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キミはガラコと破界の塔を知っているか!?

知らないキミはこれから知ることになる

noteの下書き機能マジで便利ですね。ネギトロ大司祭です。この文章は半分くらい通勤中に書いてます。

今回はロンメルゲームズ様より出ている、射狩矢 仗助様作の超絶面白いメカとダンジョンと惑星探索のTRPG、『ガラコと破界の塔』について書きます。

本当に激ヤバに面白いし、ソースブックおよびシナリオブック(サプリ)が2冊も存在する超メジャーゲームなのに、ネット上を探しても記事とか紹介が全然ない。何故だ。
こうなったらオレが書くしかねぇ

(追記:直近2024年の9月に幻想コンさんで、作者の射狩矢 仗助様へのガラコについてのインタビュー動画がありました!!神過ぎる。今度これについても書くかも。)
【TRPG】伝説的SFロボTRPGを紹介!ガラコと破界の塔【同人TRPG】


とりあえず基本情報に関しては、公式のトレーラーがイカしてるので転記します。販売ページとかにも掲載されてるやつ。

前歴不問、保険加入不可、高給、致死率高し。

惑星ノルヴァ17。

かつて地球の植民地として開発されたこの星は、地球との間に設けられた双方向性ワープゲートを破壊されて以来、完全に地球から見捨てられた、宇宙の孤島である。

惑星改造半ばで棄てられたこの星は、何らかの原因で人類保護プログラムを組み込まれていない無人機(ドローン)が、人類の居住区域を破壊し続けている。

キミはこの星で、ガラコと呼ばれる戦闘機械に身を包み、闘いへと赴く。

ドローンを倒すことがキミの仕事だ。

数多の危険。迫り来る脅威。死は身近にある。壊れたパーツは捨てろ。一人になるな。情報には金を出せ。そして……燃料には気を配れ。

ガラコと破界の塔 裏表紙より

ワクワクしませんか!?
この短い紹介文だけで、ガラコに搭乗したならず者たちが、補給もままならないハードな戦いに身を投じる姿が浮かぶ。

一応先に書いておくと、ロボゲーでリソース管理ゲー。さらにダンジョンハック。もっと言うとPCがいつ死んでもおかしくない、乾いた殺意が蔓延しているヤツなので人は選ぶ。

というか、人を選ぶ分、一部の人間にブッ刺さる要素だけで構築されている。後にも触れるが、PCが英雄じゃない。選ばれた主人公じゃない。
データ的な話だと、加護も運命変転も、プッシュロールすらない。(一応判定については振り直しがあるが、ステータスが減る。)すげぇゲームだ

紹介文を読んでビビッと来た人は大歓迎。
ようこそ、そしておかえりなさい。キミの魂の故郷、惑星ノルヴァ17へ

ガラコという壊れやすいメカ

何はともあれ、このゲームの主役はガラコという名の戦闘機械。全長4m程で、比較的小さい。装甲も薄い。フレームに、二本ずつのアームとレッグ、あとはエンジンとコックピットという2つの急所を持つ。

カッチョいいルールブックの表紙。
ガラコの無骨さとサイズ感が表現された素敵なアートだ。

ダメージは部位ごとに管理し、受けたダメージ量に応じた被害が発生する。もちろんダメージ量が多ければ多いほど深刻な影響がでる。(達成値に累積するマイナス修正はまだいい方。最悪死ぬ。)ぐしゃぐしゃに破壊されたアームをつけているより、外してしまったほうがパフォーマンスがいいなんてこともある。

そう、ガラコのパーツは付け替えられる。冒険中、あるいは戦闘中でも、敵から奪ったパーツを自身のガラコに装備することができるのもポイントだ。もちろんパーツによってガラコの性能は上下する。型落ちのパーツでも無傷なら利用価値があったりする。

そして、アームやレッグならともかく、ダメージを受けた場所がエンジンやコックピットだった場合......ちょっとした攻撃が、搭乗者の命を奪う。名もなきモブドローンの放ったピストルが、最悪の場合PCの命に届きかねない

よって、何の因縁もドラマもなく、PCが死ぬこともある。
PCはあくまで、ノルヴァ17でガラコに乗ることを選択した。ただそれだけの一般人だからだ。ヒーローではない
しかし、彼らは自らの意志で、ガラコに乗ることを選択した。そして、だからこそ死んだ。それこそが、かけがえのないドラマなのだ。

(まぁ金がなくてなりゆきで~とかのキャラもいるし、ヒロイックなことしたいぜ!ってヤツも全然あり。そういうキャラに限って導入で不運連打から頓死してPL大爆笑、そして伝説へ……とかもある。そういうのもいいよね。)

話を戻すと、運良く爆散まではいたらなくとも、ラウンド終了時まで全判定にファンブル(頭がおかしい)など致命的な隙をさらすこともあり、これがまた面白い。
ちなみに敵は”部位狙い”でコックピットを容赦なく狙ってくるぞ。ワンチャン死ぬ!が常に存在する。       

リソースを活用し、いかにダメージを抑えるか。あるいは受けたダメージをどうごまかすのか。奪ったパーツと付け替えるのか、だましだまし使い続けるのか。この千切れかけたアームは、敵の命に届く一撃を放てるのか。
常にPCとPLに選択を迫るのが、ガラコと破界の塔だ。

ガラコと悪辣な罠

ガラコはロボゲーであり、ダンジョンゲーである。
タイトルにもある破界の塔。人類の生活圏を脅かす狂ったドローンの生産拠点を攻略するのがPCのたちガラコ乗りであり、破界の塔とは恐ろしい罠が待ち受けるダンジョンでもある。

地雷、毒ガス、落とし穴にトラバサミなどなど。豊富かつバラエティに富んだ愉快で最悪な罠たちがガラコ乗りを待ち受けている。というか公式のサンプルシナリオをやってみてくれ。すごいぞ。罠というものへの考え方が変わる。

ネタバレにならないように抽象化するが、ガラコの罠は常にPLの一歩先を行く。PLとともに歩むわけでも、PLの2歩以上先を行くわけでもない。
シナリオ制作者の手のひらの上で転がされる感覚と、芽生える殺意をぜひ体感してみて欲しい。そしてあわよくば貴方が罠を生み出す側へと踏み出さんことを。

ちなみにネギトロ大司祭が好きな罠は地雷です。レッグにしかダメージが入らないため、確実にガラコを半殺しにして足を奪うことができる非常に人道的な兵器。絶対に死なないので、慣れていない内は使う罠を地雷にすると事故が起こりにくい。(補給用のレッグは近くに置いておこう。敵についた状態でいい。)

ガラコと破界の塔を知ったキミはどうする

ガラコには他にも、素敵な要素がたくさんある。
フレーバーに富んだ人類種族たちや、ソースブック『黄昏の大地』にて追加された個性豊かでタチが悪すぎるクリーチャーども。正気じゃない実用GMマスタリング心得、【ガラコ、死の十箇条】(ちなみにその1は、”3人殺そう”。やはり頭がおかしい。)などなど。

いくら書いても書きたらない。マジで大好きなポイントが無限にある。というかちょくちょくこれからもポイントごとに取り上げて書くと思う。

てかもうここまで読んでくれた人はガラコを買ってくれ
イエサブにもまだ普通に置いてあるし、Amazonとかいろんな通販サイトにもある。
・Amazon 物理書籍

・Booth 電磁書籍版 750円

何なら最悪買わなくてもいいから、立ち読みで1ページ目下段1/4くらいのスペースに書いてある序文だけ読んでくれ。1分もかからん。

基本ルルブの序文を読んだら、横にあるサプリの、『黄昏の大地』と『旧世界の影』の1ページ目を開いてくれ。気がついたら買ってるから。
圧倒的な”熱”がそこにある。

なんかもう書きたいことが溢れて止まらねぇや。待て次回!!

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