【神姫バス】三宮有馬線の旅（2）有馬温泉へ
三宮駅前〜有馬町間に有馬街道平野経由で神戸市交通局さまと神戸電鉄さま、神姫バスさまの三社局共同運行のバス路線が開設されたのは1962年のことでした。それ以来、運行会社や経路が変更されながらも三宮と有馬温泉を直通するバス路線として運行されてきましたが、2023年11月に阪急バスさまが撤退し、2024年4月には残る神姫バスさまも運行を終了することとなって60年以上の歴史に幕を閉じることになりました。運行終了の近づく3月のある日、三宮から有馬へと乗車してみましたのでご紹介します。
神姫バスさまの三宮有馬線のバスは神戸電鉄さまの線路に沿って有馬街道を走ります。鉄道並行路線ですが、駅間の停留所の利用は少なくなく、乗り換えがないことからか日本人・外国人の観光客の姿もあって所謂ローカルバスの雰囲気とは少し異なります。
三宮バスターミナルを出てから45分ほどで神姫バスさまの三宮有馬線のバスは終点の有馬温泉（太閤橋）に到着しました。時間帯のせいか、有馬温泉で降りるのは日本人や外国人の観光客ばかりでした。
有馬温泉に到着した神姫バスさまの三宮有馬線のバスは西宮市山口方面に向かって走り去り、20分ほどでまた有馬温泉（太閤橋）停留所戻ってきました。有馬温泉を出たバスはまた有馬街道を走り抜けて三宮駅前へと来た道を戻っていきます。
有馬温泉（太閤橋）で発車を待つ神姫バスさまの三宮有馬線のバス。時計台のある待合所が温泉地のバスターミナルらしい雰囲気を盛り上げています。
太閤橋を渡り、三宮へ向かう神姫バスさまの三宮有馬線のバス。4月からは三宮〜神戸三田プレミアム・アウトレット線のバスが有馬温泉経由となります。三宮と有馬温泉の間のバスという点ではむしろ便利になる…？
神戸の都心と有馬温泉を60年以上に渡って結んできた三宮有馬線ですが、間もなく60年以上の歴史に幕を閉じます。最後まで無事故で安全に運行されることを祈っております。