2022.12.2 大阪市中央体育館・サブアリーナ観戦記
↑前回の観戦記はこちら
やってきました大阪市中央体育館!
3年ぶりの観戦です。
その3年前もWORLD TAG LEAGUEの公式戦で、メインで勝利したデビッド・フィンレー選手とハイタッチしたという、思い出の会場です。
今回はさらにSUPER Jr. TAG LEAGUEとの同時開催となり、よりパワーアップした大会でした。
今回はサブアリーナということで、ロイヤルシートを選択しました。
写真だとわかりにくいですが、2列目の端の席で、前に人がいない見易い席でした。
ちょうど目の前が通路になっていて、選手が脱いだ入場コスチュームを、ヤングライオン達が何度も控え室へと運ぶ様子が見えました。
地味ですが、こういう役割も重要ですね。
この日は全9試合全てがWTLとSJTLの公式戦。
こうした小会場ならではの選手に近い親近感と、公式戦ならではの緊張感が同居していました。
試合開始
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試合開始が19時からとあって、全体的に短時間決着が目立った大会でした。
ただ、個人的には、こういうサクサク進む興行は好きですね。
チャンスとなれば一気に勝負に出る。
公式戦らしくて大好物です。
そんな中で今回は、個人的に印象深かった2試合を取り上げたいと思います
第3試合
YOH&リオ・ラッシュvsSHO、ディック東郷
個人的に、この試合が楽しみでした。
初めて観るリオ選手も楽しみでしたし、そのトリッキーな試合スタイルに影響されたか、最近、何となく元気のなかったYOH選手までが息を吹き返したように見えています。
このチームが自分的には優勝の本命でした。
が、この試合は意外な展開を迎えます。
入場するYOH選手とリオ選手の背後から、いきなり高橋裕二郎選手が襲いかかります。
先に入場していたSHO選手と東郷選手も加わって試合開始前から大乱闘になりました。
乱闘の中、坂本レフェリーがリング下に放り投げられ、その勢いで鉄柵に頭をまともにぶつけていました。
ちょうど目の前で起こった出来事でしたが、あれは痛い!
動けなくなるのも無理ありませんね…
そういえばEVIL選手はどうした⁉️
と思っていたら、佐藤レフェリーの首根っこを抱えて、悠々と花道を入場してきます。
既にYOH選手とリオ選手がダウンしていた中、佐藤レフェリーにゴングを要請するHOT。
一瞬躊躇したものの、佐藤レフェリーの合図により、試合開始のゴングが鳴らされます。
直後にSHO選手のショックアローがYOH選手に決まり、3カウント!
試合開始後、わずか18秒の出来事でした。
これには戦慄が走りましたね。
介入や反則は見ていて好きにはなれませんが、この試合に限っては、好き嫌い以前に、悪の策略が見事と言うしかありませんでした。
欲を言えば、リオ選手をもう少し観たかったですが…
メインイベント
さて、メインです。
この時点で無敗でトップを走るオージーオープン(マーク・デイビス&カイル・フレッチャー)に対し、2敗で負けられない内藤哲也&SANADAがどう対峙するのか、注目していました。
これまでのオージーオープンの試合を見てきて、その強さの秘訣はタッチワークの上手さにあると思っています。
タッグマッチにおけるタッチのタイミングは、多くの場合、疲れた時やダメージを受けた時になります。
特に試合終盤にその傾向が強くなるものですが、オージーオープンに関しては、終盤に攻勢の時でも、タッチワークが早くなっています。
そしてその早いタッチワークにより、2vs1の展開に持ち込むことで必勝パターンとしています。
逆に個々の力量では内藤&SANADAの方が上だと思うので、いかにして1vs1の展開に持ち込むか⁉️
そこに勝機があると思っていました。
さて、試合です。
席が赤コーナーの真ん前だったので、コーナーで待機する選手が間近で見えました。
試合を集中して観たい…
けど、内藤選手の背中も気になって…(笑)
と贅沢な悩みでした。
さておき、試合内容はやはりオージーオープンのタッチワークに内藤&SANADAは苦しめられました。
なかなか思うようにいかないな~
そんな風に思って観てましたが、最後は分断に成功し、合体スイングDDTを決めた後のデスティーノで、辛くも内藤選手が勝利しました。
SANADA選手も良いアシストでした。
自分の思っていた展開にはならなかったものの、とにかく勝ってくれて安堵しました。
公式戦なのだから、結果が全て!
内藤&SANADAにとっては、大きな1勝だったと思います。
そしてハポン締めと勝利のグータッチで、ハッピーエンドで癒された大会でした。