いとしのAFURI #8 辛紅 まろやかで優しい口当たり。『冷やし柚子白醤油らーめん』
自分へのご褒美に。
7月20日。もっとも難しいと思っていたテストの関門を越え、満を持して私は辛紅を訪れた。
今回食べようと思っていたのは、『冷やし柚子白醤油らーめん』。0から8まである辛紅の辛さ指標の『0丁目』にあたる、辛くないメニューである。
『白醤油』というくらいだから、おそらくAFURIの『柚子醤油らーめん』とは全く違う味付けになっているであろうこともあり、私にはこのメニューがいったいどんな味なのか、最初に口をつけるまでは想像もできなかった。
感じたことのない滑らかさ。
満を持して、『冷やし柚子白醤油らーめん』が現れた。
鶏チャーシュー、メンマ、白髪ネギと小ネギ、味玉と、辛紅の冷やしではお決まりの組み合わせ。一方、スープの方は、今までのメニューとは異なる色をしていて、柚子塩らーめんよりもやや濃い、輝くばかりの透明な黄金色をしている。
味はどうかというと、一口食べた瞬間、口の中をまろやかで優しい味に包み込まれる。今まで感じたことのないマイルドな醤油味で、舌触りと喉ごしのよい食感である。柚子の香りも強く、一口ごとに爽快感がついてくるので、暑い夏にはぴったり。
また、調味料による味変によってもその味は大きく変化する。卓上の『激辛どろ辣油』をほんの少し(1匙にも満たないくらい)入れてみたり、『生姜りんご酢』を合わせてみたり。辛味や酸味を加えてみても、また違った魅力を味わうことができるだろう。
おわりに
今回は、冷やし柚子辛紅の対をなす、『冷やし柚子白醤油らーめん』を食べてみた。柚子香る、やわらかなこの品はいまだどこにもないオンリーワンの、しかも夏にぴったりの最高の味だと思う。辛紅といえばどうしても辛いものに行きがちであるが、『冷やし柚子白醤油らーめん』も一度食べると忘れられず、とても存在感を放っている。
冷やし柚子白醤油らーめん、推します。