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2023.5.23 大阪府立体育会館第2競技場観戦記

↑前回の観戦記はこちら

やってきました、大阪府立体育会館第2競技場。
BEST OF THE SUPER Jr. 30の公式戦です。
プロレス観戦多しといえど、何故かBOSJには縁がなく、自分の記憶が正しければ、前回観戦したBOSJは第1回大会になります。
当時は大阪府立体育会館での優勝決定戦。

獣神サンダーライガーvsスペル・デルフィン

でした。
よく、BOSJの煽りVの最初に出てくるアレです。
当時も盛り上がりましたが、BOSJももう30回目。
時の流れは早いものですね。
今回はAブロックの代表選手が決まるとあって、緊張感のある公式戦が観られるという、期待感でいっぱいでした。

自席からの風景

今回、席はロイヤルシートを選びました。
3列目だったのですが、通路のすぐ横の席で、前の人が気にならない良席でした。

自席からの風景

左手前にはリング、そして右手前には実況席がありました。
選手がよく近寄ってくる場所です。
BOSJ中はフェンスがないため、こんな風に実況席が丸見えです。
そして解説のミラノさんと岡本記者の間の空席。

「ゲストに誰が来るのかな?」

試合開始

↑公式サイト

実際、試合が始まってみると、第1試合から選手が間近で見えました。
いきなり中島佑斗選手に場外乱闘を仕掛けるグレート-O-カーン選手。
真横を通り過ぎるオーカーン選手は、やっぱりデカいですね!

場外乱闘の後、リングに戻るオーカーン選手

そしてフラフラになりながら、リングに戻る中島選手。

リングへと這う中島選手

こちらもデカいです!

そして第4試合。
Just 5 Guysのタイチ選手が、こちら側から入場してきました。

タイチ選手の入場

試合前の選手が近くを通ると、やっぱり緊張感が漂いますね。

セミファイナル

BOSJ30 Aブロック公式戦
リオ・ラッシュvsマイク・ベイリー

さて、この日は公式戦が4試合組まれましたが、注目は何と言っても、セミとメインの2試合。
セミでの勝者が、Aブロック1位通過となります。

さて、試合の方はというと、矢継ぎ早に技を繰り出し合う、一進一退の素晴らしい攻防でした。

そこには、ストロングスタイルでも、アメリカンスタイルでも、ルチャ・リブレでもない、強いて言えば、現代風のあらゆる技術が混在したプロレスの進化形がそこにありました。
両選手の攻防に魅了され、地鳴りのような歓声!
最後はベイリー選手が勝ち、Aブロック1位通過を決めましたが、この試合は結果よりも内容です。
理屈抜きにぜひ映像で見て欲しい一戦です!

写真提供:ゆかこさん

メインイベント

BOSJ30 Aブロック公式戦
高橋ヒロムvsティタン

メインを前にして、会場内がざわつきます。
入場してきたのは、なんと内藤哲也選手!

「ナーイートー!ナーイートー!」

沸き起こる大内藤コール!
特別ゲストとして、実況席に座りました。
これだけでも来た価値がありました。

実況席の内藤選手

そして、ヒロム選手の入場時には、いつものように手製の「BOSJ攻略本」を内藤選手に手渡すパフォーマンス。
ですが、内藤選手!
お約束(?)通り攻略本を投げ捨ててしまいます!

攻略本を後に投げ捨てる内藤選手

その後、ティタン選手が近寄ってきて、攻略本の内容を確認するという、ちょっとお茶目なシーンが見られました。

攻略本を覗くティタン選手

こんなほっこりする一幕が見られましたが、この試合はAブロック最終公式戦です。
勝った方が、ブロック2位通過となり、準決勝に進むこととなります。
さて、試合内容ですが、ティタン選手の方が攻勢に見えました。
ただ、元々、ヒロム選手は、相手の技を真っ向から受ける試合スタイルです。
ティタン選手優勢の展開でも、
「ヒロム選手なら…」
という思い込みがありました。

写真提供:coron11さん

今年のBOSJでは、ティタン選手は、ジャベ・インモルタルを決め技に使っています。
要は日本で言う鎌固めなのですが、入り方と首の極め方が独特で、日本では繋ぎ技として使われる技を、メキシコ流のジャベ(複合関節技)で必殺技にまで昇華させていましたね。
早くそれに気付くべきでした。

写真提供:ゆかこさん

たまらずタップするヒロム選手!
と同時に、場内が驚きで、この日最大の歓声に包まれました。

「ティタン!ティタン!」

大仕事をやってのけたティタン選手に、
鳴り止まないティタンコール!
最後は祝福ムードで、大会が終わりました。

これでAブロックの代表が、

1位=マイク・ベイリー
2位=ティタン

誰がこんな結末を予想したでしょうか?
特に、ヒロム選手のいるAブロックで、同じL.I.Jのティタン選手がブロック通過なんて、ほぼ予想し得なかったと思います。
でも考えてみると、これがプロレスの面白さ。
予想を裏切られて楽しめるなんてスポーツは、プロレスくらいなもんです。
そんな風に再認識させてくれた大会でした。

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