【阪急バス】妙見口能勢線(妙見口駅~ケーブル黒川駅系統)の旅
晩秋の能勢の山々を吹き抜ける風は冷たく、体がすっかり冷えてしまいました。
妙見の森ケーブルを下りて、ケーブル黒川駅からは阪急バスさまの妙見口能勢線で帰ることにしました。ちょうどやって来た妙見口駅からのバスは降車扱いの後に係員の誘導で駐車場の一角のような停留所に着車します。
ケーブルから降りた人々で満員のバスはケーブル黒川駅を発車します。
バスの窓の外では黒川駅が秋の夕陽に染まりどこか寂しげに佇んでいました。思い出したのは昔読んだ絵本です。廃線になるケーブルカーを山の狸たちが見送る話でした。物語のケーブルカーと妙見の森ケーブルを重ねてしまいました。
ケーブル黒川駅を発車した阪急バスさまの妙見口能勢線のバスは夕暮れ迫る山間の道を走り抜けて妙見口駅に到着しました。
この妙見口能勢線の妙見口駅〜ケーブル黒川駅間のシャトル便もケーブルと同じく12月3日の運行をもって廃止になる予定です。
バスの乗客は駅へ向かい、人気のなくなった妙見口駅の停留所
到着したばかりのバスは折り返しケーブル黒川駅行きとして発車を待ちます。
妙見口駅の停留所
回転地のある停留所はとても良い雰囲気です。
シャトル便だけでなく妙見口能勢線自体もデマンド化の予定とのことで、この光景も近いうちに見納めなのでしょう。
晩秋の夕暮れ。
山間のお寺の石垣の下をケーブル黒川駅へ向かう阪急バスさまの妙見口能勢線のバスが行きます。
妙見口駅近くで絵になりそうな寺院があったのでバスと絡めて撮影してみました。
妙見の森も阪急バスさまの妙見口能勢線のバスも残された時間はあとわずかとなりました。最後まで安全に無事故で、そして、たくさんの人々がこの美しい里山を行くケーブルカーとバスを楽しんでいただくことを願っています。
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