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現役従業員が教える!   違法店ぼったくりの手口5選


はじめに

昨今の若者には夜の店で遊ぶ習慣がないそうです。
不況で賃金が〜、とか興味がなくて〜、等で理由は人によって様々でしょう。ですが私は『若者の夜の店離れ』は深刻な問題だと思っています。

もし将来、接待で行くことになったら?

もし将来、フラッと立ち寄った店が違法店だったら?

夜の店の知識がある日突然求められる。決して可能性が無い訳ではありません。

今回は夜の店でお酒を楽しむ全ての人に向けて、現役の黒服が

ぼったくられる傾向の客の特徴5選

を紹介します。今後の皆様のお役に立てれば幸いです。

※当記事は事実を元に作成しておりますが読み易さ等の便宜上、一部脚色がございます。筆者が過去にぼったくり行為を行った事実はありません。



1.セット料金を確認しない客

カモです。ネギどころか椎茸と人参と出汁まで背負ってくるレベル。店は内心ガッツポーズしてる。

ぼったくり行為とは違いますが繁華街で客引きをやっている人の店は大抵、客入りが悪いものです。それもそのはず、店内が賑わっていて忙しければ表で客引きなんてする必要がありません。そういった場合、店側はなんとしても客に入ってほしいものです。客引きのそういった心理を読んだ上で、

「このお店ってセット料金いくらですか?」

『当店○○円からやらせてもらってます』

「△△円になりませんか?」

※△△円は提示された金額を2000ほど引いた額が目安

と値引き交渉をすることで通常よりはるかに安い額で入れることがあります。値切りなんてみっともないと思われるかもしれませんが、店側はありとあらゆる手段で料金をふっかけてきます。自衛できる範囲でしっかり交渉しましょう。無論、事前に料金システムを聞くことでぼったくりのリスクは大幅に軽減されます。


2.TAX、サービス料を確認しない客

経験のある人はわかると思いますが、夜の店のメニューは原則として税別です。それに加えてサービス料という意味のわからん料金も一緒に発生します。
例えば、

TAX(税)10% サービス料10%

という店なら1000円の飲み物は1200円に。30000円の会計だったら36000円になります。
(ちなみにカード支払いだと手数料がさらに+10%)

正直、これが夜の店のデフォルトですが、サービス料がやたらと高い店には注意が必要です。小計は良心的でも合計額が恐ろしい額になっていることも…


3.入店時にメニューを確認しない客

これはカモ、というより一般的な客です。逆に言えば入店時にメニューにサッと目を通すだけで

コイツ、できるな…

と思われます。
上記のTAX・サービス料(税サ)はメニューに明記する義務があり、表示金額以上の料金は請求することができません。税サにスマートに目を通しつつ、ドリンクやボトルを卸すことで[遊び慣れてる感]を演出することができます。


4.自分で酔いのキャパが把握できていない客

女の子に煽られて飲みすぎた客、飲み屋をハシゴしていた客。 キャバクラやガールズバーには所謂、できあがった客というのが必ずいます。
ほろ酔い感覚で自分の意思で判断ができる内はいいですが、酩酊状態だと大変です。

「お時間となりますが、ご延長どうでしょう?」

『…うん?…うん…zzz』

「ご延長ありがとうございます!!」

酔いで明らかに正常な判断ができていないなら延長料金を毟り取るチャンスです。盛大にぼったくってあげましょう。
こういう客の良いところは会計を数千円誤魔化して高く伝えても気づかないところにあります。煽ればシャンパンまで卸すことがあるので、店は意図的に客を潰すことがあります。

酒は飲んでも呑まれるな、ということで常にほろ酔いをキープする。もしくは途中からソフトドリンクに切り替えてセーブする、というのが身を守る手段として時に必要になってきます。


5.会計で揉めた時に感情的になる客

楽しくお酒を飲んでいたのに、会計を貰ったらぼったくられていた。

もしそんなことがあったら頭に来る人もいるでしょう、当然です。ましてや酔いが回っていたら感情的にもなるかもしれません。

しかし、ここで怒れば怒るほど店側の思う壺です。

「なんだ!この料金は!ふざけてんのか!!」

と怒鳴れば警察を呼ばれ、無銭飲食として支払いを要求され、酔っ払いのイチャモンとして処理されるでしょう。

なのでそういう時ほど冷静に

「セット料金○○円で入って、△△円のドリンクを入れて、合計金額は□□円じゃないですか?」

と常に計算して冷静に具体的な自分の意見を曲げずに伝え続けましょう。
万が一、警察が来てもただのイチャモンで処理される可能性はグッと減ります。
悪質な店であれば摘発されますし、ただの会計ミスであれば正規の金額の支払いで済みます。


おわりに


大切なのは、
①常に料金の確認を怠らないこと
②わからないことがあれば従業員を呼んで聞くこと
③その上で自分の意思はハッキリさせること

です。以上のことを抑えておくだけで悪質な店に捕まる可能性は大幅に軽減されます。

では皆さんもよきナイトライフを。


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