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【2.5次元小説#1】バ先のカフェで私はあなたに惚れました。

夏の終わり…そんな匂いがした。

何となく一年前嗅いだ、心地よい匂いに似ていた…。

2018年8月某日、アラームよりも先に心拍数を上げるような耳障りな虫の音で目が覚めた。

今日はバイトに行かねばならぬ…。

でも、今日は5連勤の4日目。

峠は越えたと思っていたが、流石に4日目は身体に堪える。
実質的に今までと同じ1日だが、精神的には倍…、いや、それ以上の疲労が重く身体にのしかかってくる。

そんなこんなで気がついたらAM10:00。

大きな鉄球が付いているような重い足を引きずりながら、外に出て…気がついたらAM10:45。

私は結局バイト先のカフェの更衣室にいた。

更衣室の前にある大きな鏡で寝癖を直しながら、笑顔の練習をしていた。
でもそれはどことなく切なさが残った無機質な笑顔だった…。

AM11:00勤務開始。
練習し尽くされた笑顔で店長と挨拶を交わし戦闘の幕が開けた…。

【つづく】
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※第2話はこちらです↓

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ココハナ
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