・手書きのメッセージを添える
・事前にスイーツ、お茶・コーヒーを送る
・一つの場所に集まれないが、同じ物理体験を共有することで一体感を
・大きめのイベントまえにもスペシャルなプレゼント
・SwagBoxをプレゼント。一見さんでもわたす。うれしいはず
SpotLight
・コミュニティに貢献してくれた人を褒めてたたえたい
・ボランティア。認められたいとか影響力をもちたいという方にこたえる
・他のメンバーのお手本になる
・ニュースレター表彰
・動画コンテスト
・おもった以上に動画が投稿された
・金銀銅メダルを決定
・マイタスク選手権 byミートアップ
・その場で投票して選ぶ
Co-create
・メンバーと一緒にコミュニティを作る
・プログラムを一方的に押し付けるのではなく、やりたいことを応援し実現できるものでありたい
・良いアイディアをもらったらそれを取り入れてよくしていきたい
・共感してくれ、当事者として関わっているメンバーと一緒につくりたい
コミュニティメンバーにイベント主催してもらう
・12回開催してくれている
・ミートアップでの懇親会運営、クイズ出題
メンバーのアイディアを取り入れる
・ブレイクアウトルームとかもやっていたが、、
・LEAN Coffeeスタイルの懇親会をユーザーが提起
・これをasanaの看板でやるのがよかった
・LEAN Cofeeスタイルの手順
・事前に何を話したいのかを貼ってもらう
・自分が話したいものをいいねする
・投票が多かったものをみんなで5分話す
・次の話題にうつるかそのまま続けるかどうかきめる
・一人コミュマネでも壁打ち相手がいるのが素晴らしい
コミュニティからのフィードバックをプロダクトに反映
・製品開発の過程にコミュニティの声を取り込むというフィードバックループがある
まとめ
・1人でコミュマネをやっていて社内で助けてくれる人もいない
・まず喜んでくれもらい、脚光をあて、一緒に作ると全員たのしいよね
質問・QA
・日本のユーザーの特徴ってありますか?
・意外と特殊ではない。そんなことはない
・日本と海外のコミュニティの違いはあるか?
・ミートアップ、勉強会って日本独自
・セミナーと懇親会がセットなもの
・アメリカのコミュニティはワークショップなど単体で懇親会はネットワーキングと別物になっている
・カジュアルな情報交換のハードルが高い?
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