第5章Decoherence感想【Life is Strange: Double Exposure】
これの続き
っつっても第5章が一番短いかな
チャプタータイトルのDecoherence(デコヒーレンス)は、
シュレーディンガーの猫の問題で、デコヒーレンスによる干渉の消失と同時に、波動関数の収縮が生じてどれか一つの固有状態が選ばれる(射影仮説が適用される)という解釈がある。 デコヒーレンスは外部環境からの熱揺らぎなどが主な原因である。これによって、本質的には「シュレーディンガーの猫」パラドックスは解決できると考える研究者は多い。つまり、猫のようなマクロな系は本質的に孤立系とはなり得ず、常に外界からの揺動を受けている。その揺動は猫の波動関数を収縮させ、その結果、箱の中において猫の生死は観測前に既に決定している、ということである。 注意すべき点は、デコヒーレンスは各状態の干渉性をなくすが、どれか一つの固有状態を選び出す訳はないので、デコヒーレンスだけで波動関数の収縮が説明できるわけではないことである[1]。波動関数の収縮には射影仮説が必要である。 一方で多世界解釈では、波動関数が収縮しないため、デコヒーレンスにより状態間の干渉性がなくなることさえ示せればいい[2]。
ですね
量子力学ってホンマキモいわ。そういうとこやで
力は呪いか
第4章のラストでマックスは写真に時空ワープしてて、第5章のはじまりはワープ後の世界。ただし嵐は来ていて、マックスはカレドン大学のキャンパスに。例の「丘」に行きます
サフィが何者かに殺されていたベンチがある丘。
そこにはサフィが一人でいました
背後には嵐
「この事態を終わらせたければ、私を撃って」
サフィはそう言って、マックスに拳銃を手渡す
拳銃を受け取るマックス。サフィはカメラで、マックスを撮影
「完璧な写真が撮れたと思う。最期の瞬間にこんないい写真が撮れるなんて、良かった」
この写真が、たびたび出てきた、マックスがサフィに拳銃を突きつけている写真。
そして、第3章でマックスがこの写真に時空ワープしていて、そのときと同じセリフをサフィが言います
「もしかしたら私たちは呪われているのかもね。あなたも私も。そしてマヤも。あるいは世界が呪われているのかも」
アルカディア・ベイのトラウマがあるマックスは、迫ってくる嵐がこの地域を消滅させると知っています
でもサフィも大切な親友
サフィはただ、自分を撃てと指示します
マックスの選択は……
あれ、ここ選択肢出ないの?
あ!
マックスは拳銃を嵐の中に捨てて、サフィの手を取って嵐の中に飛びこみます
え〜〜〜〜〜〜〜
選ばせてよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
セカイ系展開
ここからセカイ系展開が続きます
まずカレドン大学の北区画でダイアモンドと会って、本来FABに通じるドアを開けると別のところに飛んで、天体観測したところでモーゼスと会って……みたいに、ひたすらワープが続きます
本来相当サイケデリックな展開なはずなのに、初代をやったプレイヤーにはお馴染みでしょう
「セカイ系」のとこですね
「Life is Strangeの第5章はセカイ系でなければならない」とアメリカ合衆国憲法にあるらしいです
憲法にあるなら仕方ない
で、モーゼスを写真に撮ると、そこに憑依してたサフィの影が映っていて、モーゼスを解放することができます
ここ、雰囲気ではわかるんだけど、ちゃんとわかってない
サフィの能力って相手の脳をどうこうというセリフあったんだけど、正確にわかってない
とにかくマックスが写真撮ると、モーゼスとサフィに分離できるらしい
「うわ、ダブルエクスポージャー!」と思って、ちょっとテンションは上がりました
その後の流れは配信アーカイブ見て欲しいですけど、ゲーム冒頭に出てきたボーリング場、初代から今作までの間にマックスがアメリカ国内を漂流してた時期のモーテルと思われる部屋、そしてブラックウェルアカデミーのトイレ、スナッピングタートルなどを経由して、ほぼ全てのメインキャラと邂逅することになります
そして最終的にサフィと一対一になり、様々なシーンで様々な会話をします
そしてあの丘に戻って、サフィ・ヤスミン・マックスのシーンをやり直すことに。非現実的で、濃密なコミュニケーションの中で、何かが変わったのか、嵐は消えていました
「私とマックス、二人の超能力者が手を組めば無敵だよ!」
と協力を持ちかけられたマックス
ここで究極の二択……でも突然断る
いや、普通そうでしょ
ここでサフィに乗る!って気持ちになる奴、逆張り以外でいるのかな
協力を断ったら、サフィは歩いてどこかに去ってしまいました
は?
アニメ版エヴァのエンディングじゃん
芥川龍之介よろしく、「サフィの行方は誰も知らない」状態ですが、マックスはモーゼスから連絡を受けて、スナッピングタートルに行きます
セカイ系で主要人物とだいたい出会ったんですが、それらの人物は並行世界の真実にたどりついたようです
この時点でもうリビングワールド/デッドワールドという区分けは消えて、コンバインドワールドという表記になっています
個別のキャラに話すと、色々深い話ができます
そしてモーゼスに話しかけて、大団円
マックス「もう私は逃げない」
マックス「約束する」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
THE END
終わったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!
しかしちょっとしたエピローグがあって、あの「丘」でダイアモンドが鼻血を出しているところに、サフィが現れて、「真実を知りたければついて来い」的なことを言って、ダイアモンドは迷いながら、彼女の後を追います
そのやり取りの後に出た画面がこれ
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
皆さんどうですか?
ざっくり感想
ちょっと感想については動画化したいなと思ってるので、投稿できたタイミングでこっちにも載せますけど、今思ってるざっくり感想
とりあえずいいとこ
アートワークがいい
グラフィックのセンスは相変わらずいい
BGMもめちゃくちゃいい。特にタイトル画面の「Someone Was Listening」が好き。BGMだったら何時間でも聴けると思う
Life is Strangeをやってるな〜という感覚
マックスのサブカルっぽくてちょっと意地悪な感じは健在
画面の中のオブジェクトを調べて、ひとりごと聞くだけで楽しい
なんだかんだで謎解きは楽しかった
容疑者が少なかったのは残念
グウェンがトランスジェンダーだから犯人になる訳がなくて、実質ルーカスとヴィンの二択。結果的に悪事を二人で分割した感じになったし、第4章以降はもはやサスペンスどうでも良かったし
そして悪かったとこ。これ中心に動画つくろうかな〜思てます
サフィ・モーゼスが好きになれない
クロエ破局ルートで即アマンダに行くとこ
写真・動画を信じすぎ
グウェン絶対戦えただろ
マックスの超能力が強すぎて緊張感がない
選択が意味なさすぎる
(こっからちょっと重要度下がる)
ストレートよりLGBTが多くてコントみたいになってる
一番気になったのがレッジーとヴィンのカップル
マックスxアマンダ、グウェンはまあわかるレベル
謎を残したまま終わった
残った謎については後述
続編ありきのエンディング
この感じで続編つくられても?能力者バトルになんの?
残った謎
俺がちゃんとストーリー追えてないだけなのかもですが、これらの謎が残っています
アルダーマン刑事が消えたのなんやってん?
ヤスミンはどうしてサフィの出版差し止めを命じたの?
ヤスミンはサフィが言うようにたびたび娘の行動を制限していたの?
ゲーム中で描写なし
ヴィンはなんで牛の頭蓋骨サフィの車に投げ入れたの?
納得いく理由がもらえていない
マヤ・オカダって結局何者だったの?
今思いつく限りはこんなところ
思いついたら追加 and 謎が解けたら削除します
俺の選択
評価や不満も書き切ったかな
漏れてるのあったら追記します
あんま意味なさそうなんだけど、俺の選択。
なんか……ホントに分岐してんのか?ってレベルで一本道だった印象
初代が名作すぎるので、超えられるとは思ってなかったけども、単体で評価したとしてもちょっと厳しい出来かも。いや、クソゲーとかそういうんじゃないんだけど
賛否両論以上、良ゲー以下の範囲かなあ
初代が神ゲーオブ神ゲーだからねえ
そんな感じです
来週にレビュー動画撮りますので、乞うご期待
とりあえずこのnoteお読みいただき、ありがとうございました
(了)