【南海電車】【南海バス】高師浜線代行バス
2021年5月22日、南海電車さまの南海本線羽衣駅から伸びる支線である高師浜線が高架化工事に伴い鉄道での運行を休止し、バスでの運行に切り替えられました。それから3年が経とうとする2024年4月6日、高架化工事が完成し、高師浜線は鉄道での運行が再開されました。鉄道での運行再開が迫る3月のある日、最後の活躍をする高師浜線代行バスに乗ってきましたのでご紹介します。
南海さまの特急サザンと空港急行に電車に揺られて着いたのは羽衣駅です。
2024年4月6日から鉄道での運行を再開した高師浜線ですが、訪れた時はまだバス代行中でした。
羽衣駅の高師浜線代行バス乗り換え口には高師浜代行駅と伽羅橋(北)(南)代行駅でそれぞれの改札機がありました。高師浜代行駅と伽羅橋(北)(南)代行駅では改札はおこなわず、羽衣駅でまとめておこなうスタイルなのですね。和田岬線の兵庫駅のようですが、中間駅があるせいで少し複雑に見えてしまいます。
高師浜線乗り換え口の先は高架下のバス乗り場です。恥ずかしながら全然知らなかったので、こんなに立派なバス乗り場が整備されていて驚いてしまいました。こちらから高師浜行きの代行バスに乗ることにします。代行バスは南海バスさまの堺営業所397号車です。
羽衣駅で発車を待つ間に代行バスの車載器などを眺めてみました。方向幕はもちろん、音声や電子スターフのダイヤ情報も設定されていて、本格的ですね。羽衣駅と高師浜代行駅・伽羅橋(北)(南)代行駅との間は先程の改札機を使いますが、高師浜代行駅と伽羅橋(北)(南)代行駅との間の利用では車内で精算するようです。
羽衣駅を出た代行バスは高架下の「専用道路」を進み、高架下を離れて西へ向かいます。建て込んだ街中にある伽羅橋駅には近づけず、伽羅橋交差点近くの鉄道高架の前後に「伽羅橋(北)」「伽羅橋(南)」の「代行駅」が設けられていました。「伽羅橋(南)」はむしろ高師浜駅に近いような?
伽羅橋を出た代行バスは高石臨港線を西へ向かい、大阪府立臨海スポーツセンターに設けられた高師浜代行駅に到着しました。こちらにも立派なターミナルが設けられていて驚いてしまいました。
高師浜代行駅からはやはり南海バスさまの堺営業所の516号車で羽衣駅へ戻ることにします。高師浜線代行バスには古参車が専属で入っていたようで、もっと早よ来たらよかったとちょっと後悔してしまいました。
羽衣駅に戻ると、駅近くの会場ではちょうど「高架化完成記念イベント」を開催中でした。会場では南海バスさまの堺営業所517号車も展示中で、グッズの販売などがおこなわれていました。トークショーには間に合いませんでしたが、鉄道イベントではお馴染みの斉藤雪乃さんの姿を見かけました。
イベントをのぞいてから羽衣駅を後にすることにします。盛り上がる会場の様子から、この地域が鉄道の運行再開を待ち望んでいたことを感じることができました。
次は運行再開した高師浜線に乗りに行きたいですね。