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【解説】ノスレギュに忍者が来た! 独自レギュで組む【忍者】デッキ

 どうも、お久しぶりです(∑っ•﹏•c)

 10月に5回目の大会を控えた遊戯王マスターデュエルの独自レギュレーション「#ノスレギュ」。ただイマイチどんなデッキを使えば良いか判らない……そんな中、すっっっごく良いストラクチャーデッキが出ました。そう。

 忍 者 で す 。

 という訳で今回は、ノスレギュで組む【忍者】! おすすめビルドやおすすめカード、戦い方などなど、さっくりお届けしたいと思います。
 では、どうぞ。




 1 【忍者】とは?


 【忍者】は1999年発売のVol.3、2003年発売の混沌を制す者から登場した、装備魔法や《忍法》罠カードを駆使して戦う戦士族中心のカード群です。
 基本的には《忍者》下級モンスターを召喚。様々な妨害効果を持つ《忍法》罠カードを構え、相手の行動に合わせて《忍法》を起動。状況を自分有利に持っていきながら、上級、最上級と展開していきます。
 といっても、どんなカードがあるのか解らないと思うので……

 現状、レギュレーションで禁止の

 これら(+リンクやペンデュラム)を省いた、全カードを解説していきます。


 ・カラー忍者

 リバース戦術を得意とするシリーズ群。隠れ潜み、欺き、派手な連撃で仕留めたい貴方におすすめ。

《青い忍者》《赤い忍者》はそれぞれ魔法罠カードを破壊できる。《忍法分身の術》や《渋い忍者》から大量展開し、相手の備えをズタズタにしよう!
表側で特殊召喚されたカラー忍者を裏側にし、更にリバースまで手伝ってくれる期待の新人。ただ、単体では役に立たないカードなので、やや玄人向け。
手札から他の下級忍者を特殊召喚できる。1900打点のアタッカーを出しながらカラー忍者を裏側で展開できるので、カラー忍者では必須カード。
コストはやや重いもののエスケープ効果を持つ。《忍法超変化の術》や《異次元》シリーズなどとコンボをしながら、1700の準アタッカー火力を活かしたいところ。
リバース時に守備表示モンスターを破壊できるカラー忍者の紅一点。忍者は表示形式変更カードとも相性が良いので、見た目よりは使いやすい除去効果。
成金と書いてゴールドと読む。手札の罠カードをコストにデッキから下級忍者を展開できる。カラー忍者を呼んでも良いし、後述する《忍者マスター》達を呼ぶのも良い。
渋い銀色が鈍く輝く、カラー忍者の頭領。リバース時に手札・墓地から好きなだけ忍者を展開できる。裏守備限定ではあるものの、制限や制約は一切無いので、派手な大量展開をしたい際は候補。

 ・竜の忍者

 カラー忍者からの派生シリーズ。《変化の術》系カードからスムーズに展開でき、敵を翻弄する。

フリーチェーンで1ターン中《デモンズチェーン》効果を付与できる。攻撃力がやや頼りないのが難点。《忍法空蝉の術》等で補おう。
出た時にチェーン不可のセットカード除去(デッキトップ送り)を行う。ドローロックをかけながら2400打点が出るのは強力。チェーン途中だとタイミングを逃すので注意。
フリーチェーンの除外効果、そして自身が場を離れた際に一斉帰還させる効果を持つ。自身も除外できるので、攻撃→除外→再攻撃といった芸当が可能。
自陣の魔法罠全てに破壊耐性を付与する永続効果を持つ。攻撃力も2700と高く、安定感がある。紅一点。
竜の忍者最強と呼び声高い渋い漢。フリーチェーンで魔法罠を2枚まで破壊できる上、攻撃力が3000もある。ストラクチャーには入っていないが、1枚は生成しておきたい。

 ・忍者マスター

 汎用性の高い、優秀な忍者モンスター群。迷ったらとりあえず入れておこう。

忍者界最強初動。召喚時に《忍法》、反転・特殊召喚時に《忍者》をそれぞれサーチできる。【忍者】を組む際はとりあえず3枚入れておこう。
攻撃した表側守備表示モンスターを問答無用で破壊する下級アタッカー。光属性なので闇属性忍者と合わせて【カオス】ギミックを採用できる。

 ・黄昏の忍者

 BREAKERS OF SHADOWで登場したモンスター群。忍者マスターと同じく、汎用性の高いモンスターが在籍する。

他の忍者を攻撃・効果対象にできなくする永続効果、自身が破壊された場合に発動する忍者サーチ効果を持つ。2体並んだ際のロックはかなり強固。貴重な忍者サーチなので、迷ったら入れておくと良い。
手札から忍者を捨てることで、全体破壊耐性付与か、自陣忍者1体の攻撃力を1000アップができる。自身対象でも3300となり、【忍者】の欠点である攻撃力の低さをカバーできる。

 ・機甲忍者

 ORDER OF CHAOSで登場した忍者モンスター群。レベル操作効果やサイバードラゴン式の特殊召喚効果など、エクシーズ戦術に特化している。

《機甲忍者フレイム》はレベルアップ、《機甲忍者エアー》はレベルダウン効果を持つ。エースモンスターである《No.12機甲忍者クリムゾンシャドー》を狙うなら《フレイム》、ランク3・4を狙うなら《エアー》と使い分けたい。
墓地にある場合、直接攻撃を1度無効にすることができる。《No.39希望皇ホープ》などのエクシーズ召喚に使用し、保険として墓地に抱えておくと役に立つ。
実は忍者では貴重な、自分だけで展開できる上級忍者。《機甲忍者》モンスターとのコンボで各種エクシーズに繋げよう。
機甲忍者のエースモンスター。2400の攻撃力に破壊耐性を持っており、堅実に攻め、守ることに長けている。

 ・○の忍者

 DARKWING BLAST以降に登場し続けている忍者モンスター群。種族がバラバラなのが特徴で、各種族のサポートや戦術を取り入れることができる。

手札から墓地に送ることで発動できる展開効果、自身は特殊召喚・リバースしたターン中破壊されない効果、そして忍者専用の融合効果を持つ。基本的には①か③目当ての採用になるか。また、鳥獣族なので《ゴッドバードアタック》に対応している。
自身を特殊召喚する効果、相手の効果を無効にし、さらに自陣忍者モンスターをリバースさせる効果を持つ。カラー忍者のサポートの他、自身が昆虫族である事を活かし、昆虫族戦術やサポートを採用できる。
自身を特殊召喚する効果、特殊召喚・リバース時に自陣カードを再利用できる効果を持つ。初動に関わらないので優先度は低め。獣族のサポートや戦術を取り入れる事ができる。
出た時・リバース時に手札・墓地から忍者を裏側で展開する効果、墓地にある際に使用できる対象耐性効果を持つ。忍者では貴重な下級展開モンスターなので、とりあえず入れておくと良い。
出た時・リバース時にフィールドのモンスター2体を裏守備にする効果、フィールドのモンスターがリバースした場合に発動する破壊効果を持つ。カラー忍者軸だけでなく、単純に妨害手段としても優秀。岩石族なので【化石】などの岩石族戦術を取り入れる事ができる。
種族の異なる自陣忍者2体から特殊召喚できる融合忍者。特殊召喚・リバース時にフィールドのカード1枚を除外する効果を持っており、基本的には使い捨ての除去手段。リバース戦術に特化させれば繰り返し使用できる。

 ・がんばれゴエモンシリーズ

 《忍者義賊ゴエゴエ》を主軸とした風属性忍者モンスター群。魔法罠のバウンス除去に長けているのが特徴。

戦闘ダメージを与えた際、2枚ハンデスをする事ができる。後述する《覆面忍者ヱビス》《女忍者ヤエ》の魔法罠バウンスからハンデスに繋げると、圧倒的なカードアドバンテージ差を突きつけることができる。
自陣忍者の数だけ相手の魔法罠をバウンスし、《忍者義賊ゴエゴエ》をダイレクトアタッカーに出来る。《忍者義賊ゴエゴエ》軸ならほぼ必須。変化すると美人になる。
手札の風属性モンスターをコストに相手の魔法罠全てをバウンスする効果を持つ紅一点。風属性主体のデッキビルドをする必要はあるものの、効果自体は強力。

 ・その他忍者

【カラクリ】との混成構築が可能。機械族なので《超重武者シノビ-A・C》などのシンクロ召喚も狙える。
【ペンギン】との混成構築が可能。バウンスだけなら《女忍者ヤエ》らで充分なので、どうにか名称や種族を活かしたい。
忍者では貴重なシンクロモンスター。守備力2800を構えながらダイレクトアタッカーをこなせる優等生。
超重武者縛りはあるものの、魔法罠除去効果を持つ。

 ・忍法、その他サポート

戦闘破壊耐性を付与する忍法。忍者は下級や場持ちが悪いシステムモンスターが多いので、結構使いやすい1枚。
自陣忍者をコストに相手モンスターを除外する忍法。フリーチェーンの除外カードというだけで優秀なので、とりあえず入れておくと良い。
自陣忍者を獣・鳥獣・昆虫族に変化させる忍法。《ダークシムルグ》や《王虎ワンフー》など、制圧力に優れたモンスターを展開できる。
自陣忍者と相手モンスター1体を巻き込み、ドラゴン・恐竜・海竜族に変化させる忍法。攻撃力に優れたモンスターが多く在籍する種族が対象なので、除去しながら攻めたい時に。
自陣忍者を相手の墓地のモンスターに変化させる忍法。単純に強力なモンスターを奪取する使い方以外にも、蘇生カードや《貪欲な壺》の妨害といった使い方がある。
自陣忍者を複数、または単体の忍者に分身させる忍法。下級忍者でも大量展開できる。カラー忍者では必須。
忍者または裏側守備表示モンスター1体を忍者に変化させる忍法。②の効果で再利用もでき、無駄がない。
相手の攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させ、その後は表示形式不可のデバフを相手全体に付与する忍法。1枚くらいあると防御札として便利かも。ただ、基本的には《空蝉の術》の方が使い勝手が良いので、《忍法落葉舞》で繰り返し使えるようにしたい。
相手のモンスターが特殊召喚される度、その攻撃力を半分にする忍法。攻撃力に難のある【忍者】では見た目以上に頼りになる。1枚くらい採用しておくのがおすすめ。
自陣忍法を全て破壊し、代わりに2枚ドローする忍法。玄人向け。
手札から下級昆虫族を2体まで特殊召喚する忍法。昆虫族軸なら採用の余地あり。②はこのレギュレーションだとインクのシミなので無視。
手札の忍者を忍法に変換する永続魔法。安定感を上げたい方にはおすすめ。
忍者の攻撃力を700アップできる装備魔法。攻撃力に難のある忍者の攻撃力を700上げつつ、700バーンでキルまで狙える意外と優秀なカード。装備魔法をサーチできる永続魔法《工作箱》を採用する際は採用候補に。
装備モンスターの攻撃力を500アップし忍者扱いとする効果、墓地の忍者をコストに発動する破壊効果、このカードがフィールドから墓地に送られた場合に発動する蘇生効果を持つ装備魔法。《忍法落葉舞》とのコンボや汎用除去札として。
自陣に忍者が展開される度に発動する回収効果と、自陣忍者・忍法を破壊から守る効果を持つフィールド魔法。ピン採用しておき、《忍者MASTER HANZO》などからサーチして貼ろう。

2 基本戦術

 まずは下級モンスターの《忍者マスターHANZO》や展開効果を持つ《成金忍者》《銃の忍者-火光》姉さんを召喚し、忍者戦術の下準備。相手の戦術に合わせた忍法をセット・発動し、相手の攻勢に備えます。

【忍者】は序盤の下級モンスターが肝! ここを安定させるかどうかで戦いやすさがかなり変わります。

 その後は何を軸にデッキビルドするかによりますが、基本的に各種《忍法》から上級・最上級モンスターを展開します。

この辺りは本当に好み。正解は特にありません。

 《忍法》から展開した上級・最上級モンスターで攻め立て、《忍法》で妨害し、翻弄する。これが【忍者】なのです。


3 デッキビルド編

 基本が解ったところで、いよいよデッキ作りです! ここでは個人的におすすめのビルド例を3つ程上げておきますので、ノスレギュで構築する際の参考にしてください。

 ・【変化・超変化軸下級忍者】

 基本戦術はそのまま。各種変化系カードから状況に合わせてモンスターを呼び出し戦うタイプ。
 《王虎ワンフー》《ダークシムルグ》による行動制限を敷きつつ《黄竜の忍者》を展開。打点が足りなければ《化石融合》から《化石》融合モンスターを呼び出し、ねじ伏せます。
 《重の忍者》おじちゃんは2枚にしても良いかもしれない。

 ・【カラー忍者】

 カラー忍者達を大量に採用したリバース型のデッキ。《重の忍者》おじちゃんを中心としたリバース効果で妨害しつつ《渋い忍者》から大量展開。一斉リバースで勝負を決めます。

 ・【機甲忍者】

 エクシーズ主体型。《No.12機甲忍者クリムゾン・シャドー》を中心に据えつつ、堅実に攻められる。ただ、搦手を使えなくなっているので、そこは忍法で補いたい。


4 さいごに。あと宣伝とか

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます(∑っ•﹏•c)
 気がつけば長いことやっていた、遊戯王マスターデュエル独自レギュレーション「ノスレギュ」。宣伝力が不足しているなぁと痛感する毎日なので、どーにかこーにか記事やツイ……ポストをしていきたいところです。

 さて。
 来月、10月の21日にイベントやります。

https://nostalgia-regulation.tumblr.com/?source=share

 第5回#ノスレギュ大会 岩投げ鯖杯、開催決定です!!
 ペンデュラム実装後、初の大会。どんなデッキ、どんな決闘者が来てくださるのか。楽しみで怒気土器です。
 詳細や規制リストは上記リンクからご確認ください〜

 では、またこんど。


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