【奈良交通】キュービック657号車の旅(3)学研奈良登美ヶ丘駅へ
奈良交通さまといえば日野製のバスが多くを占めていましたが、一方でいすゞ製バスも少なくはなく、かつては日野ブルーリボンといすゞキュービックが並ぶ光景は奈良交通さまらしい眺めでした。しかし、両車種とも数を減らしつつあり、いすゞキュービックに至っては2024年現在でわずか2両に数を減らしてしまいました。そんなキュービックで運行されるけいはんな学研都市経由の56系統のバスに乗ってきましたのでご紹介します。
棚田の景色が広がる山田川の谷間から奈良交通さまのキュービック657号車はループ状の坂道を駆け上がって学研奈良登美ヶ丘駅へ向かいます。
学研奈良登美ヶ丘駅のバスターミナルの駐機場はけいはんな線の高架下にありました。奈良交通さまのキュービックの657号車は高架下の前に「被せ」で停まり、折り返し発車時刻を待っていました。
学研奈良登美ヶ丘駅で発車を待つ奈良交通さまのキュービック657号車。奈良交通さまのキュービックは残り2両となりました。657号車は1998年の導入から26年。バス車両としては古い部類に入りますが、今も美しく整備されています。
訪問時は少し前ですが、真夏のような暑さで、657号車の右前面は通風口が開けられていました。「ここ開くんや!」がキュービックの萌えポイントのひとつですよね。
訪れた時、けいはんな線は土砂崩れのために運休中で、学研奈良登美ヶ丘駅発着の各バス路線は代替手段を担い、大変な混雑でした。私も112系統で近鉄奈良線の学園前駅へ向かうことにしました。
奈良交通さまに残る最後のキュービック、これからも無事故で安全に運行されることを祈っております。