見出し画像

最近感じた「公共交通機関」での接遇態度

11月x日 仕事帰りのバス車中にて

「降りる人はいないんですか?いたずらに降車ボタンを押すのはやめてください!!」


11月y日 私用で出かけた際に乗車したバスで降車時の精算時にて

「Suicaタッチするの忘れたんですか?Suicaタッチお忘れなく…と何度も言ったでしょ!?」


12月z日 私用で出かけた際のSuicaエラーによる有人改札からの退出時にて

「息子さんのSuicaで電車に乗ったんですか?これ、本来なら違法行為で犯罪なんですよ!今回は目を瞑ってあげますが、次回もこのようなことをしたら容赦なく警察を呼びますからね!!」

いずれも私が最近実際に経験した出来事だ。背景をもう少し詳細に説明するとこうだ。

まず11月x日の出来事は、仕事帰りに最寄り駅に向かうバスの中で起きた。運転手から非常に近い座席で小さい子連れの女性客が乗っていたのだが、子供は落ち着きがない様子だった。母親である女性は子供をなだめるのに必死だったが、信号待ちからバスが動き出した瞬間だった。バスが軽く揺れたせいもあり、子供の手によりうっかり降車ボタンが押されてしまったのだ。そして降車ボタンが押された停留所にバスが止まり降車ドアを開けたものの、降車客はいない。運転手は腹が立ったのか冒頭のような「捨てゼリフ」をしてしまったのである。女性客は子供をなだめるのに必死で謝罪の言葉を発する余裕もない。しかし、私も含め女性客に冷ややかな視線を向ける人はほぼほぼ皆無だった。それよりも事情も汲まずに横柄な言葉を発した運転手にものすごい嫌悪感を持ったに違いないだろう。

次は11月y日の出来事は私が運転免許証の更新で都内の某試験場に向かった際に乗車したバスでのこと。このバスはいわゆる「後乗り、前降り」形式の路線バスで、SuicaなどICカードで乗車するときは乗車時にICカードリーダーにタッチしなければならない。私は迷うことなくICカードリーダーにタッチしたのだが、降車時に再度Suicaをタッチするとどういうわけか乗車記録がされていなかった。そこで「タッチし忘れたんですかー」という件のセリフ。私は「すみませんでした。。。」と謝るので精一杯だった。

そして最後12月z日の出来事は都内のJR某駅にて駅員から発せられた言葉だ。私は母親と私用で出掛けたのだが、母親からSuicaが見当たらないと。電車の時間までまだ若干の余裕はあったのだが「じゃ、切符を買ってきなよ」と突き放すわけにもいかない。そこで私がもう一枚持っているSuicaを貸したのだ。ちなみにこのSuicaは記名タイプで通勤の際に利用するバスの定期券データが入っている。そして降車駅で自動改札にSuicaをタッチしたのだが、二度タッチしてしまったのだろうか?エラーになり出場できなくなってしまった。そこで有人改札に行き出場処理をお願いしたところ、駅員はあろうことか名前を見て男性の名前である私のSuicaと出場処理を願い出ている母親をみて「これは誰のSuicaですか?」と訊いてきたのだ。母親は「息子のですが…」と答えると駅員はすかさず冒頭のようなセリフで母親をしたことが不正行為だとたしなめてきたのである。

詳細は以上の通りとなるのだが、いずれのケースにおいても故意でやったことでないのに、対応した側の態度が明らかに「上から目線的接遇」だったのだ。特に最後の12月z日の件は本当に腹が立った。母親のSuicaはカバンの底に入っていたのだが、探しきれなかったのだ。私も普段からSuicaは財布の中の決まった位置に入れておくか、100円ショップでチェーン付きケースを買った来て取り出しやすいようにしておきなよ…と注意はしていたのだが、母親はどうもそういうのが苦手なのだ。確かにSuicaが見つからないからといって安易に自分のを貸してしまった私にも過失はある。だけど「今回は目を瞑ってあげますからね」や「今度やったら容赦なく警察呼びますよ」といって畳みかける接遇は酷すぎないか?ここはひと言「たとえ親子であってもSuicaの貸し借りは違法行為ですから、気を付けてくださいね」というだけで済むのではないだろうか。この駅員は自分の父親や母親にもにそういう風に言って突き放しているのだろうか。だとしたら悲しい限りだ。

その他の2件ももう少し柔らかい言葉でけん制できたと思うのだが…

いいなと思ったら応援しよう!