もしも命が描けたら 豊橋感想記①〜初生圭くんを味わい尽くした心の中の大実況スペシャル〜(とは)
9/10㈮ソワレ 9/11㈯マチソワ
初めて圭さんを舞台で見た感想を備忘録として。バッチバチのネタバレありです。あと機関車のように暴走気味です。普段のわたしの感じが好きな人は面白く読めるかもしれないし苦手な人は理解がむずいかもしれませんがみんな読んで。(強欲)
ひたすら月人を生きる、圭くんをひとときも忘れたくないから描いておいた日記です。
☆9/10㈮ソワレ☆
豊橋について、食事も喉を通らない中、あ、嘘つきました。パスタセット食べました。
憧れの女神様達からのアドバイス。「息するの忘れないでね」(やさちい…)いや、本当に危なかった。これ聞いてなかったらたぶん過呼吸になってた。
こうゆうのビギナーズラックっていうよね…最前列だったんですよ…(鼻血)ホールに入る。待って。一番後ろでも嘘みたいに近い。自分で全席SS席や〜とかゆうてたけど、本当にそう。どこからでも見やすい。
席に座る。思わず体が震える。口を抑えてしまう。
恋い焦がれた人に、こんなに早く会えないと思ってた人に、今からこんなに近くで会えるなんて。現実とのギャップが頭をクラクラさせる。
程なく、会場が暗くなり、YOASOBIの曲がかかる。かなりいい。歌詞はまだ入ってこない。いやすごくいいんだけど、正直曲より圭が気になる。というかえ、えぇ〜?…こ、この建物の中にいるのぉ…?とまだ現実をわかっていない。
このようにパニック状態になっている人なんてどんどん引き離し曲は終わりに近付く。ララーララーララーララー。音楽とともに暗転。あ、あ、け、圭くん…ど、どこから現れるんや、いや、え?あ、爆発してまう…!!……
真ん中にスポットライトが当たる。ボワァーと見慣れたようで、見慣れない影が段々と光を取り込む。
最初は頭がバグを起こして、目も慣れていなかったので、圭くんが私の脳内で3D変換された。遊園地のアトラクションかのように。(世代がバレるけどディズニーのマイケル・ジャクソンのやつね)
その間10秒。スポットライトだった光が一気に明るくなる。そこには、大好きな、ずっとずっと夢にまで見ていた、見慣れたようで、見慣れない人物がいた。
その人が田中圭であることは、聴き慣れた声でようやく私の脳は認識した。今まさに、そこで、役を生きる彼を見て、完全に魂が抜かれそうだった。のを必死に、必死にもうこんな機会ないかもしれないから、めんたま見開いて、スゥエ最上級のスゥエスト(そんなことばない)で拝んだ。
月人の透き通る声、手をぱっぱっとやる動作。足音。髪の毛は最初は抑え気味にセットしてある。初日のため声はあまり掠れていなくいつもの甘い声。つなぎを着ているが、それでも隠しきれないスタイルの良さ(おちり…)。360度どこから見ても綺麗な顔。美しい顔。あ、首の後ろになんだか赤い跡があるかわいい。え、やっぱり本人も当たり前だけど格好よくてかわいいんだ。え、は、ハーフ?ハーフだっけ?ひょ、表情もすごいわかるやん…うえええやっぱり眉毛片方上がってるんだーーーなんて時々バグが起きながらも目まぐるしく考えていた。
もうこんな人なんかどんどん置き去りにして物語は進んでいく。初見のこの日はストーリーを追いかけながら。目は圭くんがまさに今生きている月人を焼きつけようと、もう必死だった。
こんな思考回路はショート寸前の私でも外から見るとスンッ…として舞台を見てる普通の人なんだから人間って本当に何考えてるかわかりませんよねぇ…?(急に怖い)
あぁ、所々で少しだけ「田中圭」を垣間見れるのが堪らなく嬉しい。愛しい。
もうこの時間が永遠でないなら、できる限り焼きつけよう。物語を楽しみながら大好きな人をしっかりと全身に焼き付けよう。
モバでの台詞も出てきたりして、なるほどこれか〜と思ったり、笑ったり。なんとなく印象としては、この日のソワレは3つ見た中で全体的に研ぎ澄まされていた印象。会場も笑い声などは少なめでしたが、いい意味のピリッとした緊張感の一体感がずっと最後まであった。(演劇素人がえらそうだな…)
虹子さんがセリフが飛んだような箇所があったけど、初見の私には分からず。
人間とはこの状況に慣れるもので、最初の20分くらいは思考回路はショート寸前のセーラームーン状態でしたが、圭くんが存在して、いま自分の目の前で月人を生きていることを受け入れた。圧倒的な月人の悲しみに手を差し伸べたくなる。
森で三日月と話し、命を描く力を受け入れる月人。ここの音楽と照明とアートの融合が堪らなく格好良かった。そして客席の方に歩いてくる月人。汗でキラキラ光った顔、端正な顔立ち、横顔が言葉にできないくらい美しく、ジャンプして暗転時思わず顔を覆ってしまったくらい、頭がおかしくなりそうなくらいに格好良かった。マジです。
そして水族館のシーン。わたしここ一番好きかもしれない。シンプルなセットなのに、映像と音楽アレンジと照明との融合、3人の天才的な芝居で、古びた水族館でアシカを見ている情景がありありと目に浮かんでくる。美しく切なくも笑いがあったり。そんなシーン。
この日のソワレは初見のためあまり記憶に残っていませんがマリオタイムには柴犬が混ざっていて月人はエアドラムをしていました。可愛すぎた。完全にエアドラム中は中の人がみえた。本編とマリオタイムの切り替えは流石というか見事というか。スッてなんのよ。スッて月人に戻るの。
物語の世界にどっぷりと浸かりながら笑っては泣き、泣いては温かい気持ちで満たされる2時間。ソウルメイトの言葉を借りるなら、初回は圧倒的田中圭を味わい尽くした感じ。
ただただ3人の演技力に圧倒された。黒羽麻璃央くんの静と動の演技や、小島聖さんの体全体、声色、表情で年齢も容易く変化させる演技に、ここまで…プロの役者さんとはここまで凄いのかと圧倒された。
月人の膨大なセリフ量。一体圭くんはどこの引き出しに入れておいたの…?本当に自然に役を生きていた。この日は一度も言葉を噛んですらいなかった。これが板の上の田中圭か…。凄いものをみた。
カテコでは、真剣な表情、神様のような表情のなかのお辞儀。胸に手を当て、深いお辞儀。泣きそうになったけど我慢して。自然とスタオベ。
カテコ3回目。お辞儀が終わったあとの満面な笑顔とお手振りを見れた。とても満足そうな表情だった。
正直、舞台の圭さんを見て思うことは、距離は近いけど圧倒的過ぎて逆に遠く感じてしまうのかなって思っていた。まだ見てもないのにそんなことを。
マジのマジで逆だった。たぶんこの人、すべての人を対等だと感じてる。私達観てる側のことも。相手の人がどんな容姿でどんな性格でどんなステータスを持ってるかとかあんまり重視していないんだろうな、なんて。
あの人懐っこい笑顔を惜しげもなく見せる。最前列から最後列、勿論二階席の方までもしっかりと愛と感謝で包む。みんな思ったはず。田中圭とゼロ距離だって。
もしも過去に戻れるなら、私はこの日を選ぶと思う。脳裏には刻みつけたこの日の初めての圭くんをもう一度味わいたい。
なっが!!なっがい!!もっと色々言いたいけど流石に終わります。
次は二日目マチソワレポでーす!(あるのかい?!)