【阪神バス】野田尼崎甲子園線の旅(阪神甲子園→阪神杭瀬駅北)
阪神本線の甲子園駅の浜側にある阪神甲子園バスターミナル。
甲子園といえば野球場のイメージですが、駅の周辺には広大な住宅地が広がっていて、早朝から通勤客を乗せてたくさんのバスが行きかっていました。
阪神バスさまの野田尼崎甲子園線ののりばはターミナルの西口側で、店舗が建ち並び賑わう東口側と比べてひっそりとした雰囲気でした。この甲子園を発着する野田尼崎甲子園線のJR尼崎方面と阪神杭瀬駅北方面のバスも1月12日の運行をもって休止されました。のりばには休止の案内が掲出されていました。
朝焼けの光を浴びながら阪神甲子園に阪神杭瀬駅北行きのバスがやってきました。軌道線の阪神国道線と甲子園線の一部を代替する性格の歴史ある路線でしたが、2024年1月13日のダイヤ改正で運行休止となりました。本数はわずかですが利用者は少なくないようで、この系統が休止となることに驚かされます。
阪神甲子園を発車し、甲子園筋を北上した後に旧国道に入った阪神バスさまの阪神杭瀬駅北行きは朝日に向かって走ります。小曽根線を北上して国道2号線に入ってから、武庫大橋で武庫川を渡り、尼崎市に入りました。
阪神バスさまの本社のある浜田車庫前を過ぎると尼崎の市街地へ入りました。国道上の途中停で乗降扱いをしながらビルの建ち並ぶ中を走り抜けます。旧大物川の緑地を横切ると程なく終点の阪神杭瀬駅北に到着しました。
阪神バスさまの野田尼崎甲子園線・尼崎西宮線・北大阪線の各系統は2024年1月13日のダイヤ改正で休止・減便がなされました。バスを取り巻く環境は厳しさを増していて、そうした状況が路線の休廃止につながっている現状は寂しく悲しい限りですが、今年2024年は少しでも状況が改善されることを祈っております。
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