【本四海峡バス】神戸~東浦線(大磯号)の旅(2)浦・大磯を歩いて
本四海峡バスさまと西日本ジェイアールバスさまが共同運行する神戸~東浦線(大磯号)で淡路島を訪ねた旅の続きです。
東浦バスターミナルはガラス張りの現代的な建物です。かつては淡路交通さまの縦貫線が停車していましたが、現在は大磯号とコミュニティバスの「あわ神あわ姫バス」が停車するのみです。広い構内は持て余し気味のように映りました。
東浦バスターミナルから国道28号線を歩いていると、玉ねぎ畑が広がっていました。もうすぐ、春の終わりには淡路島特産の玉ねぎの収穫時期ですね。
国道を歩いて浦地区に入りました。海沿いには防波堤に囲まれた港があります。現在は造船所のある漁港になっていますが、かつてはこの浦港から岩屋港経由で明石港と駒ヶ林にあった長田港へのフェリーが運航されていました。かつての船着き場は釣り場となっていました。
航路を運航していた塩屋土地系の「淡路フェリーボート」という会社は同じ名前で現存していて、今はゴルフ場の運営などを行っているようです。
浦港の近くには「あわぢびーる」の工場直売所があり、こちらを運営するユーアールエー(URA=浦?)という会社も塩屋土地系の会社です。
浦港から歩いていると、淡路交通さまのバスが現れました。この辺りの乗合路線は既にないはずですが、この日はシャトルバスが運行されていたようです。
浦港から北へ歩いて、大磯港へ着きました。1963年に浦港に開設された神戸航路ですが、船舶の大型化に伴い1968年にはここ大磯港を発着する航路も開設されました。かつての港は今ではソーラー発電所となっていました。
ここ大磯港からの航路は須磨港(現在の「ナナ・ファーム須磨」)へ出ていて、徳島バスさま・京浜急行電鉄さまの夜間高速バス「徳島~東京線」や同じく徳島バスさまと阪神電車さま・南海電車さまの共同運行の昼間高速バス「徳島~阪神線」はバスごとフェリーへ乗り込む航走が行われていました。
かつての大磯港の一角には本四海峡バスさまの駐機場があり、奥には96MC E-IIが停まっていました。
明石海峡大橋の架橋で役目を終えた港の跡がバスの駐機場になっている光景には時代の移り変わりを感じました。
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