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さよならデジタル…( ;∀;)

福生のレコードバーにて、半年前には1枚も無かったSpinnersが(全レーベルに渡って)ほぼコンプされていた(常連さんが纏めて持ち込んだらしい)。迷わず「NEW AND IMPROVED」('74年発売)をチョイスしてA面4曲目だけをリクエスト♪ あぁぁこれが盤なのか盤なのね…(DJの人が何か言いに来てくれたらしいが深い瞑想状態で気付かずw

曲が終わって若いDJの人が「凄くいいですね」とひと言(それを伝えに来てくれたのね…涙)。自分のことじゃないのに自分が褒められた時より嬉しかった。そこから素晴らしいご褒美タイムとなり、B面の最後まで一気に盤が回る。

Philippéの神懸かったvocalが続く圧巻のB面に、全身の毛穴という毛穴が開きましたwww デジタルではまず伝わらない微妙な塩梅が細胞に沁み渡る(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) このまま息を引き取っても悔い無しとまで思わせてくれる至福の時間✨

ここでふと閃く。自分が晩年に差し掛かったタイミングで何故彼の歌に出会ったのか。それは多分リアルタイムでは受け止め切れないことが沢山あったから。悲嘆に暮れて後を追っていたかもしれないから。それ程までに全てを掴んで持って行く人だから。何だろう、単なる歌い手ではない別の生き物感…(最上級に褒めてますw

このアルバムはオケが出来上がるのを待たずに歌録りが終わったという伝説と共に、Philippéを擁するSpinners('72〜'76年)の絶頂期が如何に神懸かっていたかを知らしめてくれる1枚。

そして…今日を境にもうデジタル音源には戻れない(盤を持っていても大音量で聴く環境に無いので形式上は渋々戻りますがw