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NEVER無差別級王座のゆくえ

何かが起こる11月の大阪府立体育会館。
そこにとんでもない話が浮上してきました。

既に発表されているNEVER無差別級選手権試合。
(王者)カール・アンダーソンvs(挑戦者)ヒクレオ

この注目の一戦に、カール選手がWWEと契約したため、日程的にダブルブッキングとなり、参戦不可能とか⁉️
大阪観戦予定のはねじろうにとっては一大事!
TL上でも色々と物議を醸しているこの話題に、今回は触れてみたいと思います。

WWEとの契約

さて、初めに自分は、カール選手がWWEと契約したことや、ダブルブッキングの原因について、何も思うところはありません。
選手個々に目標や願望があると思うので、カール選手がWWEを目指すのならば、それも本人の自由だと思うからです。
気になるのは、NEVER王座戦がどうなるのか⁉️
この1点だけです。
ダブルブッキングなんて前代未聞なんじゃ…
と思いがちですが、過去にも似たような事例がありました。

1997年4月12日 東京ドームでのメインイベント
異種格闘技戦
橋本真也vs小川直也

↑の記事でも紹介したこの一戦ですが、この一戦に至るまでにも一悶着がありました。
それというのも、元々発表されていたカードは、

IWGPヘビー級選手権
橋本真也vsケン・シャムロック
だったからです。

シャムロック選手は、当時、パンクラスのトップ外国人選手として、名を馳せていた選手でした。
当時のパンクラスは、チョークスリーパーや素手でのボディパンチが解禁されており、限りなく格闘技寄りのプロレス団体でした。
相手を一瞬で仕留めるそのスタイルは、「秒殺」という言葉を生み出した程です。
そんなシャムロック選手と橋本選手の対決とあって、自分も心踊りました。
が、そんな感情も虚しく、シャムロック選手が直前にWWF(当時)と契約してしまい、ドタキャンされてしまいます。
そこで、苦肉の策で組まれたのが、橋本真也vs小川直也の異種格闘技戦でした。
ここでは言及しませんが、シャムロック選手のドタキャンによる橋本vs小川が、以後の新日本に大きな影響を与えたことは確かです。

このように、WWEは世界中にアンテナを張り、良い選手を積極的に獲りに行く団体です。
大物外国人選手と契約する際は、今後もこういう事態が起こり得る。
そう思っておいた方が良いかもしれません。

NEVER無差別級王座

さて、カール選手が大阪に来られないとなると、カードはどうなるのか⁉️
いや…
仮に来られたとしても、自分はカール選手が防衛戦をすべきではないと、思っています。
WWEの選手は、専属契約が基本であり、AEWのように所属しながら他団体のリングに上がれるような柔軟性は持ち合わせていません。
また、タイトルには通常、半年間の防衛期限があります。
WWEとの契約が決まっているカール選手は、仮に大阪で王座を防衛したとしても、半年以内に次の防衛戦をおこなうことは不可能でしょう。
防衛戦をおこなえないのならば、自分は、カール選手に王者としての資格が無いも同然だと思っています。

つまり、新日本プロレスに求められるのは、カール選手に王座返上を求めるか、或いは剥奪するかの二択だと思います。

NEVER無差別級王座決定戦

では、そうなると大阪のカードはどうなるのか⁉️
単にタイトルマッチが中止…
という訳にはいかないでしょう。
何らかの代替カードは必要だと思います。
一番理想的なのは、王座決定戦だと思いますが、これはこれで問題が生じます。

王座決定戦をやるとなると、
ヒクレオ選手vsX
ということになります。
そのXが誰か、となると、通常なら前王者が妥当でしょう。
ただ、その前王者はタマ・トンガ選手です。
言うまでもなく、2人は実の兄弟で、しかも、ようやく和解したばかりです。
そんなヒクレオ選手とタマ選手のカードが、何の因縁もないまま組まれるとは思えませんし、自分もやって欲しくはありません。

前王者が無理となると、適任者は何歩か譲って前々王者のEVIL選手です。
BULLET CLUBに端を発した問題に、BCのメンバーが代わりに出場する。
筋は通りますが、残念ながらEVIL選手は、NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメントに出場中です。
さすがに物理的に不可能でしょう。

そうなると、さらに譲って、直近にNEVERに挑戦した棚橋弘至選手か⁉️
トーナメント不出場なので、実現可能ですが、現在はヒクレオ選手と組んで、NEVER6人タッグ王座を狙いにいくところです。
ここで対決するとはとても思えません。

今年のNEVER王座は移動が多く、他になかなか適任者が見当たりません。
王座決定戦にトーナメント不出場者(または既に敗退した選手)の誰かが名乗り出るとか⁉️
そんなことでもない限り、実現が難しそうです。
なかなかイメージが湧きませんが、黙って当日を待ち続けたいと思います。

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