【2.5次元小説#4】バ先のカフェで私はあなたに惚れました。

働き始めて早3ヶ月、最近は神様気分で横柄な少し怖めのお客さんも目に映る。

普段は1つ年上の可愛くてたくましい真希先輩が私の代わりに対応してくれるので、

こんな頼りない私でも何とかやっていけてる。

久しぶりの接客で出会った…

単なる客の…

…少しかっこいい彼は…彼の影は、


コーヒーを頼んだ数時間前とは打って変わって…、

テラスに映ったその日の彼の影はなんだか、

どこかしら寂しげで、

照りつける太陽に負けてしまいそうなくらい、
消えてしまいそうなくらい薄く映って見えた。

誰かを待っているような素振りを何度もしていたが、

やがて彼の甘い顔は飲む前のブラックコーヒーのように渋い表情をしていつの間にか私のバイト先のカフェから姿を消していた…。

つづく
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