愛鳥と薬について

突然ですが、薬とは何で出来ているか皆さんご存知でしょうか?
薬は化学物質であると言う事位は、皆さんご存知かもしれません。
そこから、掘り下げて何から出来ているのか考えた事はありますか?
薬とは科学物質であり『石油』であり『プラスチック』と同じ原料で出来ています。
この事は何となくは分かっていても、この『石油』が私達人間と、そしてあなたの大切な愛鳥にどんな影響を与えるのかを、あまり深く考えた事がない人が大半だと思います。

先ず薬を飲む時は、身体に何かしらの症状が現れて、それを抑える為に薬を飲むと思います。
風邪をひいて熱が出て辛いから、熱を抑える薬を飲む。
頭が痛くて、、、咳が出るから、、、それを抑える為に薬を飲みます。
病院でもあなたは、熱が出てしんどいんです。風邪だと思うんですけど。とお医者さんに伝えるとお医者さんは、喉の腫れを確認し、そうですね、少し喉が腫れていますね、風邪でしょう。熱を抑える薬を出しておきますので、様子を見て下さいと言って、薬を処方されます。
本来、熱が出たり咳が出るのは、何かしらの原因(ウイルスや雑菌、乾燥など)があって、その原因を外に出す為に私達の身体は、自分で自ら外に出そう、治そう、修復しようとして、咳が出たり熱が出たりします。
それは良く聞く『自然治癒力』『自己免疫力』と言う自らの身体の機能です。

ですので、先ずこの何かしらの症状が出た時に、やるべき事は薬を飲んで、出るはずの咳を抑える事でしょうか?
薬が開発され、風邪をひいても働く事を強要されてきた、団塊世代の方達は、こんな症状で仕事は出来ない、働かなければいけないと、薬を飲んで無理やり、症状を抑えて生活を守って来ました。
薬を飲んで症状は抑えられ、身体の本能はウイルスや原因を外に出そうとしているが、薬で抑えられているので、本来の回復は遅く時間がかかります。
ですが、表向きは症状が抑えられ、治ったかのように感じられます。
ですので、皆さん薬を飲めば早く回復する。と思っているかもしれませんが、本来の回復は遅くなります。

そしてこの薬を飲むと言う事に効果が見られるように見えるのは、私達の自らの身体の機能『自然治癒力』と『自己免疫力』が高い時に限ります。

冒頭でもお伝えした、薬は化学物質であり、石油ですが、一見症状が良くなりますので、身体に差程悪い物ではないと思っているかもしれませんが、薬の副作用と言う物をご存知でしょう。
『副』作用と言われるとそんなに気にしない裏の少しの作用と思いますが、これはしっかりとした薬の『作用』です。
実際、お医者さんでも、風邪を引いた時や咳が出る時、ロキソニンと一緒に、胃の整腸剤を一緒に処方されます。
これはお医者さんも、大抵の薬を飲めば胃腸に吐き気、膨張感などの『作用』がある事を分かっていてるから、必ずと言って良い程処方されます。
吐き気が出る時は、私達の身体に元々備わっている機能が、何かしらの異物を感知し、外に出そうとするからです。
薬が体内に入った時に、その化学物質である石油に反応し、体外へ排出しようとするのです。
因みに私達の身体の機能である、『排出機能』は一番大切な機能です。
私達は日々の食生活や生活の中で身体に良くない物を取り込んでいます。
その良くない物を身体に溜め込んでいると、徐々に身体が弱って病気と言われる症状が出て来ます。
これは癌にも通じます。
いくら病気になっても、この『自己免疫力』と『自然治癒力』そして『排出』が上手く出来れば、重い病気と判断されても治っていく事もあるのです。

薬の作用によって、排出機能は止められ、石油を飲む事で、少しずつ自己免疫力は低下します。
もし入院などで、長期的に薬や点滴、注射などで、体内に慢性的に化学物質が入り続けると、やはり一見ビタミン配合と症状を抑えられるので、短期的には元気に回復したように見えます。
ですが、薬漬けになってしまっているので、長い目で見ると、『自然治癒力』と『免疫力』は低下しているので、再発や、他への転移、他の病気症状などが、後々出る事も多いですね。
これが良く分かったのは、コロナでは過去に病気を患っていた人は重症になりやすかったですね。
それはその時に受けた治療や、薬で免疫力が落ちている身体にコロナウイルスが感染し、重症になってしまいました。

人間である私達の大きな身体に対しての薬の作用をお伝えしましたが、ここで私の本当にお伝えしたい本題です。
あなたの『愛鳥』さんに対してです。
人間の100分の1程度の身体の大きさ、重さのインコちゃんに、病院ではお薬を処方されています。
勿論、大きさに合わせて配合量も違っていますが、思った以上に小さな小さなあのインコちゃん達の身体に、自然物ではないお薬と言う石油を飲ませるのは、本当に、本当に、、、大丈夫でしょうか?

あなたの愛鳥さんは、薬を飲むか病院に行くか、入院するかの選択を出来ません。
決めるのは全て飼主である人間のあなたです。

愛鳥さんと暮らしているあなたは、きっとお分かりだと思いますが、あなたのインコちゃん、とてもお利口さんですよね。
換羽の時やしんどい時、じっとご飯も食べずにじっとしていませんか?
心配になりますが、これも鳥さん自らの身体の本能で、疲れた身体を休ませる為に、消化に使う身体の機能を自ら休ませています。
人間でも、本当にしんどい時は、ご飯も食べたくない、寝ていたいと言う程に辛い時がありますよね。
鳥さんは小さな身体ですので、自ら早々に気づいて『自己免疫力』を回復させ『自然治癒力』をアップさせている時です。
あなたの愛鳥さんが、自分の本能で休んでいるのです。

その時に飼主であるあなたは、困った、大丈夫かな、どうしよう!ときっとパニック又は冷静ではいられなくなり心配し、良し、今すぐ病院に行こうって、、、自ら身体を休めている愛鳥さんを連れて、籠を揺らして病院に連れて行きます。
籠を揺らされたインコちゃん、少し息が荒くなって、鼓動が早くなっているかもしれません。
病院について、知らないおじさん、慣れないおじさんに捕まれて、ますます鼓動は早くなっているでしょう。

あなたがご飯も食べれない疲れた時に病院に、行くのは疲れると思います。
それ以上にご存知の通り、鳥さんはとてもストレスに弱いですね。
この行動によって、ストレスと免疫力は深く関係しますので、愛鳥さんの免疫力は益々下がります。

そして捕まれたインコちゃんに、注射をブツリ、又は強制的に薬を飲ませたり。

小さな小さな身体が、弱っている時に本当に薬が必要ですか?
あなたは薬がどんなものか、人間にも鳥にもどんな作用をもたらすか深く考えていますか?
人間はまだ良いでしょう。
身体も大きく、鳥よりも遥かにゆっくりと心臓は動いて、ストレスに強い。
鳥さんの元々の鼓動の早さを知っていますか?
小さな文鳥やフィンチなどは人の10倍程度の鼓動を普段から打っています。
ストレスに晒された時にはより早い鼓動数を打ちますね。
鼓動が早くなると、開口呼吸をします。
息苦しく、呼吸がしにくくなっているのです。
病院先や通院中に亡くなってしまう子も多いですが、一つの原因になっているかと思います。

インコちゃん、あなたの愛鳥さん、自分と同じ身体や病気の知識のままで、愛鳥さんに対応して本当に大丈夫ですか?

『薬』と『病院への通院』の認識はそんなに軽く扱う物ではないです。

インコちゃんは、飼主や一緒に生活している仲間の存在をとても大事にしていますよね。

仲間が亡くなるとその数日や数週間で亡くなる事もあります。

重い病気で看護されていたインコちゃんが、同じく病気のインコちゃんと共にがんばって、お互い支え合って生きていたが、1羽が回復して介護を卒業した後に、亡くなりました。

それだけ仲間を大切に支える気持ちでがんばっていたのでしょう。
少し話はずれたかもしれませんが、それだけ仲間を大切にすると言う事が良くわかる例として、お伝えしました。

鳥さんはそれだけ深い愛であなたや仲間と一緒に過ごしています。
離れるだけで、とてもとてもストレスになり、弱る事も覚えておいて下さいね。
そして愛鳥さんへの薬の処方について、しっかりと考えて下さい。
あなたの愛すべき、インコちゃんの為に。
長く、そして最期も幸せにあなたや仲間、家族と一緒に過ごせるように。

いいなと思ったら応援しよう!