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【神姫バス】ウッディタウン循環自動運転実証実験バス(2)ウッディタウンへ

三田市では2020年から市と神姫バスさま等が中心となって毎年のように自動運転バスの実証実験がおこなわれてきました。2024年も11月1日から12月18日の間に新三田駅からウッディタウン地区を循環する経路での実証実験がおこなわれました。早速乗りに行ってきましたのでご紹介します。

発車時刻となり、「ウッディタウン循環自動運転バス」は新三田駅を発車しました。バスロケーションシステムの発車予告チャイムもなく、案内とともにゆっくりと動き出します。早速自動運転モードになっているようで、モニタに映る乗務員の方はハンドルから手を離しているようでした。

新三田駅バスターミナルを出る

バスターミナルを出ると武庫川を渡り、幹線道路を速度を上げて走ります。
自動運転の様子を見ていると、発進、停止や前方の障害物検知は十分なようですが、バス停のバスベイからの発進時、右後方からの車両の確認が少し厳しそうに見えました。

武庫川を渡る
市民病院前停留所

「ウッディタウン循環自動運転バス」は木々が色づくウッディタウン地区内に入り、神戸電鉄さまの公園都市線を越えて住宅地の中を快走します。
自動運転モードが続いていますが、運転はスムーズでした。ただ、アクセルやブレーキがやや強めで、モニタを凝視していたせいもあり少し酔ってしまいました。

神戸電鉄さまの公園都市線を越える
ウッディタウン地区を行く

運転席にはCK3200が設置されていました。この車両はOBCに交換済みのようで、見ていると画面は新三田駅のままだったので、本来の使い方はされていないのでしょうね。

運転席のCK3200

ウッディタウン地区を周回したバスはセンチュリープラザ前停留所に着きました。停留所の周辺はウッディタウン地区の中心で、商業施設や飲食店が建ち並んでいます。センチュリープラザ前停留所には「スマートポール」があるそうですが、乗っている限りでは機能はよくわかりませんでした。

センチュリープラザ前停留所
センチュリープラザ前停留所

ラケット状循環路線で一周した中央公園北口停留所でバスを降りることにしました。新三田駅を出発した時点では関係者の方ばかりで一般利用者は私だけでしたが、センチュリープラザ前を始め、途中停で乗車があり、バスは多くの座席が埋まる状態で新三田駅へと向けて発車していきました。

中央公園北口停留所
中央公園北口停留所
中央公園北口停留所
中央公園北口停留所

中央公園北口停留所から歩いてセンチュリープラザ前停留所へ戻り、「スマートポール」を眺めてみました。試乗中に気になっていたバスベイからの発進時にバスを支援するため後続車の情報をバスへ伝える機能があるそうで、確かに後方へ向かったカメラが設置されていました。

センチュリープラザ前停留所
センチュリープラザ前停留所の「スマートポール」
センチュリープラザ前停留所の「スマートポール」のカメラ

センチュリープラザ停留所付近の路面を見てみると小さなくぼみがあります。「ウッディタウン循環自動運転バス」の運行に合わせて経路上に磁気マーカーが設置されているそうで、多分これがそうなのでしょう。

センチュリープラザ停留所付近の路面
センチュリープラザ停留所付近の路面

地上設備も整えられて実証実験が高度化されてきた三田市の自動運転バス、これからの展開が楽しみになってきました。

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