修験


ここ何年か自分の身体を使って複雑系の制御実験を行っている

片足立ちしながら、どのようにバランスを取るのかといったような

足裏に圧力センサーがあるわけだし

風などは毛髪や肌感覚で知ることができる

三半規管と足裏の感覚と視覚と聴覚で位置情報と傾きなどを把握する

そしてそれにどのように反応してバランスを取るのかを自分の身体を使って実験する

このような複雑系の実験装置を作ろうと思ったら半端ない金額がかかるが

自分の身体であるから初期投資はほぼ0でしかも実験結果がダイレクトに脳に直結してわかるわけだからこれほど素晴らしいものはない


実際に実験を行っている時に頭で考えて反応していたのではとても間に合わないので

それは身体に覚え込ませるプログラミングするかのように

そして一連の動作の後で頭で検証していく

こうでもないああでもないとそれで次の動作でそれを意識しながら実験をしてみる

これを繰り返す

そうしているうちにドンドンできることが増えてくる


動きで一番参考になるのは鳥だ

鳥の動きをできるだけ真似てみる

鳥が次にどのように動くのかわかるようになればしめたものだ

動きながら鳥の鳴き声も真似てみるのもいい

それがバランスを取る際の掛け声になっているからだ

短く鋭くだったり、長く単調だったり色々とあり鳥によっても違う

鳥ごとに骨格や動きが変わるからだ

からすさんやツバメさんやセキレイさん・・・等々

その動きに一番あったような鳴き方をしていると思う


言葉にできるのはこのくらいで

あとは実践あるのみだ






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