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【奈良交通】押熊線の旅
肌寒い晩秋のある日、のんびりとバスに乗りたくなって奈良を訪ねました。
西大寺駅北口
大和西大寺駅は近鉄奈良線と京都線、橿原線が交わり、駅前や駅ナカには商業施設が集まるターミナル駅。その北口にあるターミナルから押熊へのバスが発車します。
狭隘路で離合するバス
押熊線は奈良交通さまのルーツの一つにまで遡る長い歴史を持ちます。そのせいか利用者は多く混雑していますが、経路の県道58号線の旧道は乗用車の離合も難しいような狭隘路が続きます。
押熊停留所に到着
旧道を走り抜けて住宅地の中にポッカリと佇む空き地で停車しました。ここが終点の押熊。ヒヤヒヤするような狭隘路のバスの旅は15分ほどで唐突にも思えるような形で終わりました。
押熊停留所
押熊停留所の周りは何があるというわけではない昔ながらの住宅地が広がっています。歴史ある路線のせいか、停留所にも趣があります。
平城中山停留所
押熊からの帰路は写真を撮りながらのんびりと。まずは上下のバスが離合した平城中山停留所へ。先ほどはヒヤヒヤした離合シーンですが、ここは離合のためにバスベイのような切り込みがあり、降りて見てみると”比較的”余裕があるように見えます。
秋篠寺前を行く
秋篠寺まで戻り、秋篠寺の門前のクランクを行くバスを。この時はまだ少し紅葉には早かったようです。
秋篠寺
押熊線の沿線に佇む秋篠寺は奈良時代建立とされる古刹。訪問したのは10月の下旬でしたが、もう少し遅い時期なら紅葉を楽しめたかもしれません。
秋篠寺停留所
秋篠寺停留所で西大寺駅北口へのバスを待ちます。押熊線は、押熊行きは中乗り後払い、西大寺駅北口行きは前乗り前払いと、上下で乗車口と運賃支払い方法が変わります。停留所には待機する警備員の方が対向車やバス位置の情報をやり取りする無線の声が響きます。
秋篠寺付近を行くバス
エンジン音を響かせて、西大寺駅北口行きのバスがやって来ました。狭いクランクをクリアして現れた白と緑色のバスの姿を見るとホッとしました。
このバスで西大寺駅へ戻り、押熊線の旅は終わりました。
キュービックがいた頃
2014年にも押熊線を訪ねたのですが、このときはキュービックが運用されていました。狭隘路を走り抜ける短いキュービック姿は今も印象に残っています。