日記(4/8) ~どこでだって生きていける(はず)~
便利な時代だ。スマートフォンとインターネットがあれば、どこでだって仕事ができる。
僕(24歳)はこの4月現在、基本的にリモートワークで働いている。
仕事は2つほどあるけど、京都の安アパートでならめちゃくちゃ節約すれば何とか生きていけるくらいの収入しかないので、近いうちにアルバイトを始めようと思っている。
しかし、昨日ふとマックでアイスコーヒーを飲んでいるときにあることに気づいた。
「今の収入でも、物価の安い国なら移住できるやん」
と。
何だかんだ海外との関わりはあるほうだと思う。
渡航経験のある国は4か国(特に多くはない)だが、20歳のときに一年間ニュージーランドでワーキングホリデーをしていた。
まぁそれなりに苦労したし悩み事は尽きなかったが、多くを望まなければ海外でも自活できるのだと知ることができた。
大学を出てからは何だか旅をすることがおっくうに感じられるようになってしまい(あれだけ学生時代は好きだったのに)、一年半前に香港一人旅していらい、海外はおろか国内の旅さえしていない。
それでも漠然と「また気が向けば海外で生活したいなぁ」くらいの軽い気持ちはずっと持っていた。
それが、リモートワークという働き方であれば今の仕事をそのまま海外に持っていき生活ができる。
盲点というか、点と点が線でつながった瞬間だった。考えてみればすぐ分かることなのに。
現実的にはある程度可能だし、海外で1年や2年暮らしてみるのはきっと楽しいと思う(実経験がある)。
実際には今はまだ日本でやってみたい仕事があるし、身に付けたいスキルもあるから、すぐに海外に飛んだりはしない。
しかし少なくとも、自分にはそういう選択肢だってないわけではないのだと、別に必ずしも日本に留まり続ける必要もないのだと心のどこかで思っていれば、日々の中で色んな感情を経験するこの心も少し楽になるはずだ。
ある程度の条件と、踏み出す勇気。
それさえあれば、どこにだって(まぁ、大抵のところは)行ける。
自分で自分の可能性を限定してしまわないことが大事だと思う。
僕は結構先の考えすぎて気が重くなってしまうタイプなので、折に触れて自分にはそれなりの自由があるのだと確認したい。
まぁ、今は目の前の仕事・生活にいっぱいいっぱいなので、海外に行ってどうこうというのは、試しにやってみるにしても少なくともあと1年は先だと思う。現実的な話。
リモートワークだって、契約を切られたらそれで終わりの話だし、まだこの働き方を初めて1週間ぢか経っていないのだから結論らしいことは何も分からない。
今はまだ力を蓄える時期かな。蓄え続けてそのまま終わっていくのは嫌だから、タイミングを掴んでその時々に自分がワクワクすることをやっていけたらと思う。
蜘蛛の糸が上から垂れてきたときに、躊躇せずに掴める力、タイミングを逃さず流れに乗る勘の良さと覚悟。
それがあればいいよね、と一人考えていた。