「ここ一番で負ける理由」
【テーマ】
勝負どころで力が発揮できない貴方に贈る、150年に1人の天才からの戒め。
【タイトル】「ここ一番で負ける理由」(仕事版1月20日)
【著者】大橋秀行(大橋ボクシングジム会長)
150年に1人の逸材と言われた天才ボクサー。
大橋ジムには世界王者・井上尚弥が所属。
【要約】
プロボクサーで一番苦しいのは減量。
小学生の頃から世界チャンピオンを目指す。
ず〜っと1日1食を通す。
プロ通算成績24戦19勝5敗。
「若い頃、ここぞという勝負ではなぜか、負けた!」
インターハイ3年時、負け。
大学オリンピック選考会時、負け。
プロになって連戦連勝、しかしタイトルマッチで負け。
いつも肝心な試合で負けた自分を自己分析した。
負け試合にはある共通することがあった。
世界戦で勝てなかった時、大橋さんはその原因を外部に求めていた。
ボクシングで勝てないのは、
「指導者が悪い」
「会長が悪い」
「ジムの設備が悪い」
「食事が悪い」
「試合会場が悪い」
「対戦相手が悪い」
「観客が悪い」
「日取りや時間が悪い」
「グローブが悪い」
「靴が悪い」
「レフリーが悪い」
「ジャッジが悪い」
など、不満の日々を過ごしていたから。
周囲に不平不満を漏らしたときは必ず負けた。
そのことに気づいた大橋さんは、周囲のスタッフや環境に対して、お陰様の心で感謝するように心掛けた。
ボクシングができる環境にありがとう。
スタッフやお客様を信頼しよう。
道具やレフリーにありがとう。
全てのことに感謝する心を養った。
その不満を払拭し、感謝の生活に過ごす頃から流れが変わり、結果として世界チャンピオンになれたのだと言う。
「油断大敵」という言葉があるが、一流選手で油断するような人はいません。
実際は「不満大敵」なのだ。
「不満大敵」は何もボクシングに限ったことではない。
人生全ての共通項。
素質のある選手でも監督や周囲の環境に、不満を持ち始めた瞬間から、ダメになっていく。
【本日の学び】
油断大敵より不満大敵
https://youtu.be/SDCGwyVJNe4