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5月30日 日本ダービー考察 長文だが最後まで読んでくれ!

5/30(日)

東京11R
日本ダービー

〈考察〉
先週のオークスに引き続き、ダービーについて俺なりの見解を書こうと思う。
 
今週からB→Cコースに替わり傷んでいた箇所がカバーされ、土曜の競馬を見ても10R(2勝クラス芝1600m)では1.32.5、 
7R(1勝クラス芝2400m)は2.23.8と優秀な時計が出ており非常に馬場状態の良い+軽い芝のコンディションが想定される。
 
このような馬場状態で行われるダービーはオークスの考察記事でも書かせてもらったが『めちゃくちゃディープ産駒が強い』レースになっている。

過去5年の勝ち馬
20年 コントレイル(ディープ産駒)
19年 ロジャーバローズ(ディープ産駒)
18年 ワグネリアン(ディープ産駒)
17年 レイデオロ(キンカメ産駒)
16年 マカヒキ(ディープ産駒)

17年のレイデオロ以外の勝ち馬は全てディープ産駒になっているが、そんなレイデオロの母母のレディブロンドはディープインパクトの姉であり実質ディープインパクトに関わる血統が5年連続『ダービー馬』になっている。

しかしながら、日本を代表する血統となったディープ産駒は出走頭数が多いのは勿論で今回も出走馬17頭中7頭(キズナ産駒も含む)がディープ産駒である。

ここから先は俺の見解になるが、ダービーを血統で予想する上で『ディープ産駒』は必要不可欠になってくるのは間違いない。 
ただそれと同じぐらいに重要視しなければならないのは『スピード能力、仕上がりの早さ』と俺は考えている。

過去のメンバーで例えになりやすい馬を何頭か上げてみよう。

20年 
2着サリオス
スピード能力、仕上がり早さの両方を兼ね備えていたサリオスはダービー以降は1600m~2000mのレースが中心に。 
毎日王冠以降はイマイチな競馬が続いている。

5着ディープボンド
スタミナ能力に特化しているディープボンドは3歳の頃は目立たない存在だったが、阪神大賞典で勝ち、天皇賞(春)では1番人気2着とダービーの頃は穴馬だったディープボンドも今や現役トップレベルのステイヤーになっている。

19年
2着ダノンキングリー
クラシック本番前は横綱の一角として支持されてきたダノンキングリーもサリオス同様、ダービー後は1600~2000mのレースが主戦場に。

そしてこの世代で1番成功したのはダービーに参戦することが出来なかった『ワールドプレミア』だろう。
3歳で菊花賞(1着)、有馬記念(3着)、そして5歳になった今年は天皇賞(春)を制している。

18年
1着ワグネリアン
2着エポカドーロ
3着コズミックフォース
この3頭はダービーまでは順調だったもののそれ以降は目立った成績は残していない。 
そして3頭とも母親は1200~1600mの適正が高い馬だった。

この世代で1番成功したのは19年のワールドプレミアと同様に、ダービーに参戦すら出来なかった菊花賞馬+天皇賞(春)を連覇した『フィエールマン』だろう。

16年のダービー馬『マカヒキ』などもダービー以降の戦歴を見れば一目瞭然のはずだ。

『スピード能力、仕上がりの早さ』の重要性について何頭か例えを出させてもらったが、言いたい事は何となく伝わっただろうか?

クラシック前哨戦から活躍し、ダービーで成績を残したスピード能力に優れた馬達ははダービー以降1600m~2000mを主戦にしている馬が多く、逆にダービーまではあまり目立たない存在だったディープボンドやフィエールマンのように2歳の頃は体が弱くてデビュー自体が遅れダービーに参戦に出来なかったような馬が日本を代表するステイヤーになったりしている。

米国系=スピード、早熟型
欧州系=スタミナ、晩成型

という説は昔から言われている事で、これは全ての馬に当てはまるとは言い切れないが

米国系と欧州系
スピードとスタミナ
早熟型と晩成型

この相対する要素は俺の『血統予想』において最も重要な要素であり、今回のダービーにおいて必要な血統要素は

米国系
スピード
早熟型 

この3つの要素を最大に活かした『ディープインパクト産駒』こそがダービー馬に一番近い存在なのでは?

というのが俺の見解だ。
ダービーの軸馬についてはnoteへ記載してあるので是非見てもらいたい。 
宜しく頼むぜ!

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