§1 構造屋が挑む建築基準適合性判定資格試験


令和5年度の建築適判試験に合格しました。

この試験にチャレンジされる方は、あまり情報が多くない中で苦戦されているかと思います。

また、私は構造の人間でして面積や高さとかどうでもいいと思っているくらい意匠が苦手です。

意匠の方が「4号の計画1は楽勝だ」とか言ってますが、それすら理解できない者はこの試験にどう立ち向かえばよいのか、、

同じような境遇の方の一助になればと思い筆を執る次第です。

※※
当たり前の注意事項ですが
・私が受験した年の話であって最新の情報ではありません。
・意匠が苦手なので間違えている箇所もあります。問題や法律の解釈はいたしません。
・個人個人に適した勉強法が一番です、「これをすれば受かる」なんて断言は一切いたしません。
※※

令和4年まで 試験に向かうモチベーションの話

さて、令和5年で合格した、と先に言いましたが実は5回目の試験でした。

確か平成28年か29年から3年連続で落ち、4回目は令和4年、と
もう意匠屋さんから見ると落ちこぼれですね。構造屋から見てもそうかもしれません。

最初の3回に落ちた原因を一言で言うと
モチベーションの欠如、これに尽きます。

当時から仕事は構造だったのですが
建築適判は自分にとってはあまり必要ではない・全く必要ではないところで
会社からも「出来れば取って欲しい」程度、プレッシャーは高くありませんでした。
3回までは会社から受験料の補助が出たので、じゃあ受験するか、という気持ちでした。

日々の実務で構造審査はそれなりに忙しかったのもあり、就業時間外に意匠の勉強する気持ちにはなれませんでした。

ゼロ勉強で挑めば、そりゃ落ちるよ。

1回目は午前の考査Aだけ受けて、こりゃ無理だ、と午後は帰りました。
2回目は試験当日バックレです、会場に行ってません。会社には試験休暇で届け出、したとかしないとか。
3回目はERIの自宅学習コースに2,30万くらい払っておいて宿題には一切手を付けず、試験当日も途中で帰って映画を見に行った思い出が蘇ります。

真面目に試験受けた方、試験元、申し訳ありませんでした。

その後、構造設計一級建築士や構造計算適合性判定員の試験のある年になったり、プライベートで結婚やら転職やらで意識が建築適判には向かないという言い訳で申し込みもしない年が続きました。

令和3年が転機だったのですが、奥さんが建築適判に受かりました。
その年は私も家事をほぼ引き受け奥さんの試験に協力しましたが
「こいつ、まさか一発で受かるとは。家庭内のヒエラルキーが、、」
と思ったのは否定できません。

試験に向かうモチベーションは人それぞれだと思います。
会社からの圧力、給料、昇進、、、

私にとって建築適判は実務での必要資格ではありませんでした。
構造一級と構造適判もってるんだから、もういいでしょ、とは今も思っています。
が、将来的に転職の選択肢を狭めない為に取得しなければ、と思い令和4年の試験に向かうことにしました。

尊敬スル奥サンニ近ヅク為ニ頑張ロウ、と意思を固めた令和3年でした。
言っておけと脅迫されたわけではありません。本家庭にいじめはありません。


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