大城美佐子先生ご冥福をお祈りします
先ほど、那覇葬祭での大城美佐子先生お別れの会に参列してきました。
実はここ一ヶ月ぐらい、美佐子先生とお仕事させてもらってた僕としては、色々も思うことがあり、少し振り返りながら書いてみたいと思います。
どこから話せばいいだろうか、
まずは2年前の2018年6月26日、慰霊の日にイベントで一緒になり、初めて生でLIVEを観る事ができました。
KOYOさん主催で桜坂の喫茶カラーズで開催されたイベントは、慰霊の日ということもあり、大御所美佐子先生の雰囲気が物凄くマッチしていました。
あの唄声と三振の音色に、普段クラブで遊んでる若者中心のお客さんも皆んなブッ飛ばされたんじゃないでしょうか。
愛煙家の先生がライブの合間に煙草に火をつけ、泡盛をロックで嗜む。
普段は禁煙のカラーズもこの時だけは灰皿を出してたな。笑
そしてこれを機に何かとご縁があり、churashima navigator がリミックスを担当した作品には、浮島StreetS名義で光さんとアユカが参加しました。
リミックスの方はApple Musicなどにもあるので、是非聴いてみてほしいです。
そしてつい先日、2020年の年末にカドカワ企画の「萬國妖怪博覧会」 へ出品する美佐子先生の作品制作のお話しを頂きました。
※現在「萬國妖怪博覧会」は延期となっております。詳しくはオフィシャルホームページで
美佐子先生の思い出の地、宜野座の潟原(かたばる)の干潮時に現れる広大な干潟で行われたロケ。
写真を見ての通り当日は雲行き怪しい天候…
振替の撮影スケジュールや美佐子先生の体調を気にかける僕ら撮影班の心配をよそに裸足で撮影に挑む美佐子先生は流石でした。
そしていざ撮影が始まると、タイミングを見計らったかのように雲の隙間から指す光。
なんか凄い撮影に関われてるんだな〜と、あの場にいた全員が感じていたと思います。
あの広大な景色に美佐子先生の唄声。
公開が凄く楽しみです。
後半は場所を移して美佐子先生のお店「島思い」へ。
アリトさんも駆け付けてくれました。
今度はライブセットを組み、レコーディングしながらの撮影。
朝から続く長丁場の撮影にも関わらず、納得がいかない時は自分から撮り直しを希望する先生。本当に最後までプロフェッショナルでした。
そして、深夜0時を回った頃にようやく撮影が終了。
ですが、当日は撮影の邪魔になるという理由でお酒を我慢してた美佐子先生はここからが本番。
僕は3時頃に失礼しましたが、最終的には朝の5時まで打ち上げは行われてたみたい。笑
84歳の美佐子先生、なんともパワフルでした!
もちろん泡盛ロックで!
そんな関われただけでも光栄な撮影から一か月。
まさに完成に向けての編集作業中に届いた訃報でした。
報道にもある通り、自宅で安らかにお亡くなりになった美佐子先生。
今日聞いた話では、亡くなる前日は誰とも会っておらず、当日連絡が取れないので心配になり、自宅へ迎えに行ったらソファーで携帯片手に発見された様です。
苦しくなって救急に電話しようとしてたのかな…それとも携帯触ってた時にいきなりお迎えがきたのかな…
今となっては誰も何も分かりませんが、最期は苦しむことなく逝ってくれたと願うばかりです。
ジャンルは違えど、音楽やアート、そして「沖縄」を愛する僕にとっては、先生が遺した音楽や映像作品、そして生き様は必ず沖縄の未来に繋がると信じて生きていきます。
大城美佐子先生、本当にお疲れ様でした。
合掌。
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