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🇦🇺ファームジョブ生活 人生最後の乳搾り

初海外で単身、オーストラリアに乗り込み、4つの州と10ヵ所のファームで働きまくった私の旅。
今日がファームジョブの最終日でした。

朝5時から牛たちと戦う毎日に終止符が打たれました。12日連勤、2日休日の2週間ルーティン勤務に体がついていかない日もありましたがなんとか体育会系の意地で走り抜きました。最終日は大きなトラブルもなく、オーナーからは感謝の言葉とディナーへの招待をいただきました。泣ける。

振り返れば渡豪してから始めの3カ月を除き、ほぼノンストップでファームジョブを続けてきました。
英語が全く話せず、仕事が見つからず、やっとブルーベリーファームの仕事が見つかりワクワクで長距離ドライブで向かうも現実は奴隷のような扱いでした。次に見つけたファームも命の危機を感じるほどオーナーに激怒されたりと非難続き。

なけなしの有り金で買った車も故障続きで、稼いでも稼いでも減っていく残高に不安を感じる毎日。

それでも次に見つけたガーリックファームは小さな家族ファームでしたが、休憩の際には毎日アイスと炭酸飲料を差し入れしてくれる家族で、我々バックパッカーに対するリスペクトを感じました。

消費されるだけの存在だと思い始めていたのに、必要とされることに嬉しさを感じ、もっと多くのことを体験したい、多くの人に出会いたいと思うようになりました。

とあるファームでは施錠という概念ないアコモデーションで男4人と自分で共同生活をしました。
結局隣の家がどこにあるかわからないほどポツンと一軒家状態。
そんなスーパー田舎の生活は
格安週30ドルのアコモでクモとネズミも共同生活。1m超の巨ヘビが目撃された時はみんなで包丁を持って探しに行き、週末はお互いの地酒をシェアして朝まで飲み明かしたり、週末は泊まり込みでバカンスを楽しむほど仲良しでした。

とあるファームは2組のカップルと自分で少し孤独感を感じるかと思いきや車もスマホも壊れてしまう不幸まみれの私を両カップルはいつも気にかけてくれ、1日も孤独を感じることがなく、お互いの国の料理を振る舞って文化について話したりとても充実した日々を過ごせました。

シティにはシティにしかできない経験があり、
英語力を向上させたいという当初の目的を果たせたかは正直わかりません。

ただ、自分だけのここでしかできない経験を、
奇跡的に出会えた仲間たちと共に共有することができたのは何にもかえられません。

ビザのために、楽そうだから。
どんな理由でファームジョブに取り組んでも私はいいとおもいます。ただどう向き合うかで得るものは変わってくるのかなとは思います。

自分だけのファームジョブ生活を1人でも多くの人が満喫できることを願っています!






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とろたま
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