2023年のART-SCHOOL、syrup16g、POLYSICS

「KINOSHITA NIGHT 2023 〜木下理樹生誕祭・SHIGONOSEKAI〜」ってライブがあったんで、行きました。

いやメンツが2000年代前半すぎる☝️☝️☝️

ライブのMCでも言ってたけども!

でもアレなんすよね。

2000年代は俺自身が暗すぎて、ライブ行けるようなキャラじゃなかったんですよね。

最近はなるべく好きなバンドのライブは行くようにしている。純粋に楽しいからね。

今回はアートのイベントなんだけども、シロップが参加するということで一応申しこみ。

チケット抽選はずれて、じゃあいいかと思ったんだけど、自分でも意外なことに、諦めきれなくて、Twitterで譲ってくれる人に譲ってもらうというアクションをした。

しかも譲ってもらったのが二枚チケットで持て余した。結局同行者も譲ることも失敗して、一枚ムダにしてしまった。

しかし別にそれでも良かった。

俺は思ってよりシロップに執着してるんだなあと思った。

シロップのライブは復活してから結構行っている。

最初はめちゃくちゃ感動して、ライブで「赤いカラス」を聴いたとき会場でちょっと泣いた。

自分の人生がちょっと動くくらいの感動。まあ実際なんも動いてないんだけど。

何回も行くうちに圧倒的な感動みたいなのはなくて、それでも毎回純粋に良かったなという気持ちになって帰る。

さて、お台場。

なんかリア充スポット扱いされてるけど、実際アクセス悪いし、あんま良くないよなと来るたびに思う。

それでもゆりかもめ乗るのはなんだかんだでワクワクする。

Zepp Tokyoって箱だった。箱って言い方、めちゃくちゃカッコよくないですか?会場のことを箱っていうだけで支配者側になれる気がする。

最近車の運転覚えたから、ライブのときは人混みが嫌で車使ってたんだけども、今回は敢えて電車にして、酒飲めるようにした。

けど飲むと途中でトイレタイムが発生するから、結局飲まない方がいいなという結論に達した。今回はでもバンドが交代するタイミングで休憩時間あったから、そこでスマートにトイレ行けて、多少マシだったけど、そうじゃなかったらと思うとゾッとする。ゾッとするは嘘。

ワンドリンク必須なので、ライブ終わりに帰り道で飲むのが最強かもしれん。今度やろ。

一番手はPOLYSICSで、めちゃくちゃアゲアゲだった。曲ほとんど知らなかったんだけど、予習不要なレベルでいきなり盛り上がる曲バンバンやっててすごかった。

MCも達者で、最高の出順だった。

このポリのMCでSHIGONOSEKAIが45歳とかかってることに気づいた。マジで何の疑問もなく死後の世界だと思ってた。

二番手がシロップで、なんかよくわかんない曲やってて、最初すげーマイナーなB面曲でもやってるのかなと思って、二曲目も同じく知らない曲で、この時点で、

あ、こいつら新曲やっとるな

と気づいた。五十嵐、完全に新曲やり癖がついてる。なんだ新曲やり癖て。


四曲新曲で、四曲人気曲みたいなバランス。

人気曲?

シロップみたいなバンドの人気曲って人気曲っていうのかな。

まあなんか、ファン人気の高い曲。

シロップのRebornってなんであんな延々カバーされてんだ。

新曲の四曲目が非常に刺さりました。Aメロで〜な君が好きだったって連呼するやつ。くだらない君、笑えない君、とか。なんかこう内向的で自分にだけ心を開いてくれてる女の子の写真がパラパラ浮かぶみたいな展開。

エモすぎ、って言葉を使いたいけど、使うと感動の質が一個落ちる気がする。

ライブで突然新曲祭りするの、聴く方は絶対入ってこないんだけど、四曲目はマジでスッと入ってきた。

三番手がアート。

出番前の調整の時点で、リードギターの音が割れる寸前ぐらいまでキンキンになってて、いやさすがに調整ミスってるだろと思って演奏はじまったら、案の定キンキン言ってて、音下げてあげてと思ってたら全然下がらなくて、どうやらたぶんキンキンしてんのが意図通りの調整だったぽい。

木下理樹は全然声出てなかった。

はじめてライブで見るからわからんけど、声量ないのはいつも通りなのかな?そんな気もする。

音割れ寸前のキンキンしたギターの中で、木下理樹の小さめの歌声がめちゃくちゃアンバランスで、これはこれでART-SCHOOLっぽいのかなあと思ったりはした。

ART-SCHOOLに関して書くと、Requiem For Innocenceだけめちゃくちゃ聴いてて、あとは正直あんまり聴いてない。クロエとかスカーレットとか飛び飛びで聴いてる感じ?

Requiem For Innocenceはなんでサブスクにないんだ。

サッドマシーン聴きたいとき、サブスクにライブアルバムの音源しかないんで、いつもアウトロの

「えー僕たち、ART-SCHOOLはですね、この四人で名古屋に来ることはないんです……」

というたどたどしいMCを聴くハメになって、プレイリストにあるとジャマだったりします。それでも聴きたいときは聴きたい。いつもああ、もう!って思いながら次の曲に飛ばしてます。

アートはさすがにちょっとだけ予習して、特に最近の曲追ってなかったんで、それだけ聴きました。

まあでもあんま心配なかったかな。

最近Twitterで、「YOASOBIの曲が全部同じ聴こえるは嘘ですが、ART-SCHOOLの曲はマジで全部同じです」ってツイートが流れてきて、真理だなと思いました。

Requiem For Innocenceはマジで全部同じ曲といっていいと思う。

あとツイートで流れてきたやつを現実で話したいとき、「この前聞いた話なんだけど」みたいに、人から聞いた話みたいにしてるの俺だけですかね?

ポリはともかくとして、シロップもアートも「人と上手く関われないようえーん」みたいな音楽(オルタナティブ・ロックというカッコいい名前もあるとは聞いております)やってたのに、それをやり続けたら人との絆生まれてるのは、なんか面白い。

もっと正直に言うと、うらやましいと思ってしまった。

なんていうのかな、そういう深いところでつながってる関係って、やっぱいいですよね。

しかもつくろうと思ってできたっていうよりかは、結果的に絆になってたみたいな。

俺はどうしてもアートよりはシロップ派なので、そっち目線で見ちゃうけど、人のイベントで新曲四曲おろすような五十嵐を、木下理樹も戸惑いながら喜んでるっていうのが、やっぱなんかいいよね。

シロップ五十嵐は特にコロナの自粛期間入ってめちゃくちゃ元気になったような感じがしてて、内向的な人間にとってはあの頃の空気感はむしろプラスだったのかも、なんて思ったりしてた。

ライブの声出しが禁止だった時期、20210というシロップ新曲やりますライブがあって、その帰り、どうせ音源化するのにまた2, 3年とかかけるんだろうなあと思っていたら、割とスッとLes Misé blueというアルバムが出て、ビックリしたんですよね。

犬が吠える名義で出そうとしてた曲は長らく音源化されなくて、俺はなんかニコ動のよくわかんない音質激悪の動画落としてなんとか音源にアクセスしてた気がする。

最近はなんかそうだな。永田敬介とかシロップ五十嵐とか、「そういう感じ」の人が調子良さそうで、すごくいいですね。

これで終わりなんだけど、歯切れが悪いな。

最後にちょっと無敵になったpovo見て終わりますか。

povo使ってる人にしか伝わらないと思うけど、まあいいか。解説して面白くなるやつではないです。お前はそこでそうやってdocomo回線にしがみついてろ。俺はpovoと未来に行く。

寒くなってきたから、風邪引かんように外出るときはちゃんと厚着してな。ほなね。

(了)

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