一筆入魂【0051〜0060】
0051/1000「拓く精神を胸に」
自分の足跡に続く人が歩きやすいように目の前の石を
一つひとつていねいに自分の手で拾ってゆくこと。
それが「拓く」こと。
0052/1000「体調が悪い」と「やる気がない」は違う。
体調が悪ければ休憩する。
やる気がなければ行動する。
0053/1000「太陽が輝く限り、希望もまた輝く」
本日は冬至。
一年の中で一番日照時間が短くなる日。
明日から少しずつ少しずつ日照時間が長くなっていくと思うとワクワクします。
私たちは、太陽の光と熱とあらゆる神秘力によって生かされています。
今日は太陽に感謝する日ですね。
0054/1000「あなたが見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」
人生の主役は自分。
どんな人生にするのも自分の心次第。
心のおもむく直感を信じてワクワク人生を歩もう。
0055/1000「入らないことが問題じゃない。大事なことは入るまで打ち続けること」
「僕も30年間、プレーしているけれど、すべてのシュートが入るわけじゃない。
入らないことは問題じゃない。
大事なことは、入るまで打ち続けることなんだ。」
2018年9月、NBAスター、ステフィン・カリー選手が来日。
高中学生を対象にしたバスケットボール教室での一場面。
数百名の中高生が見つめる中、シュートを外し、恥ずかしそうにその場を立ち去ろうとする女子への神対応。
カリーは女子へ話しかける。
「入らないのは問題じゃない。
大事なのは入るまで打ち続けること。」
スポーツに限らず、人生にも通じる人生訓だ。
NBAを約30年間チェックしてるけど、このカリーのプレーは、異次元すぎる。
まるでサーカス、曲芸を観てるかのように魅了される。
ジョーダン、マジック、バード、レブロン、コービーとも違う。
独特のリズムと自由自在にボールを操るボールハンドリングが織りなす芸術だ。
0056/1000「頼まれごとは試されごと」
あるご家庭でのお話です。
子どもさんが10歳と8歳と6歳の3人おられる家庭で、毎年クリスマスイブには、サンタさんからプレゼントが届けられています。
ご両親は、翌朝、子ども達が目を覚まして、プレゼントのおもちゃを見つけて「わあ、サンタが来た」と喜ぶ姿を見るのに幸せを感じておられたようです。
昨年のクリスマスの出来事です。
その年も、同じように子ども達の枕元におもちゃがサンタクロースから届けられました。
次の朝、起きて「わぁ!サンタが来た!」と、いつもと同じ光景が起こると思っていました。
弟に届いたおもちゃは、ヒーロー戦隊もののロボット、妹に届いたのは動物のかわいいぬいぐるみ。これはよかったのでが、兄に届いたおもちゃが子供用のゲームでした。
そのコンピューターの電源を入れた瞬間にちょっとした事件が起こりました。
電源を幾ら入れても繋がりません。
ゲームが壊れていたのです。
お昼になるのを待って、父親はそのゲームのおもちゃ屋さんに電話を入れました。
責任者の方が出て、こんな対応をされました。
「あ~故障ですかぁ~。それは、申し訳ないですね~。
でもね、それは作ったメーカー側の責任ですよね。
メーカーのお客様相談室に電話をして下さい。
電話番号、言いますので、控えて下さいね。」
と冷たい対応をされたようです。
仕方なく教えてもらった、おもちゃメーカーに電話をしました
クリスマスの日に、おもちゃメーカーに電話してみると分かりますがなかなか繋がらないんですよ。
1時間に4~5回位の割合で、夕方位までかけました。
タイミングも悪かったと思いますが、なかなか繋がりません。
昼過ぎ頃から、兄は泣きはじめ、弟と妹は新しいおもちゃで遊んでいます。
しびれをきらし、夕方4時を回って、もう一度買ったおもちゃ屋さんに電話をしました。
同じ人が出て、同じく冷たい対応をされました。
そこで父親は、ちょっと腹が立つのをこらえて電話で、こう言われました。
「クリスマスの日、お忙しいのに故障の電話なんかして申し訳ございません。
もう修理は結構です。
が、
一つだけ、お伝えしたい事があります」
「はぁ?」
おもちゃ屋の係の人は、警戒心を強められた事と思います。
父親は、かまわず言いました。
「僕がそちらのお店でサンタにお願いしたものは、何だか解りますか?
家に来てくれるか、来てくれないか分からないサンタクロースは子供の心の中だけにはいますよね。
彼等はイヴの夜、サンタに会おうと夜更かしをします。
一時間、二時間経っても現れる様子のないサンタをずっと待つのです。
そして睡魔に勝てず寝てしまいます。
次の朝、枕元におもちゃが置かれている。
その、おもちゃを見て“あっ!サンタが来た!”って、心が躍動し遊ぶのです。
その子ども達の夢と子供達が感動する姿に僕は、プレゼントをお願いしたのです。
僕が、そちらのお店でお願いしたもの、それはおもちゃでは無いんですよ。
夢と感動です。
だからこそ、このクリスマスにこのおもちゃで遊ぶ事が、どれほど大切かと言う 事だけは理解して頂きたいと思います。
また、余裕がある時に修理をお願いします」
そう言い電話を切ろうとした瞬間、その人は、しばらく黙って、その後
「お客様、すこしお時間を頂けますか?」
「お客様が、お買い上げになった子供用コンピューターは超人気商品の為、この店には在庫がございません。
でも支店を探してみれば、一つくらいあるかもしれません。
もし、あれば今日中にお届けさせて頂きたいと思いますので、少し時間を頂けますか?」
父親は、
「えっ本当ですか?本当にあれば子供は凄く喜びます。お願いします」
と言い電話を切りました
しかし、夜8時になっても9時になっても誰も来る気配はありません。
子供達は、寝支度をして布団の中に入りました。
「間にあわなかったなぁ。無かったんだなぁ。
今年のクリスマスは、がっかりだなぁ。
こんな事もあるさ」
と諦めたその時です。
ちょうど9時頃です。
“ピンポン”鳴りました!
「よし来た!」
小さくガッツポーズをしながらも、父親は何食わぬ顔で子供達を部屋に残し玄関に行きました。
ドアを開け、その人がコンピューターを抱えて立っていました。
しかも、サンタクロースの服を着て満面の笑顔で立っておられたようです。
その人は、こう言いました
「おまたせしました、サンタクロースです。
お子さんを、お呼びください」
父親は作業着かスーツ姿で代わりのコンピューターを慌ただしく、持ってくる、そう思っていました。
でも、父親の前に立っていたのはサンタでした。
父親は興奮して子供達を呼びに行きました。
「早く降りておいで!」
子供達は何事かと、ドタバタと階段を降りてきました。
そして、その人の姿を見た瞬間
「サンタ! サンタさんだぁー!」
驚きながらも、次の瞬間には ピョンピョン 飛び跳ねていました
そして、その人が子供達の目線に合わせて、こう言いました
「ごめんね。サンタのおじさん忙しくてね。壊れたおもちゃを持ってきてしまったんだね。
はい これは、ちゃんと動くからね。お利口にしていたら、来年もまた来るからね。」
そう言って、頭を撫でてくれました
父親は、子供達を部屋に戻し、その人にお礼を言いました
「ありがとうございました。
子供の夢を繋いでくれてサンタにまでなって頂き本当にありがとうございます。」
その人は、こう言いました。
「私たちが売っているものは、おもちゃではないんです。
“夢と感動”なのです。
忙しさにかまけて大切な事を忘れていました。
それを教えてくれて、ありがとうございます。
わたしもサンタクロースから大切な心のあり方をいただくことができました。」
といって笑顔で帰られました。
「頼まれごとは試されごと」
常に相手の予測を上回るような働きができたら素敵ですよね。
0057/1000「絶対にやり遂げたいことがあるのなら、決断・覚悟・継続が必須」
決断とは、絶対に実現すると決めて、他の道を断ち、全力を傾注すること。
覚悟とは、どんな苦労も涼しい顔で乗り越えると、心に据えること。
継続とは、実現するまで絶対に止めないと、自分に誓うこと。
0058/1000「俺はあいつになれないが、あいつも俺にはなれない」
看護師さんが患者さんに聞いた「死ぬ前に語られる後悔」
ベスト5。
⑴自分自身に忠実に生きればよかった。
⑵あんなに一生懸命に働かなくてよかった。
⑶もっと自分の気持ちを表す勇気を持てばよかった。
⑷友人関係を続けていればよかった。
⑸自分をもっと幸せにしてあげればよかった。
第1位は、「他人に望まれるように」ではなく、「自分らしく生きればよかった」という後悔。人生の終わりに、達成できなかった夢がたくさんあったことに患者さんは気づくのだそうだ。
「ああしておけばよかった」という後悔の念を抱えたまま世を去らなければならないことに、人は強く無念を感じるようです。
0059/1000「知覚動考でともかく動こう」
仏教や禅の教えの一つに「知覚動考」というものがあります。
この教えは、知ったことを覚えながら、動きながら考えていきましょう。
知ること、覚えること、動くこと、考えることは一つです。
しかし、私たちは知ったことを行動に移すことは、後回しにして、まずは考えて、考えて、考え込んで時間が過ぎていたということがあります。
知ったと同時に覚えながら、同時に動きながら考えてことです。
行動して体験することによって初めて気付くことがあります。
まずは動くことです。
これを、
「知(とも)覚(かく)動(うご)考(こう)」
といいます。
0060/1000「人生、残りの人生で最も若いのが今です」
人生、残りの人生で最も若いのが今です。
やり始めるのに遅すぎることなんてありません。
44歳になる私も新しい世界に飛び込み人生100年時代に備えて、現在、修行中です。
まだまだ人生これからです。
安藤百福氏は48歳でチキンラーメンを開発し、マクドナルドのレイクロックは、52歳でハンバーガーショップを始め、ケンタッキーのカーネルサンダーは、60歳で始めました。
日本地図を作った、伊能忠敬は、55歳からはじめ、71歳で作り上げたり、松本清張は44歳で本を書き始め、82歳までに1000冊を書き上げたのです。
かっこいい大人が増えれば、子供たちは大人になることを望みます。
カッコイイ大人とは、チャレンジし、自分のやりたいことに向かっている人。
そんな気がします。
「夢のない親に夢のある子は育たない」