胃 労ってますか？
こんにちは
body make studio BASE 代表の高鳥です
こちらの記事は12月はクリスマス前の記事でして、この時期は一気に年末感が出て来ますね
街のイルミネーションとか…キレイですよね
クリスマスチキンとか…コストコのロティサリーチキンって美味しいですよね
年末ジャンボとか…買わないけど
そんなこんなでこの時期は
やれ忘年会だクリスマスだ年末年始だで飲み食いの多い時期になるでしょう
かくいう私も独り身ですが、普段食べないようなものを食べたくなったり
お酒を飲みたくなったりします
そうなると当然ながら胃腸への負担も大きくなりますね
そこで今回は
【胃】
のお話をひとつ
みなさん胃ってどんなイメージですかね？
多くの方は「消化するところ」のイメージが強いんじゃないでしょうか
まさに消化器官なのですが、もうひとつの役割として「一時的な貯蔵」
人間は一度にまとまった食事をする生き物ですので
少しずつ小腸に送り出すよう胃で一時的に貯蔵しています
じゃあ消化は？実は消化吸収のほとんどは小腸で行われています
ただ一度に大量の消化はできないから胃が少しずつ送り込んでいるんですね
しかし、この貯蔵段階で36〜37度の室温(胃の中)に食べ物があるとどうなるでしょうか？
当然「腐る」しかも体内で
腐ったものを食べるのも良くないですが、食べたものが腐るのも良くない
そうならないように非常に強い酸性の胃液が消毒殺菌してくれています
そして胃液にはタンパク質分解酵素のペプシンがあるので
タンパク質をできるだけ腐りにくくしてくれいているんですね
胃液は非常に強い酸性なので、ほとんどの菌が死んでしまいます
実際、変な菌は胃では見つかりません
あ、もちろん乳酸菌も死にますよ
生きて腸には届かないと思って良いです
ただ、死んだ乳酸菌は腸内細菌の餌になるので、それはそれで腸内環境が良くなる方向に傾きます
そういう意味では乳酸菌を摂るに越したことはないわけです
ですが、そんな強い酸性の中でも生きていける菌がいるんですね
ご存知の方も多いでしょう「ピロリ菌」です
このピロリ菌はかわいい名前のくせに自ら
アンモニア(アルカリ性)を作って胃酸を中和する厄介なヤツなんですよ
それなので胃の中でも生きていける
しかしピロリ菌は胃潰瘍や胃がんの原因になったりしますので、すぐに除菌治療が必要です
ここでちょったした疑問が
胃の切除ってあるじゃないですか
アメリカでは今もやってるのかな、痩せるために胃の切除手術をすることもあったり
胃がんになると全摘ってこともあり得るわけです
そうなると胃液って出るの？って疑問が浮かんでくると思うんですが、どうなんだろう…
結論から言うと…
胃液の分泌量は減る
胃が小さくなって胃液の分泌量が減るので
一度に食べる量が少なくなり少し不便にはなります
胃切除術後の症状として「ダンピング症候群」と言うものがあり
胃液の分泌量と胃の貯蔵機能の破綻により、浸透圧の高いものがさっさと排出されます
血中など体内の水分が小腸へ流れ込むため、めまい、立ちくらみ、動悸などの症状が出ることも
なので濃い味とかダメ
またタイミングによっては一過性の高血糖による
インスリンの過剰分泌で食後低血糖を引き起こす可能性すらあります
胃切除によって少食で薄味であら健康的！ ではなく
そもそも胃を切除するような状況が不健康ですからね
とまあ、いつも通り脱線しちゃったかな？と思ったのですが、あながち脱線でもなく
食べ過ぎによる胃酸過多で胃粘膜を傷つけるようなことをすると胃潰瘍に、
飲酒喫煙塩分過多によっては発がん性リスクを高めてしまいますので
食べ過ぎ飲み過ぎには十分気をつける必要がありますね
好きなものが食べれない、たくさん食べれない、めちゃ薄味って…
そんなつまらない食事はないですよ
とは言えですよ
やっぱりイベントごとの食事って大事だと思うんです
チキンもケーキもワインも良いんです
何を食べるかもそうですが、誰と食べるか。
これも食育です
大人こそ食育って必要ですね
そんな年の瀬、貴重な時間をご家族や大切な人と楽しくお過ごしください
私も愛猫とたくさん遊ぼうと思います
今回は【胃】について
おつかれさまでした
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