【西日本ジェイアールバス】厳冬の園福線を旅して(2)桧山駅にて
園部からの園福線の旅の続きです。園部駅からのバスは京丹波町にある桧山に到着しました。
桧山駅があるのは京丹波町の檜山地区。檜山は合併前の旧瑞穂町の中心で、周辺には市街が形成されていました。桧山駅は園福線の運行上の拠点で、旧国鉄の自動車駅の雰囲気を今に残しています。
桧山駅に隣接する京丹波営業所にバスが並んでいます。
かつては福知山営業所が園福線を担当していましたが、2013年2月1日に福知山営業所を閉鎖してここ京丹波営業所へ機能を移しました。移転の背景には桧山~福知山間の利用者減があったとされています。
桧山駅の表記類はこんな感じでした。
国鉄自動車駅の名残を感じることができ、とても良いですね。
桧山駅に掲出されていた京丹波町町営バスの路線図と時刻表。
かつては「園福本線」から枝分かれする支線が一帯に路線網を持っていましたが、多くは町営バスへ移管されています。町営バスでそれなりの本数が用意され、運賃も均一200円なのを見ると、園福線を今の姿のまま残すことが必ずしも正解ではないように思えてきました。
それにしても、このバスはここには来ないはずです…。
ここから三ノ宮へ帰れるのかな…?
実際はここ檜山から高屋川を遡った先にある「三ノ宮」という集落へ向かいます。ちなみに、京丹波町内には「梅田」という集落もあり、こちらには園福線の丹波梅田という停留所があります。
桧山駅へやって来たのは京丹波町町営バスのリエッセでした。コミバスらしく賑やかなラッピングをまとっています。
このバスは山陰本線の和知駅へ向かいます。
リエッセに続いて桧山駅へやって来た京丹波町町営バスのエルガミオでした。車内を覗くと「賽銭箱タイプ」の運賃箱がついていました。座席配置は郊外型でシートベルトを装備していました。何となくどこかの中古のような気がしますが、よくわかりませんでした。
このバスは山陰本線の下山駅へ向かいます。
園福線の福知山行きのバスがやって来ました。このバスも園部からのバスと同じエルガミオですが、「森の京都」ラッピングをまとっています。
このバスで園福線のさらに先、福知山を目指すことにしました。