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‘‘独自レギュレーション’’、そしてノスレギュという選択肢。【ノスレギュ】【遊戯王マスターデュエル】

 はい。トロワーです。

 絵を描いたり描かなかったりしているこの人ですが、実は遊戯王マスターデュエルでの‘‘独自レギュレーション’’『ノスレギュ』の運営もやっていたりします。
 独自レギュレーションで何ぞや? となると思いますが、要は公式の『○○フェス』のように、違った規制……ゲーム性で楽しむものです。ノスレギュの特徴を挙げますと、

  • 遊戯王OCGの6期〜8期をイメージしたゲームスピード

  • リストに無いエクシーズ、リンク、ペンデュラムが禁止

  • カードプール自体の縛りは無し

  • 蘇生カード、魔法罠破壊カードを中心に規制

といったところ。

 6期〜8期くらいをイメージと言いましたが、より具体的にするならば「6期〜8期のif(もしも)」です。当時本来は存在した筈の【化石】や【サイバーエンジェル】、本来居なかった【捕食植物】や【ドラグマ】……そのif(もしも)を見たくて考えました。

 ゲームエンドまでのターン数は大体5ターン〜10ターン程。魔法罠破壊が少ないことで罠や速攻魔法が強く、蘇生が少ないことで場持ちやデッキ自体の安定性が重視されやすく、一方で安定性を切り詰めた先攻展開デッキやワンショット系デッキはそれなりにリスクを背負っています(そもそもの規制の関係で先攻展開に旨味が薄い)。
 要するに、受けさえしっかりしていれば割とどんなデッキでもやれます。

 メインの活動場所はDiscord岩投げ鯖( https://discord.gg/7ZHGgw7Mxv )。隔月でのノスレギュ大会に加え、プレイヤー間の対戦交流会が不定期かつ頻繁に行われています。デッキ相談・対戦・意見交換がこれ1本で済みます! お得ー。

▬ ▬ ▬ ▬ ▬

▼ こんな方におすすめ!!

・公式戦のゲームスピードが早すぎると感じる
・懐かしいデッキをリペアして使いたい
・使いたいけど環境に合わなくて使えていないカードがある

▬ ▬ ▬ ▬ ▬

Discord 岩投げ鯖 (推奨)
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ノスレギュ大会優勝経験者 黒蜜猫さん マサキさんのnote

 ノス大会優勝経験者である方達のnote記事リンクです。




 ノスレギュで強いデッキって?

 これはプレイヤーによって多少意見が分かれる部分ですが、運営兼一プレイヤーとしての視点で挙げるとするなら……

  • 対応力のあるデッキ

  • 持久力と安定感のあるデッキ

  • 罠カードを構えられるデッキ

でしょうか。
 対応力のあるデッキは《デュアルスパーク》を持つ【デュアル】や、《マジシャンズ・ナビゲート》を持つ【ブラックマジシャン
 持久力と安定感は破壊時の保険がある【シャドール】や、防御力の高い【ティンダングル
 罠カードは強力なカウンターを持つ【フォトン】や、《オルターガイスト・プロトコル》を抱える【化石/オルターガイスト】

 要するに、現在のノスレギュ環境はミッドレンジ(中速)かつ伏せカードが強い。伏せカードが強いことにより破壊耐性を持ったエースも強力。という環境です。ざっくり。

 フリー対戦・大会を問わず、この3点はノスレギュデッキで重要なポイントです。「1ターンの展開に全てを賭けるぜ!!」を悪く言う訳では無いのですが、このレギュの規制環境ではそれ相応のリスクを伴うプレイになってしまいます。バロネス居ないって辛いんだなって。

 さて。長々と語ってしまいましたが、ここからは、そんなノスレギュの対戦シーンでよく見かけるデッキや、おすすめのデッキを幾つか挙げていこうと思います。


あ行

・【アームドドラゴン】

圧倒的な攻めが持ち味の正統派ドラゴン・ビートダウン!

 【アームドドラゴン】は風属性・ドラゴン族である《アームド・ドラゴン》達を主軸としたビートダウンデッキ。

▼ 戦術

 《アームドドラゴンサンダーLV3》から始動。相手の様子を見つつLV5LV7orパイルアームドと進化。進化コストにした墓地カードで《ドラグニティアームズ-グラム》などを展開。あとは適宜攻めたり、妨害をかましたり。
 準備が出来たら《アームド・ドラゴン LV10-ホワイト》《ドラグニティアームズ-グラム》など多数のアタッカーによる多段的かつ熾烈な猛攻撃で勝負を決めに行こう!

▼ 主なカード解説

アームド・ドラゴン・サンダー LV3
武装竜の霹靂
 始動。

アームド・ドラゴン LV3
 《武装竜の霹靂》前提。たまに素のLV5を出してビートダウンする時がある。

アームド・ドラゴン・サンダー LV5
 風・ドラゴンをサーチできる。後述する《ドラグニティアームズ-グラム》もサーチできる偉い子。

アームド・ドラゴン・サンダー LV7
 アームドドラゴンカードをサーチできる。《武装竜の震霆》か《アームド・ドラゴン LV10-ホワイト》をサーチしたい。

アームド・ドラゴン・サンダー LV10
 相手ターンフリーチェーン破壊。実はノスレギュではフリーチェーン破壊持ちは貴重なので、結構強い。流石に2枚は入れない。

アームド・ドラゴン LV10-ホワイト
 エースカード。攻撃しながら盤面破壊&サーチした《白のヴェール》での魔法罠全破壊をかます。除外コストは自然と貯まるので実質タダ出し。

ドラグニティアームズ-グラム
 エースカードその2。墓地を除外コストにどこからでも湧いて出る2900打点。《白のヴェール》ともシナジーがある。

▼ 弱点

 初動事故。防御力がやや低い部分が弱点。
 初動は安定をとるなら、リクルーターである《仮面竜》《ドラゴンフライ》辺りを採用すれば良い。
 防御力は《バトルフェーダー》や《捕食植物セラセニアント》《PSYフレームギアβ》に代表される攻撃誘発系を採用することでカバーが可能だが、その分爆発力は落ちる。


・【暗黒界】

社長、バトルの時間です!

 【暗黒界】は手札から捨てられることをトリガーに展開する、悪魔族のコントロール・ビートダウンデッキ。

▼ 戦術

 何と言っても《暗黒界の龍神グラファ》の攻撃力と拡張性の高さがウリ。豊富な手札交換カードでデッキを回転させる【スーパードロー】から堅実な【コントロール】まで何でもござれ。
 基本的には《暗黒界の門》や《暗黒界の取引》などで手札を回していき、各種暗黒界の効果を起動。攻められるタイミングで《暗黒界の龍神グラファ》の総攻撃で勝負を決めよう。

▼ 主なカード解説

暗黒界の龍神 グラファ
 通称社長。門があるだけで攻撃力3000。それだけだが、それが強い。極論【暗黒界】は除去ってグラファを3体並べて殴るで良い。

暗黒界の魔神王 レイン
 【暗黒界】が新たに獲得したアタッカー。門状況で3300打点に加え、手札から捨てられた際に《グラファ》をサーチできるのも優秀。

暗黒界の尖兵ページ
 捨てられると出てくる。それだけ。それだけなものの、それ故に癖がなく、安定して展開できる。特に《暗黒界の龍神グラファ》と相性が良い。

暗黒界の術師 スノウ
 門でも取引でも何でもござれな万能サーチ。

暗黒界の門
暗黒界の取引
墓穴の道連れ》他
 手札交換兼【暗黒界】起動カード。

暗黒界の洗脳
 モンスター効果対策。実はターン1が無いので上手くハマれば2回3回と止められる。

▼ 弱点

 手札交換カードは相手にもカードを引かせてしまうので、場合によっては敵に塩を送る事になりかねない。安定を取るか、爆発力に突き抜けるかはプレイヤー次第。


か行

・【化石】

決めろ、王の剣!

 【化石】は自分・相手の墓地を素材に、様々な融合モンスターを融合召喚するミッドレンジのビートダウンデッキ。
 この記事のサンプルレシピでは元Tier1(現Tier2上位)【化石/オルターガイスト】を主軸に解説していきます。

▼ 戦術

 相手の厄介なモンスターの再利用を封じる化石融合が特に強力であり、如何に相手モンスターを墓地に送れるかが戦術の鍵。
 攻撃時除去効果を持つ《オルターガイスト・メリュシーク》、除去・展開を兼ねる罠の《黒魔族復活の棺》カウンター永続罠《オルターガイスト・プロトコル》などで相手エースやシステムモンスターを除去。《岩投げエリア》で戦線を維持しつつ《化石融合-フォッシルフュージョン-》を発動! 融合召喚した化石融合体で一気に勝負を決めに行きます。

▼ 主なカード解説

※オルターガイスト部分はある程度割愛します
風化戦士
 墓地に送られることで《化石融合》をサーチできる。自身が岩石族なので、そのまま化石融合体の融合召喚に繋がる。

シェルナイト
 サンプルでは非採用。墓地に送られることで☆8岩石族をサーチ・特殊召喚できる。【化石】にガッツリ寄せるなら採用しても良い。

フリント・クラッガー
 サンプルでは非採用。①特殊召喚時に手札1枚とEXデッキの化石融合体の2枚を墓地に送る効果。②自身をコストに500ポイントのバーンダメージを与える効果(+オマケ)を持っている。即座に融合素材を確保できる①はもちろん、単純に自身を墓地に送れる②も優秀。【化石】にガッツリ寄せるなら採用しても良い。

新生代》化石融合体
 岩石族+☆4以下。基本的は貫通持ちの《スカルガー》安定。状況次第で2回攻撃の《スカルポーン》や化石関連下級をサーチできる《スカルバギー》を出すと良い。

中生代》化石融合体
 岩石族+☆5、6。攻撃力の関係上《スカルナイト》安定。《スカルワゴン》は専ら《フリント・クラッガー》の効果用。

古生代》化石融合体
 2回攻撃+貫通持ちの《スカルキング》、全体攻撃ダウンから3体攻撃+バーンダメージを与える《スカルコンボイ》、ダメージ倍貫通の《スカルギオス》と、3体の融合体全てがゲームエンド級の効果を持っており、【化石】デッキは最終的にこれらの融合召喚を狙うことになる。

オルターガイスト・メリュシーク
 攻撃時に相手フィールドのカード1枚を墓地に送る直接攻撃アタッカー。低い攻撃力で落とし穴を掻い潜りながら直接攻撃→除去までこなすので【化石】との相性はグンバツ。

奇跡の穿孔
 《風化戦士》などを墓地に送りながら1ドローができる通常魔法。サンプルでは環境を見て採用したりしなかったり。

岩投げエリア
 自軍モンスターを守りながら《風化戦士》を墓地に送れる。自爆特攻でも適用可能なので、攻撃力が低い【オルターガイスト】や《ブルブレーダー》などとの相性が良い。

オルターガイスト・プロトコル
 効果モンスターの効果の発動に対して発動できるカウンター永続罠。厄介な相手モンスターの効果を止めながら《化石融合》に繋がるので、無駄がない。

▼ 弱点

 相手の墓地が貯まらないと始まらないので、相手が意識してプレイする事で始動ターンが遅れる場合がある。除外メタ・墓地除外・融合メタも刺さるので、これ一本でやるのはリスクがある。出来る限り【オルターガイスト】などの相性の良いテーマと組み合わせて運用したいところ。


・【剣闘獣】

ネオスペーシアンから来た新たなkemono!

 【剣闘獣】は戦闘をトリガーとした交代効果と、展開したモンスター達による融合魔法を必要としないの融合……コンタクト融合による強力無比な制圧盤面が特徴のビートコントロールデッキ。

▼ 戦術
 交代効果を主軸に据えるため、まずは下級剣闘獣か融合体である《剣闘獣ガイザレス》辺りの召喚を狙う。
 下級剣闘獣なら下級本体+戦闘補助カード、《剣闘獣ガイザレス》から入るなら融合素材である《剣闘獣ベストロウリィ》+剣闘獣1体を1ターン中に揃えてコンタクト融合。《ガイザレス》の除去効果で露払いをしつつ攻撃を成功させ、交代効果を発動。☆5以上の剣闘獣2体を揃えて《剣闘獣総監エーディトル》のコンタクト融合→毎ターンの《剣闘獣》融合体踏み倒し状況まで持っていこう。

▼ 主なカード解説

剣闘獣ベストロウリィ
 通称苺。エースアタッカー《剣闘獣ガイザレス》の融合素材なので最優先で呼び出したい。交代時に魔法罠を1枚破壊する。

剣闘獣ラクエル
 基本アタッカー。とりあえずコイツで殴れば何とかなる。《炎王の急襲》のリクルートに対応しており、コンタクト融合素材を揃える際も頼りになる。
 融合可能な《剣闘獣ヘラクレイノス》は強力なモンスターなので、状況次第で正規コンタクト融合も視野に入る。

剣闘獣ムルミロ
 交代時にモンスター1体を破壊する。こんな見た目と攻撃力だが、必ず1枚は採用するべし。よくお世話になるはず。

剣闘獣ダリウス
 交代時に墓地の剣闘獣を蘇生できる。《剣闘獣ノクシウス》などで落としたモンスターを釣り上げ、そのままコンタクト融合まで繋がる。

剣闘獣ノクシウス
 直接攻撃時に特殊召喚し1度攻撃を耐える効果、デッキから剣闘獣を墓地に送る効果を持つ上級剣闘獣。とりあえず攻撃を止めながら《剣闘獣ベストロウリィ》を墓地に落としておくことで、《剣闘獣ダリウス》の蘇生効果、そのまま《剣闘獣ガイザレス》などのコンタクト融合に繋がる。

剣闘獣ガイザレス
 《剣闘獣ベストロウリィ》+剣闘獣。場に出た際にフィールドのカードを2枚まで破壊する2400打点。コンタクト融合はもちろん、後述する《再起する剣闘獣》のような蘇生でも発動するので、相手の盤面をあっという間に焼け野原にできる。

剣闘獣総監エーディトル
 ☆5以上の剣闘獣×2体。毎ターン毎に剣闘獣融合体を1体踏み倒して特殊召喚する起動効果を持つ。モンスター効果無効・攻撃誘導効果の《剣闘獣ドミティアノス》、魔法罠無効の《剣闘獣ヘラクレイノス》、戦闘破壊したモンスターの守備力分ダメージを与えるアタッカー《剣闘獣ゲオルディアス》など、状況に合わせて踏み倒すことができる。

再起する剣闘獣
 手札・墓地から剣闘獣を特殊召喚し、戦闘破壊耐性を付与する魔法カード。事故防止はもちろん、コンタクト融合素材の展開にも使用できる。

剣闘獣の戦車
 効果モンスターの効果を無効にし破壊するカウンター罠。なんたってスペルスピード3。ターン1も無いので、魔法罠を無効にする《剣闘獣ヘラクレイノス》と合わせることで盤石となる。

▼ 弱点

 召喚権に依存しており、《奈落の落とし穴》などの召喚反応系罠にはめっぽう弱い。コンタクト融合は表示形式を問わないので、手札からセット→そのまま《剣闘獣ガイザレス》を特殊召喚→相手のセットを破壊……と、安全を確保してから動くのを意識しよう。


・【ゲートガーディアン(三魔神)】

カイザーシーホース採用は大真面目。

 【ゲートガーディアン】は《Suijin》《Kazejin》《sanga of the thunder》……基い、3体の魔神モンスターと、その合体形態を主軸としたコントロールデッキ。

▼ 参考資料
原作 遊☆戯☆王 決闘者の王国編
遊戯王GX TURN10
十代&翔!タッグデュエル(前編)
遊戯王GX TURN11
十代&翔!タッグデュエル(後編)

▼ 戦術

 4種類ある魔神モンスターの合体形態の内、どれを主軸に据えるかによってバランスがやや変化する。サンプルでは《雷魔神-サンガ》寄りにビルドしている。
 先ずは合体を目指したいので《ラビリンス・ウォール・シャドウ》《迷宮の重魔戦車》などで魔神をフィールドに揃えていく。
 《雷魔神-サンガ》《風魔神-ヒューガ》が揃うと、関連カードのサーチ効果を持つ《雷風魔神-ゲート・ガーディアン》になるので、序盤はこれを主軸に立ち回る。
 《魔風衝撃波》《地雷蜘蛛の餌食》で嫌がらせをしつつ準備を進め、3体の魔神が揃ったら、すかさず《合体魔神-ゲート・ガーディアン》を合体召喚し、勝負を決めよう。

 余談だが、遊戯王GXターン10、11での迷宮兄弟の【ゲートガーディアン】のプレイングがかなり参考になるので、組み方に悩んだ際はそちらを参考にしてみると良いかもしれない。

▼ 主なカード解説

雷魔神-サンガ
 sanga of the thunder。3体の魔神モンスターの一柱。
 魔神モンスターでは最も攻撃力が高く、全ての2体合体形態よりも攻撃力が高い。合体下手なんじゃないだろうか。

風魔神-ヒューガ》《水魔神-スーガ
 3体の魔神モンスターの残り2柱。それぞれ属性や攻撃力が異なるので、好みでどれに寄せるかを変えてみると良い。

カイザー・シーホース
 迷宮モンスターの1体。貴重なアタッカーかつ《雷魔神-サンガ》のアドバンス召喚をこれ1体で済ませることができる。えらい。

惑星探査車
 迷宮モンスターの1体。場に《ラビリンス・ウォール・シャドウ》を形成する。

迷宮の重魔戦車
 迷宮モンスターの1体。デッキの魔神モンスターを場に魔法カードとして貼り付けに(以下、箱として配置)できる。フィールド《ラビリンス・ウォール・シャドウ》があると、さらに相手モンスターを対象に取らずに破壊できる。攻撃力も高い。

迷宮に潜むシャドウ・グール
 迷宮モンスターの1体。手札から捨てると《ラビリンス・ウォール・シャドウ》を手札に加えられる。相手モンスターの戦闘に反応し、その相手モンスターを破壊する墓地効果もあるので、防御札としても機能する。

雷風魔神-ゲート・ガーディアン
風水魔神-ゲート・ガーディアン
水雷魔神-ゲート・ガーディアン
 2体合体形態。魔神関連カードをサーチする《雷風魔神》、魔法罠無効の《風水魔神》、相手モンスターの攻撃力を0にする《水雷魔神》の3形態がある。

合体魔神-ゲート・ガーディアン
 3魔神の合体形態。3回まで発動できる対象無効&破壊効果を持つ。
 3750という攻撃力そのものが脅威であり、一瞬で場を制圧できる。守備を固められると弱いので、GXの迷宮兄弟のように《メテオストライク》や《ビッグバンシュート》で対策したい。

ラビリンス・ウォール・シャドウ
 迷宮フィールド。ターンに1度、魔神を1体箱として場にセットできる効果と、バトルフェイズ開始と同時に迷宮と一体化したウォールシャドウが襲いかかり攻撃力未満のモンスター1体を破壊する効果を持つ。
 実は同名ターン1がないので、張替えて発動を繰り替えすと魔神を量産できる。

森のざわめき
 迷宮サポートカード相手モンスターを裏側守備表示にし、場のフィールド魔法を手札に戻す通常魔法。相手の厄介なモンスターを裏側にしながら《ラビリンス・ウォール・シャドウ》を張り替えることができ、便利。

《ビッグバンシュート》
 ゲートガーディアン専用装備攻撃力を400アップし貫通効果を付与する装備魔法。守備を固められると弱い【ゲートガーディアン】では非常に重宝する。破壊されると装備モンスターを除外するデメリットを逆手にとり、相手に装備して除外してしまうのもアリ。

魔風衝撃波》《地雷蜘蛛の餌食
 迷宮サポートカード。どちらもフリーチェーンの破壊カード。

▼ 弱点

 守備を固められると弱い。また、フィールド魔法にやや依存しているので、《サイクロン》などを被せられると少し困る場面がある。


さ行

・【サイバー・裏サイバー】

俺は勝利をリスペクトする!

 【サイバー】は機械族が中心のテーマ。
 【表サイバー】と呼ばれる機械族群は高攻撃力の融合エースに特化、【裏サイバー】は墓地のドラゴン族や融合モンスターを装備して様々な戦術を展開・サポートすることに長けている。

▼ 戦術

表サイバー
 基本的には融合を目指す。《サイバードラゴン・コア》で手札を整えた後《パワーボンド》などを用いて融合し、圧倒的攻撃力でワンショットキルを決めよう!
裏サイバー
 ミッドレンジデッキ。召喚権を切らずに2400打点を供給できる。とりあえずビートダウンするだけで強い。素材が揃う中盤以降は融合も狙える。

▼ 主なカード解説

サイバードラゴン
 元祖サイバードラゴン。雑に特殊召喚できる2100打点なので、相手の厄介な下級を処理できる。

サイバードラゴン・コア
 サイバー・サイバネティック魔法罠をサーチできる。たまに卑猥とか言われる。

サイバードラゴン・ヘルツ
 墓地に送られると《サイバードラゴン》をサーチできる。

サイバー・ダーク・キメラ
 融合魔法《パワーボンド》をサーチできる。墓地融合も可能なので、状況が整ったタイミングで一気に決めに行きたい。

パワーボンド
 融合魔法。融合したモンスターは攻撃力が倍になる。

サイバネティック・オーバーフロー
 場・墓地のサイバーをコストにばら撒き破壊ができる罠。コスト捻出は《サイバー・ダーク・カノン》とかで。

サイバー・エンド・ドラゴン
 攻撃力4000を誇る【表サイバー】の切り札。貫通効果を持つ。攻撃名は「エターナル・エヴォリューション・バースト」。

鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン
 【裏サイバー】の切り札。墓地のドラゴンを装備し、その攻撃力を得る。《サイバーダーク・インパクト!》で比較的容易に融合召喚できる。攻撃名は「フル・ダークネス・バースト」。

キメラテック・オーバー・ドラゴン
 融合素材とした数だけ攻撃力と攻撃回数を得る【表サイバー】の到達点。なるべく《オーバーロードフュージョン》や墓地除外《パワーボンド》で呼び出したい。攻撃名は「エヴォリューション・レザルト・バースト」。

鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン
 【表サイバー】【裏サイバー】が一体となった、究極の融合モンスター。攻撃力5000に加え、相手の発動した効果を受けない圧倒的な耐性を持つ。《パワーボンド》で融合した際の攻撃力はまさに圧巻の一言。

▼ 弱点

 決め手が融合体に集中している為、融合までグダってしまうとジリ貧になってしまう。《パワーウォール》などで素早く融合素材を揃えたいところ。


・【シムルグ】

ザ・ノスレギュ中堅デッキ。

 【シムルグ】は召喚・セットメタに特化した鳥獣族テーマ。ノスレギュでは他テーマとの混成構築での採用が多く見られる。

▼ 戦術

 召喚が軸という性質上《増殖するG》などの特殊召喚メタにはめっぽう強い。
 基本的に《招神鳥シムルグ》《絶神鳥シムルグ》《烈風の覇者シムルグ》を中心に少数で出張採用される。特に《絶神鳥シムルグ》は召喚権を必要とせず、シンクロやエクシーズの素材として優秀。

▼ 主なカード解説

招神鳥シムルグ》 
 召喚時にシムルグカードをサーチできる。フィールド魔法《神鳥の霊峰エルブルズ》をサーチすれば実質召喚権を切らずに召喚できる為、見た目より扱いやすい。アドバンスに繋げたり《ゴッドバードアタック》のコストにしてしまったりしよう。

絶神鳥シムルグ
 鳥獣族モンスターの召喚・特殊召喚に反応し、手札の自身かシムルグモンスターを召喚できる。
 とりあえず自身を出して、《烈風の覇者シムルグ》を墓地に送りつつ《神鳥の来寇》《神鳥の霊峰エルブルズ》辺りをサーチするのが主な仕事。

烈風の覇者シムルグ
 攻撃力2900、魔法罠に反応して発動するデッキバウンス効果を持つエースモンスター。
 召喚で出ているので特殊召喚メタに強く、魔法罠にも耐性を持ち、かつデッキバウンス効果持ちとノスレギュのゲーム性にあまりにも噛み合っている。やられても③の効果で回収できるので安心。

神鳥の来寇
 手札1枚をコストにシムルグカード2枚をサーチできる。レアリティが高いのが玉に瑕。

《神鳥の霊峰エルブルズ》
 
鳥獣族・風属性モンスターの攻守+300。さらに毎ターン鳥獣族を召喚できる。シムルグを出張する際の理由の一つ。

▼ 弱点

 弱点らしい弱点は無い。強いて言うなら攻撃力3000を超えられるとしんどい……ぐらいだろうか。ここは【ガスタ】などで補えるかなと。


・【シャドール】

オピオンには気をつけよう
ミニ鈴丸さん提供【シャドール/御巫】

 【シャドール】は様々な特殊召喚戦術に対してメタ戦術を展開する、ミッドレンジ融合デッキ。

▼ 戦術

 優秀なリバースモンスター達と融合モンスターを使い分け、臨機応変に立ち回ることが出来る。
 影依融合が禁止のノスレギュでは、速攻融合魔法の《神の写し身との接触》と装備融合魔法の《魂写しの同化》を用いて融合召喚を狙う。
 
シャドール・ヘッジホッグ》《影霊の翼 ウェンディ》のリバース効果で状況を整え、《エルシャドール・アノマリリス》《エルシャドール・ネフィリム》などを融合召喚。複数展開し、物量で相手を擦り潰そう!!

▼ 主なカード解説

下級《シャドール》たち
 優秀なリバースモンスターたち。融合素材になった際も様々な効果を発揮する。ぶっちゃけノスレギュだとセットするだけで強いので、困ったらセットエンドで様子見をすると良い。

剣の御巫ハレ
鏡の御巫ニニ
珠の御巫フゥリ
オオヒメの御巫
 サンプル②。時間稼ぎ・戦線維持用。属性がバラけており、シャドール融合体の融合素材としても使える。
 儀式体の手札効果で手札を効果で捨てられるので、シャドール下級の②の効果を発動できるのも優秀。

エルシャドール・ネフィリム
 シャドール+光。特殊召喚したモンスター全般に対するカタストル効果を持ち、戦闘での制圧力が高い。ただしモグラには弱い。

エルシャドール・ミドラーシュ
 シャドール+闇。お互いに1ターンに1度しか特殊召喚できなくなる。自分も制約がかかるので、考えなしに出すとたまに困る。モグラには弱い。

エルシャドール・アノマリリス
 シャドール+水。魔法罠による手札・墓地からの特殊召喚を封じる。効果がノスレギュに合っており、攻撃力も2700で癖がなく使いやすい。モグラアレルギー。

エルシャドール・シェキナーガ
 シャドール+地。特殊召喚されたモンスターの効果に対する天罰効果を持つ。どんなデッキにも刺さる効果であり、他の融合体と組み合わせる事でより盤石になる。モグラはちょっとだけキライ。

神の写し身との接触
 速攻融合魔法。ノスレギュでは基本的な融合魔法。

魂写しの同化
 装備融合魔法。属性変更効果を搭載しているので、闇属性に偏っている【シャドール】では様々な融合体に繋がる万能融合魔法。

影依の偽典
 永続融合罠。場・墓地を素材に融合召喚できる。安定して融合体を供給できるので、終盤の物量による詰めに使う。ただし融合体は直接攻撃ができなくなるので注意。

▼ 弱点

 エクストラデッキ戦術メタに寄っているので、通常召喚・アドバンス召喚・特殊召喚モンスターで詰められるとしんどい部分がある。メインデッキのリバース効果で対抗したい。


・【セイヴァースターダスト】

第3回大会出場スラリンさんリスペクト。

 【セイヴァースターダスト】はシンクロ召喚に特化したシンクロデッキ。

▼ 戦術

 強力なシンクロモンスターである《シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン》のシンクロ召喚を狙いたい。
 《スターダスト・イルミネイト》から《スターダスト・シンクロン》を墓地に送り、効果を起動。《光来する奇跡》をサーチしデッキトップを《想い集いし竜》に。あとは《スターダスト・イルミネイト》のレベル調整効果も併用しつつ、慎重にシンクロ召喚をし、《シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン》のシンクロ召喚まで持っていこう

▼ 主なカード紹介

スターダスト・シンクロン
 ☆4チューナー。場のモンスターをリリースして墓地から特殊召喚できる。
 出た時に《スターダスト・ドラゴン》関連カードをサーチできるので、キーカードである《光来する奇跡》もサーチできる。

想い集いし竜
救世竜 セイヴァー・ドラゴン
 セイヴァー系シンクロモンスターのシンクロ素材に使用できる。《光来する奇跡》からそのまま特殊召喚効果まで繋がるので、状況次第で一気に《シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン》まで行ける。

クイック・シンクロン
 手札を捨てて特殊召喚できる☆5チューナー。チューナーがあると墓地から特殊召喚できる《ボルトヘッジホッグ》とコンボすることで、☆7ウォリアーシンクロがシンクロ召喚できる。

使神官-アスカトル》《死神官-スーパイ
 汎用シンクロセット。それぞれ単体で☆8、☆6を出せる。

シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン
 エースモンスター。相手モンスターの効果を無効にする起動効果、相手が効果を発動した際に自身をエンドフェイズまで除外して無効にし除外する効果、墓地の《スターダスト・ドラゴン》とその関連シンクロの数だけ連続攻撃できる効果を持つ。
 なんかもう盛り盛りなので、出たら大体勝てる……は言い過ぎだが、それだけのパワーと突破力がある。《神の》系統の罠には気をつけよう。

スターダスト・イルミネイト
 《スターダスト・シンクロン》を墓地に送れる。墓地効果のレベル調整が優秀。

光来する奇跡
 デッキトップに《想い集いし竜》などを固定し、そのままドロー→特殊召喚まで繋がる永続魔法。

シューティング・スター
 フリーチェーンでフィールドのカード1枚を破壊する罠カード。スターダストシンクロモンスターが存在する場合に発動できる。

▼ 弱点

 シンクロデッキの例にもれず、チューナー事故がある。エクストラメタにも弱いので、先攻をとるか、対策カードを積んで対抗したい。


た行

・【TG代行】

かつて世界を制したシンクロデッキ

 【TG代行】は天使族を中心としたミッドレンジ・シンクロデッキ。

▼ 戦術

 《神秘の代行者 アース》《創造の代行者 ヴィーナス》を主軸に展開する。
 《創造の代行者 ヴィーナス》の効果で☆2の《神聖なる球体》を複数展開し、一気に強力なシンクロ体をシンクロ召喚。墓地の代行者モンスターを除外して特殊召喚できる《マスター・ヒュペリオン》《マジェスティ・ヒュペリオン》を次々と特殊召喚し、一気に畳みかけよう

▼ 主なカード解説

神秘の代行者 アース
 代行者モンスターか《マスター・ヒュペリオン》をサーチできる☆2チューナー。基本的には《創造の代行者 ヴィーナス》か《命の代行者 ネプチューン》をサーチすると良い。

創造の代行者 ヴィーナス
 ☆2モンスター《神聖なる球体》を手札デッキから複数回特殊召喚できる☆3モンスター。非チューナーを一気に供給できる為、【代行者】ではほぼ必須となる。

命の代行者 ネプチューン
 手札から捨てることで、手札墓地の代行者モンスターを特殊召喚できる。初動が細い【代行者】では貴重な補助カードなので、好みなら複数枚積んでも良い。

マスター・ヒュペリオン
 代行者を除外して特殊召喚できる2700打点。墓地の天使族を除外することでフィールドのカードを1枚破壊でき、複数体展開出来ればそれだけで勝ちに直結する。

マジェスティ・ヒュペリオン
 こちらは墓地からも出せる代わりに攻撃力が少し下がり、破壊から墓地除外効果に変わったマイナーチェンジ版。後述する《マスターフレア・ヒュペリオン》を意識するなら採用を検討できる。

マスターフレア・ヒュペリオン
 ☆10シンクロにして【代行者】の切り札。デッキの代行者モンスターの効果をコピーする効果、相手のカード効果に反応して発動する除外効果を持つ。
 なんというか、もう弱い要素が無いので出したら勝てるくらいの安心感がある。困ったら《破滅の代行者 ヴィーナス》でもコピーしておこう。

▼ 弱点

 召喚権が大事なデッキなので、初動を挫かれると躓きやすい。《サイクロン》や蘇生カードで対策したい。


・【デュアル】

運命の相手は、心映す鏡

 【デュアル】は通常モンスターと効果モンスター、両方の性質を併せ持つ♡ミッドレンジ・ビートダウンデッキ。

▼ 戦術

 デッキビルドの際、どのモンスターをピックするかによって変わる。
 《化合電界》《デュアルアブレーション》から展開・二重召喚し、《デュアルスパーク》など妨害を構える。要所要所で妨害を重ねつつ、スキを見てダメージを稼いでいきたい。

▼ 主なカード解説

重起士道-ゴルドナイト
 基本アタッカー。二重召喚時に攻撃力が500アップし、デッキからデュアルサポート魔法罠をサーチする効果を持つデュアルモンスター。《デュアルアブレーション》とは相互シナジーを発揮しており、互いに互いをサーチ・リクルートしあえる。

ダーク・ヴァルキリア
 二重召喚時に魔力カウンターを獲得。攻撃力が300ポイントアップし、カウンターを取り除くことでモンスター1体を破壊もできるデュアルモンスター。《デュアルスパーク》にも対応した☆4デュアルで、癖のない効果のため非常に扱いやすい。

エヴォルテクター・シュバリエ
 二重召喚状態の限り、自分フィールドの装備魔法をコストにフィールド1枚を破壊できる起動効果を獲得するデュアルモンスター。戦士族に寄せるならこっち。《スーペルヴィス》と合わせることで爆発的な破壊・蘇生コンボが炸裂する。レアリティが高いのがネック。

ゴッドフェニックス・ギア・フリード
 《デュアルアブレーション》から呼び出せる。攻撃時の相手モンスター装備化効果と装備カードをコストとした天罰効果が噛み合っており、《デュアルスパーク》と合わせて強固な妨害盤面を形成できる。

デュアルスパーク
 ☆4デュアルモンスターをコストにフィールドのカード1枚を破壊し、ドローする速攻魔法。相手のカード発動にチェーンして被せるように発動することで、サクリファイスエスケープをしつつアドバンテージ差を開くことができる。

化合電界
 デュアルモンスターの召喚権追加、さらにフィールドのデュアルモンスターを一時除外することでカード1枚を破壊できる。優秀。えらい。

《デュアルアブレーション》
 手札1枚をコストに、デュアルモンスターをデッキから特殊召喚するか、場のデュアルモンスターを炎属性・戦士族(《ゴッドフェニックス・ギア・フリードなど》)に変換しながら疑似デュアルスパークを放つ永続罠。これがあるだけで対応力がガラッと変わるので、なるべく優先して発動しておきたい。《サイクロン》にはめっぽう弱いので注意。

ヴィクティム・カウンター
 デュアルモンスターを裏側にし、魔法カードの発動を無効にし破壊するカウンター罠。【デュアル】が苦手な《ハーピィの羽根箒》や《サイクロン》の対策になる。とりあえず1枚採用推奨。

▼ 弱点
 フィールドにリソースが集中するので、全破壊系のカードにはめっぽう弱い。不安なら《ヴィクティム・カウンター》《スターライト・ロード》などで対策しよう。


は行

・【ハーピィ】

ノスレギュ屈指のアグロデッキ! 蝶のように舞い、蜂のように苛烈に攻め込む

 【ハーピィ】は鳥獣族・風属性を中心としたアグロデッキ。

▼ 戦術
 その展開力から放たれるアグロ戦術が持ち味。
 《ハーピィチャネラー》から《ハーピィパフューマー》をリクルート。《ハーピィの羽根休め》をサーチしておく。《万華鏡-華麗なる分身-》を連打し、《ハーピィレディ》や《ハーピィレディ三姉妹》を特殊召喚。《ハーピィレディSC》をシンクロ召喚していく。
 《ハーピィレディSC》《ハーピィの狩場》の除去効果で相手フィールドをがら空きにしたら、あとは展開したハーピィ達で一気にキルまで持っていこう。

▼ 主なカード解説

ハーピィチャネラー
 手札1枚をコストにデッキからハーピィを特殊召喚するモンスター。基本は《ハーピィパフューマー》が安定。

ハーピィパフューマー
 《ハーピィレディ三姉妹》関連の魔法罠をサーチできるモンスター。基本は《ハーピィの羽根休め》で余裕があれば《華麗なるハーピィレディ》。

ハーピィレディSC
 ハーピィをチューナー扱いとしてシンクロ召喚できるシンクロモンスター。このデッキではハーピィ+チューナー以外で呼び出せる。
 魔法罠が効果を発動した際、相手フィールド1枚をバウンスできる効果があるので《ハーピィの狩場》と合わせて相手フィールドをボコボコにできる。あとはいっぱい並べて総攻撃!

万華鏡-華麗なる分身-
 デッキからルール上ハーピィレディな《ハーピィレディ》を呼び出す。通常モンスターの《ハーピィレディ》に攻撃力特化の《ハーピィレディSB》《ハーピィレディ1》、リバース対策の《ハーピィレディ2》、ブロッカーの《ハーピィレディ3》がいる。お好み。

ヒステリック・サイン
 《万華鏡-華麗なる分身-》をサーチできる。つよい。

ハーピィの羽根休め
 墓地のハーピィを戻して1️〜2枚ドローする魔法カード。基本は《ハーピィパフューマー》からサーチし《ハーピィレディSC》をシンクロしてから発動。

▼ 弱点

 攻めに特化している分、決めきれなかった際にジリ貧になる場合がある。この辺りは速攻魔法or罠カード+《ハーピィレディSC》で耐え凌ぎたい。


・【HEROビート】

──あの時と、一緒だな

 【HEROビート】は優秀な戦士族モンスターと多種多様な融合戦術が特徴のアグロ・ミッドレンジデッキ。

▼ 戦術

 軸により。サンプルデッキでは【光デュアル】と《マスク・チェンジ》により特殊召喚されるM・HEROを主軸としているので、それらについて紹介。
 サーチ効果をもつ《E・HERO エアーマン》か属性変化を持つ《E・HERO ブレイズマン》、ステータスが優秀な《E・HERO アナザーネオス》ら下級モンスターを中心に戦う。《E・HERO エアーマン》は《M・HERO カミカゼ》、《E・HERO アナザーネオス》は《M・HERO 光牙》、《E・HERO ブレイズマン》は全てのM・HEROに対応。
 先ずはこれらの下級モンスターを召喚。効果を発動したりした後は攻撃に移り、バトルフェイズ中にすかさず追撃の《マスク・チェンジ》! M・HEROを特殊召喚し、さらに攻撃を加えていきます。
 あとは要所要所《デュアルスパーク》《ヒーローブラスト》で妨害をくらわせて、イニシアチブを獲得。勝利を勝ち取ろう!

▼ 主なカード解説

E・HERO ブレイズマン
 基本的に②の属性変化効果を使う(①の融合サーチを発動すると使えなくなるので注意!)
 《E・HERO ネクロダークマン》を落とせば闇属性となり《M・HERO ダーク・ロウ》などの闇属性M・HEROにチェンジできる。

E・HERO エアーマン
 召喚時にHEROモンスターをサーチできる。魔法罠も割れる。欠点らしい欠点が一切無い優等生モンスター。困ったらとりあえずこれ。

E・HERO アナザーネオス
 ネオスのそっくりさん。攻撃力1900かつ《デュアルスパーク》《ヒーローブラスト》対応。《マスク・チェンジ》すると《M・HERO 光牙》にもなれる。

E・HERO ネオス
 《E・HERO ブレイズマン》から落とすと、その攻撃力と光属性を付与できる。あとは《ヒーローブラスト》の弾にしながら回収したり、《ミラクルフュージョン》の融合素材にしたり。

E・HERO スピリット・オブ・ネオス
 相手の攻撃に反応して特殊召喚される手札誘発ブロッカー。戦闘破壊耐性のある2500打点であり、攻撃を止め、返しのターンにそのままアタッカーに参加できる。

M・HERO》達
 相手モンスターを戦闘破壊する度にドローできる《M・HERO カミカゼ》や、戦闘特化の《M・HERO 光牙》、マクロコスモス効果持ちの妨害特化《M・HERO ダーク・ロウ》など、様々なモンスターがいる。お好みで。

マスク・チェンジ
マスク・チェンジ・セカンド
フォーム・チェンジ
 M・HEROを出す。枚数バランスはお好みで。

マスク・チャージ
 上記の《マスク・チェンジ》系カードとE・HEROを墓地から回収できる。2枚安定。

デュアルスパーク
 妨害速攻魔法。《E・HERO アナザーネオス》をコストにフィールドを1枚破壊し1ドローできる。

ヒーローブラスト
 墓地のHERO通常モンスターを回収し、その攻撃力を参照したモンスター破壊を放つ通常罠。

▼ 弱点

 特にない。デッキビルドがやや難しいのと、融合メタが苦手な程度といった印象。


・【フォトン】

狩るほどナンバーズいないっすよ。このレギュレーション。

 【フォトン】は光属性を中心としたミッドレンジ・ビートダウンまたはコントロールのエクシーズデッキ。

▼ 戦術

 先ずは《輝光帝ギャラクシオン》のエクシーズ召喚を目指す。
 《フォトン・スラッシャー》《フォトン・アドバンサー》などの下級フォトンを並べ、《輝光帝ギャラクシオン》をエクシーズ召喚。効果でデッキから《銀河眼の光子竜》が特殊召喚できたら、とりあえずの準備は完了。
 フリーチェーン除外カードの《破滅のフォトン・ストリーム》、戦闘補助と魔法罠除去を両立する《フォトン・トライデント》、場のフォトンモンスターを別のフォトンか手札に変換できる永続罠《フォトン・チェンジ》、同チェーン上の全てのカードを無効にしてデッキ送りにするカウンター罠《タキオン・トランスミグレイション》……など、様々なカードを駆使し、上手く立ち回ろう!

▼ 主なカード解説

銀河眼の光子竜
 エースアタッカー。攻撃力3000という数値がまず優秀。フォトンサポートに加えてドラゴンサポート・ギャラクシーサポート・専用サポートも使えるため、とりあえず盤面に出しとくだけでやれることがグッと広がる。

《フォトン》下級の皆さん
 《輝光帝ギャラクシオン》を出すことに命をかけた男達。ぶっちゃけバランスは好みで良い。本人たちも攻撃力2000のアタッカーなので、並べておくほうが強い場合もある。

ギャラクリボー
 相手の直接攻撃時にデッキから《銀河眼の光子竜》を呼び出し、そのまま戦闘もさせる手札誘発ブロッカー。とりあえず握っとくと安心できるクリ〜

輝光帝ギャラクシオン
 フォトン2体でエクシーズ召喚できるランク4エクシーズ。デッキから《銀河眼の光子竜》を呼び出せる。それだけだが、それが強い。

ハイパー・ギャラクシー
 自分の場の攻撃力2000以上のモンスターと相手の攻撃力2000以上のモンスターをリリースし、手札・デッキ・墓地から《銀河眼の光子竜》を特殊召喚する速攻魔法。妨害札・突破札どちらとしても使える。
 《フォトン・クラッシャー》召喚から発動することで《ミドラーシュ》のようなモンスターも突破できる。

フォトン・トライデント
 攻撃力を700アップし、貫通を付与し、さらに戦闘ダメージを与えた際に魔法罠を1枚破壊する速攻魔法。これがあると無いとではキルスピードがかなり変わってくるので、可能な限りフル投入したい。

フォトン・チェンジ
 場のフォトンモンスターを、別のフォトンか手札に変換できる永続罠。サクリファイスエスケープはもちろん、バトルフェイズ中の追撃にも使用できるので、なるべくフィールドに発動しておきたい。

タキオン・トランスミグレイション
 同チェーン上の全てのカードを無効にし、デッキ送りにするカウンター罠。スペルスピード3からいきなりデッキバウンスをかませるため、相手の計算を狂わせることができる。

▼ 弱点

 特になし。光属性に寄っているので、光属性メタには弱いか。


・【BF ブラックフェザー】

インチキデッキもいい加減にしやがれ!

 【BF】は鳥獣族・闇属性を中心としたシンクロデッキ。

▼ 参考文献

 過去記事。型が古い上、今とは若干規制が異なるので、レシピはある程度無視でお願いします。

▼ 戦術

 応用・対応力に優れたデッキなので、相手に合わせて自由に行動できる。
 基本的にはシステムサーチカードである《黒い旋風》を軸に召喚・特殊召喚を繰り返し、《ブラックバードクローズ》など3〜妨害程構える。決めれそうになったら《BF-フルアーマード・ウィング》など複数並べ、一気に勝負を決めよう!

▼ 主なカード解説

BF-疾風のゲイル
 テキストが長かったり長くなかったりする☆3チューナーモンスター。手札から雑に特殊召喚でき、相手モンスターの攻守を半分にできる。シンクロ先も優秀なので3積みしたい。

BF-下弦のサルンガ
 ☆2チューナー。BFシンクロモンスターが存在すると、墓地から除外することでフリーチェーンの破壊効果を発動できる。つよい。

BF-上弦のピナーカ
 ☆3チューナーその2。フィールドから墓地に送られたエンドフェイズにBFモンスターをサーチする効果を持つので、《ブラックバードクローズ》のコストに使いやすい。

BF-幻耀のスズリ
 出た時に《ブラックフェザー・ドラゴン》関連のカードをサーチし、フィールドのモンスター1体を☆2チューナートークンに変換できる☆4モンスター。《ブラックバードクローズ》をサーチできるのが優秀。

BF-黒槍のブラスト
 手札から雑に特殊召喚できる☆4。貫通効果もあるので、たまに役に立つ。

BF-天狗風のヒレン
 相手の直接攻撃によって2000以上のダメージを受けた際に発動し、墓地から自身と☆3以下のBFモンスターを効果を無効にして特殊召喚する効果を持つ☆5チューナー。一気に2体のブロッカーを生成できるカードなので、シンクロチューナーの《BF-魔風のボレアース》辺りで落としておくと保険になる。

翼の恩返し
 鳥獣族が2体いる状態だと2枚ドローできるドローソース。【BF】では簡単に達成できるので、発動できれば上振れ。

黒い旋風
 召喚したBFモンスターの攻撃力以下のBFモンスターをサーチする永続魔法。ターン1が無い永続魔法なので、《ノートゥング》などを使うことで連続サーチ→連続シンクロができる。

ブラックバードクローズ
 BFモンスターをコストに、フィールドの効果モンスターの効果を無効にして破壊し、《ブラックフェザー・ドラゴン》を特殊召喚するカウンター罠。

BF-アーマード・ウィング
 戦闘破壊耐性を持つ☆7シンクロモンスター。癖がなく扱いやすいので、とりあえず出す枠として最適。☆3チューナーとシンクロすることで《BF-フルアーマード・ウィング》になる。

BF-驟雨のライキリ
 フィールドの他のBFの数だけばら撒き破壊が放てる☆7シンクロモンスター。決めに行くタイミングで出して、一気に勝負を決めたい。

BFT-漆黒のホーク・ジョー
 墓地の☆5以上鳥獣族を特殊召喚できる☆7シンクロモンスター。シンクロ体はもちろん、上級BFも特殊召喚できるので、見た目以上に便利。

BF-フルアーマード・ウィング
 カードの効果を受けない☆10シンクロ。条件を満たすことでコントロール奪取効果も使用でき、一気にキルまで持っていける。

ブラックフェザー・ドラゴン
 効果ダメージを防ぎカウンターを貯める効果と、そのカウンターを吐き出して放つ攻撃力ダウン+効果ダメージ効果を持つドラゴン族・闇属性シンクロモンスター。ノスレギュに於いては【トリックスター】や【チェーンバーン】の対策になるので結構有用なカード。☆1チューナーと合わせて《琰魔竜レッド・デーモン・アビス》辺りを出すのも面白いか。

ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン
 シンクロチューナー+《ブラックフェザー・ドラゴン》をフィールド・墓地から除外する、通称‘‘墓地シンクロ’’で特殊召喚できるドラゴン族・闇属性シンクロモンスター。相手がモンスターの効果を発動する度に適用され、起動する700ポイントダメージの効果と、それにより貯まったカウンターを消費して放つ全体破壊効果を持つ。
 基本的には①のモンスター効果発動に対する700ポイントダメージのバーン効果がメイン目的となる。無理くりだしても良いが、《ブラックバードクローズ》から踏み倒した《ブラックフェザー・ドラゴン》を使うのが消費も手間もかからないので良い。
 シンクロチューナー側はレベルを含め何でも良いので、好きなモンスターを使うと良い。

▼ 弱点

 特にない。強いて言うなら序盤の召喚に対する召喚反応罠には弱い。《サイクロン》などで対策したい。


・【ブラックマジシャン】

マサキさん提供。第4回大会優勝デッキ!

 【ブラックマジシャン】は魔法使い族・闇属性の《ブラック・マジシャン》とその融合・儀式・特殊召喚モンスターを中心としたミッドレンジ・コントロールデッキ。
 今記事は第4回岩投げ鯖杯クワトロカップ優勝のマサキさん(@YDL_Masaki)のnoteやご本人からのアドバイスを参考に書いています。マサキさんのnoteでは、寄稿頂いたサンプルレシピの当時の型・各カードの解説も記事にされています。ぜひ。

▼ 参考文献
クワトロカップ総括|マサキ。 
https://note.com/ydl_masaki/n/ndd16b5a7394b

▼ 戦術

 スピードだけで区分してもミッドレンジ型とコントロール型に分かれるが、今回は現在主流の《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》を軸に据えた、ミッドレンジ型に焦点を当てて紹介。
 始動は《マジシャンズ・ロッド》《イリュージョン・オブ・カオス》から。ロッドは召喚時に、イリュージョンは手札から発動し、デッキから《ブラック・マジシャン》関連のカードか本人をサーチできる。《魂のしもべ》をサーチし、状況に合わせて各種カードをデッキトップ→ドロー効果と繋げるのが良い。
 準備が整ったら融合・儀式系魔法の《黒魔術の秘儀》を発動。《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》を融合召喚する。ターンに1度ずつ魔法罠の効果が発動する事で1枚ドローできるので、安定してリソースを確保できる。
 相手ターン中は《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》を構えつつ《マジシャンズ・ナビゲート》などを発動。《ブラック・マジシャン》を呼びながら、相手の墓地を除外する《ナイトエンド・ソーサラー》や、サーチ効果に対して強烈なはたき落としを発動する《マジック・ハンド》辺りで妨害を加えていきたい。
 自分ターン、そしてバトルフェイズとなったら(ナビゲートなどから)《クロニクル・マジシャン》を特殊召喚! 《ブラック・マジシャン》の攻撃力を一気に5000にまで上昇させ、一気に勝負を決めてしまいます🧹⚫💥!

▼ 主なカード解説

ブラック・マジシャン
 このデッキの基本カード。《マジシャンズ・ナビゲート》とコンボする事で、様々な闇・魔法使い族を呼び出す。

マジシャンズ・ロッド
イリュージョン・オブ・カオス
 サーチカード。

クロニクル・マジシャン
 《マジシャンズ・ナビゲート》から呼び出し、《ブラック・マジシャン》の攻撃力を5000に上昇させる。本人も攻撃力が2500あるので、場合によっては一気にライフを削り取れる。
 本人にも自前の特殊召喚効果があるので、引いてしまったらこちらで出すと良い。

超魔導師-ブラック・マジシャンズ
 主軸となる融合モンスター。魔法罠の効果の発動によりターンに1回ドローできる。
 この効果でドローした魔法罠はそのままセット・発動できるので、予め《魂のしもべ》で仕込んでおくことで《マジシャンズ・ナビゲート》などの発動に繋がる。
 このモンスターが居ることで安定してリソースを確保できるので、なるべく毎ターン欠かさず発動できるようにしたい。

魂のしもべ
 《ブラック・マジシャン》関連カードをデッキトップにサーチする効果と、《守護神官》《ブラックマジシャン》《ブラックマジシャンガール》の種類だけドローできる墓地効果を持つ。
 大抵の場合、とりあえず1ドローはできるため、あまり気にせずに使うと良い。

イリュージョン・マジック
 自分フィールドの魔法使いをリリースし、デッキ・墓地から《ブラック・マジシャン》を2体までサーチできる速攻魔法。《マジシャンズ・ナビゲート》用の弾の補充に便利。サクリファイスエスケープに使うと良い。

黒魔術の秘儀
 
ブラック・マジシャン》専用の融合・儀式速攻魔法。《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》など、強力な融合モンスターを融合召喚できる。
 速攻魔法なのでバトルフェイズ中の追撃にも使用できるのも評価ポイント。

マジシャンズ・ナビゲート
 手札から《ブラック・マジシャン》を特殊召喚し、さらにデッキから☆7以下の魔法使い族・闇属性モンスターを特殊召喚できる罠カード。相手の墓地を除外する《ナイトエンド・ソーサラー》や、サーチ効果に対して強烈なはたき落としを発動する《マジック・ハンド》、攻撃力を上昇させる《クロニクル・マジシャン》辺りを呼び出すと良い。素直に《ブラック・マジシャン・ガール》を呼ぶのももちろんOK。

▼ 弱点

 僅かにだが手札事故がある。イニシアチブさえ握られなければ立て直しは可能なので、多少の手札事故なら悲観しないように。


ま行

・【帝】

古き良き中堅デッキ

 【】はアドバンス召喚することで様々な効果を発動する帝モンスターを主軸に据えたコントロールデッキ。

▼ 戦術

 アドバンス召喚が中心になるので、先ずは安定してリリースコスト(生贄)を確保。《風帝ライザー》《邪帝ガイウス》をアドバンス召喚し、相手フィールドを除去。慎重かつ確実に2400、2400とダメージを刻み、勝負を決めよう。
 サンプルデッキの【次元帝】は《マクロコスモス》などの効果で墓地に送られるカードを代わりに除外し続けるので、相手の展開を咎めつつリリースコスト(《異次元の生還者》《異次元の偵察者》)を確保できる。

▼ 主なカード解説

邪帝ガイウス
 アドバンス召喚時、フィールドのカード1枚を除外し、闇属性なら️ ️1000ポイントのダメージを与える。
 癖がなく扱いやすい為、とりあえず3枚入れておこう。

風帝ライザー
 アドバンス召喚時、フィールドのカード1枚をデッキの1番上に戻す効果を持つ。
 癖がなく扱いやすい。状況次第でドローロックに追い込めるので、出来る限り撃ちやすい状況に持っていきたい。

氷帝メビウス
 アドバンス召喚時、魔法罠を2枚まで破壊できる効果を持つ。
 帝では貴重な魔法罠除去特化モンスターなので、1枚くらい入れておくと頼りになる。

異次元の生還者》《異次元の偵察者
 リリースコスト。《異次元の生還者》は攻撃力が1800あるので、状況次第でそのままアタッカーに参加できる。

捕食植物セラセニアント
 手札誘発ブロッカー。破壊効果を嫌って殴らない相手が多いので、返しのターンでそのままリリースコストにできる。

帝王の烈旋
 リリースコストを相手フィールドから使用できる。つよい。

次元の裂け目》《マクロコスモス
 お互いに墓地に送られるモンスター・カードは除外されるようになる。つよい。依存している分、破壊されると途端に状況が悪くなるので、なるべく守るか、予備のカードを抱えておきたい。
 

▼ 弱点

 対象に取る除去効果が多いので、対象耐性を持つモンスターは苦手。帝より攻撃力が高いモンスターによる攻撃突破も苦手なため、防御カードはしっかりと握っておきたい。


や行

・【妖仙獣】

デッキバウンスっすよ! 沢渡さん!

 【妖仙獣】は下級モンスターが中心のミッドレンジ・除去ビートダウン。

▼ 戦術

 《妖仙獣 鎌壱太刀》《妖仙獣 鎌弐太刀》《妖仙獣 鎌参太刀》《妖仙獣 飯綱鞭》ら下級モンスターを中心に戦う。
 妖仙獣下級モンスターの多くは①他の妖仙獣を追加召喚する効果②固有効果③エンドフェイズに手札に戻る効果を持つため、自分のターンで多数展開し固有効果を使用。一気に攻め立て、エンドフェイズには手札に逃げる……というサイクルを数ターン繰り返していきます。
 相手ターン中は無防備なので、罠カードや手札誘発ブロッカー系カードで凌ごう。

▼ 主なカード解説

妖仙獣 鎌壱太刀
妖仙獣 鎌弐太刀
妖仙獣 鎌参太刀
 基本となる3兄弟。バウンス効果の壱、ダイレクトアタッカーの弐、サーチ効果の参。

妖仙獣 飯綱鞭
 他に妖仙獣がいるとドローできる。追加召喚効果は無いので、他に召喚したいモンスターがいる場合は①の効果に使うか、手札にお留守番。

妖仙獣 侍郎風
 他に妖仙獣がいると妖仙獣Pモンスターをサーチする効果と、起動効果で場の妖仙獣を《妖仙郷の眩暈風》か《妖仙大旋風》に変換できる効果を持つ。大旋風は癖が強いので、バウンスをデッキバウンスに変換できる《妖仙郷の眩暈風》にしておくと良い。

魔妖仙獣 大刃禍是
 《妖仙郷の眩暈風》との兼ね合いもあり、サンプルデッキでは基本スケール側に。アドバンス召喚する事で2枚バウンスを放ちながら攻撃力3000が立つので、終盤の決め手としても。

PSYフレームギアβ
 相手の攻撃宣言時に《PSYフレーム・ドライバー》と共にフィールドに出ながら、その攻撃モンスターを破壊できる手札誘発ブロッカー。
 攻撃モンスターを処理しながら2体のブロッカーが並ぶので、かなり防御性能が高い。

妖仙獣の居太刀風
 手札の妖仙獣を相手に見せ、最大2枚までフィールドのカードを手札に戻せるフリーチェーンの罠カード。【妖仙獣】では貴重な妨害札。

▼ 弱点

 モンスターが盤面に残らない強みが、同時に弱点でもある。《PSYフレームβ》などの手札誘発ブロッカーで対策したい。


ら行

・【ライトロード】

マサキさん提供。ボチライロヨンタイ

 【ライトロード】は光属性を中心とした、墓地肥やしに特化したコントロール・ビートダウンデッキ。

▼ 戦術

 墓地肥やし効果を重ねつつ、切り札である《裁きの龍》の特殊召喚を目指したい。
 序盤はライトロード下級モンスターを召喚・セットし、墓地肥やし効果を重ねていきます。適宜墓地のモンスター効果を使って相手の攻撃を凌ぎます。
 中盤・終盤は貯まった墓地リソースも利用しつつ、アドバンス・融合・シンクロ召喚。墓地にライトロードモンスターが4種類揃ったら、いよいよ《裁きの龍》を特殊召喚。勝負を決めに行きます。

▼ 主なカード解説

《ライトロード》下級モンスター
 さまざまモンスターがいるので、お好みで。
 扱いやすいのは、起動効果で即座に墓地を肥やせる《ライトロード・アサシン ライデン》、蘇生効果を持つ《ライトロード・サモナー ルミナス》、リバースで相手カードを破壊しながら墓地を肥やす《ライトロード・ハンター ライコウ》辺り。

ライトロード・エンジェル ケルビム
 アドバンス召喚時、4枚墓地肥やししながら、フィールドのカードを2枚まで破壊できる上級ライトロード。貫通・高攻撃力の《ライトロード・ドラゴン グラゴニス》とどちらを優先するかはお好みで。

ネクロガードナー
超電磁タートル
盾航戦車ステゴサイバー
 墓地効果で攻撃を止めたり、ブロッカーとしてフィールドに出たりできるカードたち。

裁きの龍
 墓地にライトロードモンスターが4種類以上存在すると特殊召喚できる【ライトロード】の切り札。ライフを1000ポイント払う度、自身以外のフィールドのカードを全て破壊する効果を持つ。
 攻撃力3000かつ特殊召喚にターン1制限が無いので、複数体を一気に展開→総攻撃といった芸当も可能。半端な防御カードなら全体破壊効果でぶち壊せる。

▼ 弱点

 デッキビルドが少し難しい。調子に乗って墓地肥やしを重ねすぎるとライブラリアウトしてしまうので、慣れないうちは気をつけておきたい。


・【六武衆】

天下分け目の戦い!

 【六武衆】は戦士族を中心としたミッドレンジ・ビートダウンデッキ。様々な型、種類が存在するが、ここでは最もメジャーであろう【真六武衆】と【TG】を組み合わせた【TG六武】を紹介。

▼ 戦術

 魔法罠を無効にし破壊する《真六武衆-シエン》が強力なので、これを中心に戦う。
 素材指定はチューナー+六武衆モンスターの、☆5シンクロ。チューナー側は何でも良いので《TGストライカー》や《アサルトシンクロン》を用いて、とにかく《真六武衆-シエン》をシンクロ召喚。余裕があれば横に六武衆モンスターやシンクロ体を並べたい。装備魔法(サンプルでは《漆黒の名馬》)を落としつつ《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》をサーチできる《焔聖騎士導-ローラン》辺りが安定。
 伏せを構えつつターンを渡し、再び自分のターンで2体蘇生罠の《諸刃の活人剣術》などを用いてシンクロ召喚。先程サーチした《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》も使い、一気にイニシアチブを握ろう。

▼ 主なカード解説

真六武衆-シエン
 魔法罠を無効にし破壊する2500打点シンクロ体。☆5という簡単なレベルから出てくるシンクロとしてはバランスがよく優秀。《追走の翼》などでサポートしておくと、より盤石になる。

六武衆の影武者
 ☆2チューナー。《六武衆の荒行》と併用することで《六武衆のご隠居》を呼び出し、そのまま《真六武衆-シエン》に繋がる。一応身代わり効果があるので、余裕があれば横に立てておくと仕事するかも。

影六武衆-フウマ
 ☆1チューナー。キザンしか引いてない時に《紫炎の道場》から呼び出したりする。

真六武衆-カゲキ
 手札の六武衆を特殊召喚できる。《六武衆の影武者》を呼び出してそのまま《真六武衆-シエン》にしたい。

真六武衆-キザン
 雑に特殊召喚できる☆4。《六武の門》と合わせることで回収・特殊召喚を繰り返し、一気にキルまで行ける。

TGストライカー》《TGワーウルフ
 ☆5シンクロ出せるよセット。

六武衆の荒行
 六武衆を対象にとってステータスを参照し、対応した六武衆をデッキから特殊召喚する魔法カード。とりあえず《六武衆の影武者》⇔《六武衆のご隠居》だけ覚えておけば良い。

六武衆の結束
 強欲な壺。

紫炎の道場
 六武衆が出る度にカウンターが貯まり、貯まった状態で墓地に送ることでカウンター数以下の☆の六武衆をデッキから特殊召喚する永続魔法。《真六武衆-カゲキ》→☆4六武衆→道場から《六武衆の影武者》と出すことで☆9シンクロまで到達できる。

諸刃の活人剣術
 墓地の六武衆2体を蘇生する罠。弱い要素が一切無いので3枚入れよう。

追走の翼
 シンクロモンスター専用サポート。シンクロ1体に戦闘・効果破壊耐性と☆5以上に対するカタストル効果+攻撃力アップを付与しつづける。《真六武衆-シエン》とはシナジーがあり、お互いの穴を埋め合える。

▼ 弱点

 良くも悪くも《真六武衆-シエン》中心のデッキなので、そこをメタられたり、極端に防御に振られると弱い。厄介な効果モンスターは魔法罠や《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》で対応しよう。


 さいごに

 今回紹介したデッキ以外にも、ノスレギュには様々なデッキが存在します。このカードでやってみようかな。このテーマ試してみたいな。いろんなデッキを組んで、戦って、楽しんでもらえると嬉しいです。
 生成前にDiscordサーバーやDMでのデッキチェックは忘れないように!!


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 Q & A


Q. 規制がややこしい!
A. デッキチェックサービスがあります。DMにレシピを寄稿していただくと、レギュレーションに違反している部分をリストアップしてくれます。「こういう事をしたい」などの相談・レファレンスも可能です。ぜひ気軽にご利用ください。
(Discord鯖内でもデッキ相談は可能です。ただし大会用デッキの場合はDM推奨)

Q. 自分の使いたいカードが使えない
A. マスターデュエルのアップデート情報に合わせ、Discord鯖内で不定期に規制・実装会議があります。「○○というカードが使いたくて……」などリクエストしてくだされば、環境とのバランスを協議し、使用可能リストに実装可能そうなら実装されるかもしれません。

Q. デッキの試運転がしたい……
A. Discord鯖内で不定期かつ頻繁に対戦交流会が行われています。もうなんか数えるのやめたくらいにはやってます。21時以降〜対戦募集板を確認したり、通知用にDiscord鯖内のノスレギュロールを取得しておくと便利かもしれません。

Q. 昔のを再現したデッキで行ったら勝てませんでした
A. 採用しているシステム、メタカードが合っていないのかもしれません。ノスレギュは当時なかったカードも使えるレギュレーションです。再現は再現で優先しつつ、新たに獲得したカードを補助として採用してみてください。

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