なつかし劇場/エロビデのロレンス
高校生になりそれぞれ違う馬鹿学校に進学した3馬鹿。
こうちゃん、へーちゃん、小生でございます。
3人が集まる機会は激減しましたが、ことエロに関しては強い団結力が発揮されます。
エロ雑誌の広告欄に、
「宅配、無修正エロビデオ。1本6千円のところ、3本で何と1万円!」
とあります。
作品はおまかせになってしまいますが、無修正という言葉にひかれた我々は、お金を出し合い購入を決定。
スーパーのマルエツでポテチや歌舞伎揚、コーラ1リットル瓶などを買い込み、へーちゃんの家に集合。
エロエロカウチポテトを決め込み、休日を満喫するつもりでございます。
すでにエロビデオ宅配には電話済み。
家の前ではマズイので、近所の交差点を目印に落ち合う事になっております。
コーラを飲み、ポテチを食べ、互いの近況と馬鹿話で盛り上がる3人。
やがて時間となり、へーちゃんが交差点へ行き、戻ってまいりました。
手にはエロビデオ3本を握りしめております。
「なんか、ちょっとコワイおっさんだったよ。バイクは原付きだったけど」
と、へーちゃん。
「とにかく再生、再生!」
と、こうちゃん。
エロビデオにはA、B、Cとシールが貼られており、まずはAのビデオテープを再生開始。
ワクワクしながら画面に見入る3馬鹿。
すると、、、
テレビ画面には、どこかで見たことのある動画が再生され、それにリンクした、これまた聞き覚えのある歌が、、、
「無理すん〜な♪無理すん〜な♪呼ばれた〜ら。ハイ、お返事♪」
小生は叫んだ。
「コレ!はっちゃくじゃん!あばれはっちゃくじゃん!ダマされてるよ」
その叫びを制したのは、3馬鹿のミスターインテリジェンス、へーちゃんだった。
「なるほど、、、。これはカモフラージュだよ。最初の数分間は別のものを流して、警察の目をそらすのさ」
とりあえず見てみようと、あばれはっちゃくの鑑賞を継続。
ご丁寧にCMはカットされています。
あばれはっちゃくの1話分が終わると、、、
「無理すん〜な♪無理すん〜な♪」
あばれはっちゃく第2話です。
ビデオテープをB、Cと切り替え確認すると、テープ1本あたり4話分のあばれはっちゃくが、高画質の標準モードで収録されているではありませんか!
クレームを入れたら、コワイお兄さんが登場するかもしれません。
「チクショ〜!クソ〜!」
泣き叫ぶ3馬鹿。
そして、、、
残り11話のあばれはっちゃくを連続再生するという、涙のはっちゃく鑑賞会が幕を開けるのでございました。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。(*´∀`*)
鳥裸族
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