世界はアイドルを中心にまわってる?
幼い頃から日本のアニメやバラエティに親しんできた中国のTさんは、9月から大学院の研究生として日本に留学する予定です。とても流暢に日本語を話します。
「これまで日本に来たことはありますか?」「はい、コンサートに3回行きました」
「コンサート?」「はい!嵐のコンサートです!」「!」
抽選でチケットが当たった時はうれしくて、大学の授業があるため、金曜から3日間で日本に弾丸旅行したと言います。
彼女に限らず、日本の番組をよく見ている人は発音が滑らかで、話し言葉の表現もこなれています。
「嵐、昨年末に解散しちゃいましたよね」「違います、解散じゃありません!活動休止です」「あ、そうでしたか。失礼しました」
「この週末は、上海で映画祭があるので楽しみです」「そうなんですか。上海までどの位かかりますか?」「飛行機で2時間です」「えっ!」
「嵐も出るんですよ!」「チケットはあるんですか?」「友だちが送ってくれました。一緒に行きます」
彼女の話はアイドルからドラマ、俳優に移っていき、日本の番組の視聴に相当時間を費やしていることが伺えました。日本に来たら、大学院の勉強以外に楽しいことをいっぱい見つけられそうです。
きっとTさん、今頃は上海国際映画祭を楽しんでいるのかな。勉強の延長線上に大好きなものがあるって最強ですね。