IWGP世界ヘビー戦線の行方
少し前の話題ですが、SAKURA GENESISの現地観戦に行ってきました。
会場の空気を肌で感じてきましたが、かなり良い盛り上がりだったと思います。
↑こんな予想を立ててましたが、勝敗的にはまずまずの予想だったものの、内藤哲也選手が辻陽太選手相手に持久戦で勝利したことなど、内容的には割と予想に近いものでした。
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試合後のバックステージを後で見て、このままL.I.JとWAR DOGSの抗争が始まるのか?
なんて思ってたら、とんでもない展開が待っていましたね。
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両国大会の一週間後のシカゴ大会で、内藤選手、まさかの王座陥落!
いや、正確には負けておかしくない相手ですが、正直、このタイミングでの王座陥落は、予想していませんでした。
新日本プロレスには強者が沢山いますが、ことジョン・モクスリー選手に限っては別格です。
5年前に新日本に初来日して以降、ハードコアなスタイルが際立ってますが、内藤選手との試合を見た限り、荒々しい中にも試合を組み立てる冷静さを、持ち合わせています。
WWE、AEWの世界王座の戴冠歴に相応しく、素直に強かったと認めざるを得ません。
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そして、シカゴ大会の結果を受け、新IWGP世界ヘビー級王者のモクスリー選手に、成田蓮選手の挑戦が決まりました。
モクスリー選手が海野翔太選手を指名したのに、成田選手が割って入った格好です💦
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そして、モクスリー選手と成田選手の勝者に、海野選手が5.11カリフォルニア大会で、挑戦することとなりました。
それにしても、短期間でここまで来たら、正直、両国国技館は何だったの?って思わせる展開ですね。
まさに物事が変わるのは一瞬で、プロレスって本当に怖くもあり、だから面白いんだと思います。
さて、話は戻って、成田選手の挑戦です。
成田選手にとっては初の世界ヘビー挑戦で、きっとHOT勢の介入やあらゆる反則も駆使して、何か仕掛けてくるかと思います。
手段はどうあれ、勝てば王者ですからね。
ただ、それでも、自分の予想は、モクスリー選手が防衛すると思います。
理由は、格とか実績とか手堅いものですが、それでも勝ったモクスリー選手が、改めて海野選手の挑戦を受ける。
既定路線みたいなストーリーかもしれませんが、個人的には凄く楽しみにしています。
そして、モクスリー選手なら、海野選手との絆と強さを見せつけた上で、この師弟対決をも勝ち抜いていくと思います。
では、内藤選手のリベンジの機会はいつか?
これはもう、6.9 DOMINIONしか思い付きません。
これからのL.I.J…とりわけ内藤選手にとっては、これでモクスリー選手とWDの両方に、目を向けていかなければならず、現状、かなり厳しい展開となってきています。
L.I.JとWAR DOGSの抗争
前置きが長くなりましたが、L.I.JはまずはWDとの抗争に突入していきます。
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中でも自分が注目しているのは、4.23後楽園大会です。
L.I.JとWDのシングル五番勝負で、全ての組み合わせがヘビーとJr.の対決です。
高幡ヒロムvsデビッド・フィンレー
内藤哲也vsドリラ・モロニー
鷹木信悟vsクラーク・コナーズ
BUSHIvsゲイブ・キッド
辻陽太vs外道
非常に興味をそそられるカードですが、辻選手はフィンレー選手と5.3福岡大会で、鷹木選手とゲイブ選手は5.4福岡大会で、それぞれシングルの大一番を控えており、ここで負けることは、ちょっと考えにくいかと。
でも、それでいて、全試合ヘビーの勝利…
ともならないと思います。
5試合もあるのだから、どこかで番狂わせがあって普通かと。
そうなると、一番有り得そうなのが、内藤vsモロニーなんですよね…
特に内藤選手には、次期シリーズにこれといったテーマが無いので…
そうした何か少し嫌な予感がするものの、内藤選手がDOMINIONに向かっていくためには、ここで躓かない事が前提です。
今年の新日本は、まさに戦国時代です。
前IWGP世界ヘビー級王者だった内藤選手でも、こんな心配をしてしまうくらいです。
まだまだ何が起こるかわかりませんが、WDとの抗争を乗り越えた、DOMINIONでの内藤選手に期待したいですね。