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【ハイリスク妊婦の出産記録②】赤ちゃんが小さいのはやっぱり個性じゃない!こども病院への転院

こんにちは。とりぴです。前回は、お腹の赤ちゃんが週数に対して小さめだけど、先生には「個性」としか言われないというお話でした。

妊娠30週を迎えたある日、突然の腹痛に襲われました。感覚としては陣痛です。(第一子を2年前に出産していたので、陣痛の感覚はなんとなく覚えていました)

深夜でしたが、かかりつけの産院に緊急で診てもらいました。

腹痛は、結論から言うと「問題なし」でした。夕飯にサーロインステーキを食べたので、その油にやられてお腹を壊しただけでした。(トホホ…)

子宮口も開いてないし、赤ちゃんの心拍も問題なし。しかし、先生がエコーを見ながら深刻な表情をしています。

S先生「赤ちゃんが小さすぎる。」

この日エコーをしてくれた先生は、いつも妊婦健診をしてくれていたK先生ではなく、ベテランのS先生です。

S先生「こども病院に紹介状を書くから、来週受診してください。」

すごくショックでした。あれだけ、小さいのはただの個性と言われていたのに。胎児心エコーもしてもらって問題なしだったのに。この日のエコーでは、赤ちゃんの推定体重は850gでした。

不安で涙が出てきましたが、S先生の「赤ちゃんに問題があるなら、産まれる前にわかっていたほうが絶対いい。そうすれば、産まれた時に色んな医療のアプローチができる。」という言葉に納得し、励まされました。

S先生の見解では、「赤ちゃんの頭部の大きさは問題ないが、体が痩せ過ぎている。母体に高血圧や糖尿などの問題もなさそう。その場合は胎盤に問題がある可能性が高い」とのことでした。

この時は、血圧は正常範囲で尿蛋白もマイナスでした。

そうして、今まで妊婦健診をしていた産院から、こども病院に転院することとなりました。


振り返ってみると、この日S先生に診てもらわなかったら、ずっと赤ちゃんの異常を見つけてもらえなかったと思います。

赤ちゃんは結果的に極低出生体重で産まれてきました。NICUのないこの産院(個人病院)で産まれていたらどうなっていなんだろう…。想像すると怖いです。転院して本当によかったと思います。

この日、腹痛に襲われたのは、「問題に早く気づいて!!」という赤ちゃんからのSOSだったのだと思います。

次回は、転院先のこども病院で「子宮内胎児発育不全」「妊娠高血圧症候群」と診断され、長期入院するお話です。つづく。



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