第35講・なっとうを買いに
おととい福岡に行ったばかりですが、こんどは軽く水戸です。死んだおやじさんの借金を請求にゆきました。
やはり、片道1300キロの場所と140キロの場所は違います。このぐらいが一番ちょうどよい。
特急で余裕の朝
朝9時半。
上野駅から「スーパーひたち13号」で一路水戸へ。今日は片道1時間10分の気軽な旅です。そのうえ、変な時期なので空いてます。
請求の原因
では、本題に入ります。
今日は、死んだ親父がうちの債務者で、これがまたナマジ資産があるもんだから相続争いが発生。もちろん、どちらさんも相続の放棄なんぞ考えておりません。
おとーさん死んで2年。うちの会社は
あっちこっちタライまわしにされ解決不能の状態に陥ったため、案件が私のところへ回付されてきました。
過去の記録からすると、誰も払う気はありません。
みんな払う気がある場合は調停手続でやんわり話し合い、たとえ償却が出たとしても税務当局からクレームのつかない、裁判所の調書で契約書にかえる方法をとります。
しかし、だ~れも払わない。
そうなりゃ、払わざるを得なくする以外にどうしようもありません。
アラート
馬鹿だねえ…この奥さんは。
裁判の前にこのページ見ときゃよかったのに。裁判始まって開口一番これ。
いきなり取立人にデフコン5が発令され、原告席にいる取立人の全艦載機が飛び立ってゆきます^^;
相続の何たるか
相続というのは、プラスの財産も相続すれば、マイナスの財産ももれなくついてきます。
裁判所の司法委員の先生が、相続のイロハを説明。
おくさん、ダンナに負債があるの知ってて一旦は相続放棄しようかと思ったものの、結局遺産争いが決着つかずにのびのびになっていた模様。ところが、おくさんは相続の原則=包括相続というのを全く理解しない。
相続財産=家、だと思ってるんですな。
こいつ、二言目には「法律を知らない!」と抜かすのが気に食わない。
知らなきゃ弁護士に相談すりゃいいじゃないの。
決裂
かくして。
おくさんは、絶対に払わないという。
契約書の筆跡は認めたし、融資と弁済は立証したし。
あとは、原告勝訴の判決をもらうだけ。
そして、兄貴が相続したらしいがいまだに所有権移転の登記をしてない不動産を競売して、うっぱらってしまうのだ(^^)
毎度おなじみの
周辺散策です(^^ゞ
いきなり、こんな写真展が…いいネーミングですな。
午後は会社にいなきゃいけませんので、早速帰途に。
行きは「スーパーひたち」。帰りは、できてまもない「フレッシュひたち」。仕事とはいえ、ちゃんとチェックするところはしてます(^^ゞ
そして、これが昼ごはん。傍らのビールはあんまり気にしないように。
頭上には、大量に買いつけた納豆。水戸へ行ったおかげで、当面おかずに苦労しない取立人。
しかし・・上野についてナニゲに弁護士の事務所へ電話したら
「何やってんですかっ!」
と、おねーちゃんに怒られて納豆をひとたば取られてしまった(T_T)