私が田中圭に溺れるまで〜Load to 圭〜
この話はきっと誰にでもあるようで、タイミングを逃すと一生その気持ちを味わわずに人生を終える。割と奇跡みたいな語。
私が田中圭と言う人を田中圭と認識したのは例にも漏れないおっさんずラブ。
やっぱりって思った?ちょっとまって。私はリアルタイムで楽しんではいません。ただ認識しただけ。
話題になっていたから最終回だけ見たけど、正直に言うと、もうこの中の人に対して少し惹かれ始めていた。
でも当時は蓋をした。だってどうせハマっても、自分の性格をよく知っているから。この感情は一時のものって考えた。だからここはまぁ、サラッといきます。
田中圭の人気に火がついたのも、なんだかさ、じゃもう好きになっても遅いじゃん…。って思っちゃった。
いやいやいや、ぜんっぜん遅くないから!って今の私なら言いますけど。まぁでもここでハマらなかったのも、何かの運命だったのかも。
次に田中圭を意識したのが例にも漏れない、あなたの番です。爆発的大ヒット作!!
やっぱりかって思った?ちょっとまって。私はまたまたリアルタイムで楽しんではおりません。ただ傍観してただけ。
その中でもなんだかザワザワする私の心。まあでも途中から見るのもなんだし、私の番ではないし、今から好きになっても遅いし。(その遅いっていうのはなんなんだ!!!)
でも見つけちゃった。宝物のようなその動画。
病室で戻ったきた菜奈ちゃんをバックハグして、もう離さない。って言う動画。
え…?何…この人…?本気で…本気で…役じゃなくて本当に愛してるでしょ?じゃなきゃさ、こんなに全身から愛しさとか、大好きって気持ちとか、切ない気持ちは出なくない?え?どういうこと?(めちゃくちゃ誉めてる)
と、私に俳優の定義を根本から覆させるという心が抉られるような傷跡を残したのです。
その傷跡はいつまで経っても残り、ジンジンとあったかく、いつ気付いてくれるのかな。なんて、ずっと待っててくれた。
でも、まだ気付かなくって。気付きたくなかったって言ったほうがいいのかも。
なんとなく好きだなって気持ちを持ってて、テレビに出ると目で追っちゃう、そんな人ができたことが、なんだか秘密の恋のような、そんな気持ちで。
秘めた想いは持ち続けたまま、その年の紅白にあなたは出ていました。見る度にキューンとするこの胸に、もうだいぶ嘘はつけていなかった。
やっぱりこうなる運命だったのかな。毎年年明けにはおもしろ荘を見るんだけど、ゲストが田中圭くんで、え、嬉しい!ってなって。
そこからは知っている通りの展開で。女芸人さんを次々と骨抜きにしていく。それも、全く嫌そうじゃなく。フリじゃなく。飄々と。それでいて温度は高く。同じ目線で。
全身が熱くなった。傷跡が疼いた。ああ、この人の事ずっと、好きだったんだ。遅くない、遅くないから。もうこの気持ちは止められないから。ゆっくり大好きになっていこう。そんなことを思った元日。
推しのいる友達に、この状況を相談した。とりあえず私は何をしたらいい?と。この田中圭くんへの気持ち、もしかしたら消えてしまうかもどうかもまだ分からないけど、とりあえず何をしたらいい?と。
「まずは、退会してもいいから、取り敢えずファンクラブには入っておきな。違ってたら退会すればいいから。もう今日この場で入っておきな。」
うん、神アドバイスだよね。彼女に相談して本当に良かった。その日に圭モバに入った私です。鐵は熱いうちに打て。ってこれ、推し活動の格言だよね。
まだまだ出てる番組を見逃す日もあったけれども、この日から私の心の中にはいつも田中圭くんがいた。気付けばモバを覗いたり、なんだか日常に彩りが溢れた。
そんな中での病の流行。世の中が混乱の渦に。
ドラマの撮影もストップ。世の中全体もストップ。混乱。焦り。日常が消えた。明かりがなくなった。
そんな中。圭モバでは、田中圭くんが毎日ピコピコしてくれるって。彼のできることなんだって。
トイレで泣いた。彼が光を灯してくれる。ここを出れば戦いの場。孤独な育児で気が狂いそうだったけど、毎日ちょっとだけ頑張ってみようって思えたんだ。
彼のできることってのはたぶん、彼が思うよりずっとずっと大きなことで、先が見えなかったあの時、ここのみんながどれだけ励まされて、どれほど救われたか。
あなたの描く(えがく)温度のあることばたちのおかげで、何度這い上がれただろう。
圭くんって呼ばれるのが嬉しいのかな。圭くんって呼んじゃおうかな。なんだかまた秘め事ができたのが、イケナイことのような、それでもイトシイことのような。そんな感じ。
ゆっくり、ゆっくり浸かっていった。
当時レコーダーが壊れていて、買い直すのすら面倒でアンサングは見ていなかった。友達からTVerの存在を教えてもらっい、K2は必死こいて見た。黒木も大好きになった。
あの傷跡の確信通り、頭の先から全身の先っぽまで、一切に手を抜かず、愛を持って役を生きるあなたも大好きになった。普通は逆なのかな?とも思うけど、私がバラエティで圭くんに落ちてしまったのは事実だから。それもまあいいだろう。(急なぺこぱ)
ようやくK2の最終回前日にレコーダーを買い直した。わたしの圭くんレコーダー。(家族の共有財産だよ?!)
そこからはドラマにバラエティになんでも撮り放題見放題。オート設定は田中圭。いやなんでもっと早く買い替えなかったかな…。まあでも、すべてのタイミング、運命も決まっているのかもね。
ゆっくり、ゆっくり、幸せの糸を縫っていくように、生活に圭くんを取り入れていった。
その年の年末くらいに、Twitterも本格的に始めたかな。見るだけだったのが少し呟き、反応が一つでもあるとなんだか嬉しかった。でも正直、みんなの好きが大きくて、まだ入り込めない、というか恐れ多い自分もいた。
でもさ、タナカーみんなあったかくてさ、、色々優しく教えてくれるし、みんなの呟きはひたっすらに愛に溢れているし、なんならこんなタナカー歴の浅い私に気軽に話しかけてくれるしさ、なんだよ、なんなんだよこの心地よさー!なんなんだよーーー!!!と叫びたくなる、そんな世界に驚いた。
ちょっとしんどいときは離れたり、廃人になってもいいやってときはひたすらTwitter見たり情報追ったりして。
あぁ、もう戻れない。あなたがいない日々には戻りたくない。もうずっと溺れてていい。溺れていたい。
もう心の傷跡が疼くことはない。それも大切な通過点でいい。
今日も今日とて、圭くんが大好きです♡
たなかな