【近鉄バス】21番布施線(徳庵系統)の旅(2)徳庵駅前へ
小阪駅前を出た近鉄バスさまの21番布施線(徳庵系統)の徳庵駅前行きは東大阪の住宅地の中を行きます。広い幹線道路の旧大阪中央環状線を走っていると思ったら、藤戸小学校前停留所から細い横道に入っていきます。第二寝屋川を渡る際には遠く生駒の山々と夏の雲を眺めることができました。
近鉄バスさまの21番布施線(徳庵系統)の徳庵駅前行きは一度八尾茨木線の広い道に戻り、長田停留所からまた商店や民家が建ち並ぶ狭い道へ入っていきました。中央線・けいはんな線の長田駅はそう遠くないのですが、この路線はスルーするようです。
徳庵停留所を過ぎるといよいよ道幅は狭くなり、バス道とは思えないような商店街の道へと分け入っていきました。かつてはこの徳庵が終点で、停留所内に設けられたターンテーブルを使って転回していましたが、2015年4月1日に循環路線化されるとともに狭隘路にも対応した小型車での運行に切り替えられました。とはいえ、徳庵から先の区間はリエッセでも息苦しいくらいです。
Google Mapsのストリートビューにはターンテーブルがあった当時の徳庵停留所の写真が残されています。
たこ焼き屋のテントを掠めるように角を曲がると徳庵駅前は間近です。人や自転車の行き交う商店街を行くのはヒヤヒヤしますが、近鉄バスさまの乗務員の方はスムーズに運転していきました。
小阪駅前から30分ほどでバスは徳庵駅前に到着しました。スペースのせいか、バス停留所があるロータリーは駅から少し離れた場所にあります。9月21日以降、このロータリーに乗り入れる近鉄バスさまの路線は無くなってしまいます。
徳庵駅前で発車を待つ近鉄バスさまの黄色いリエッセ。21番布施線(徳庵系統)は徳庵地区が一方通行のめちゃくちゃ柄の長いラケット形循環路線なので、徳庵駅前に到着したバスは時間調整で停車した後に小阪駅前へと戻っていきます。私はバスを見送って片町線で帰ることにしました。
冒頭にもご説明した通り、近鉄バスさまの21番布施線(徳庵系統)は9月20日の運行をもって運行休止となります。乗務員の不足に加えて、並行するおおさか東線の開業などの沿線環境の変化などがあったのでしょう。東大阪の狭隘路を行くバスが最後まで安全に運行されることを祈っております。