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【TDS】4日目:イーグルアイのまき

こんばんは、トリCです!
ヨルムンガンド3週目突入中です。


【1】改めて観る「ヨルムンガンド」

久しぶりのヨルムンガンドは、本当に「快感」でした。めったに出ない脳汁?ドーパミンが出ていましたが、新しい発見もたくさんありました。

前回観た時と今回までの間に起きた、私の変化
・「ラァK」を捕まえた
・ゲーム履修を始めた
・年間100人と関り、500人コミュニティを持った
・5人シューティングゲームの訓練を3か月行った
・MBTI研究をした

大きなもので言うと、こんなところでしょうか。

【2】欲しかった「イーグルアイ」

バスケットボールをやっていて、プレイしながら、コートにいる全員の場所がわかるという能力?があります。
黒子のバスケで言う「鷹の目(イーグルアイ)」

黒子のバスケで見る、イーグルアイ

コートにいながら、上空からコートを見ている。敵も味方もどこにいるのかがわかる、というのは絶対強いじゃないですか!

どうやるのか知りたくて、サバイバルゲームを始めてみたりもしたのですが、根本的にポジション取りも下手で、その時は履修出来ずでした。

その後、ゲーム履修が始まりました。
3人チーム、20組がヘリから降りて、最後の1組になるまで戦うバトルロワイヤルシューティングゲーム「APEX」です。

APEX

これも、プレイしながら、空から見ているように情報が取れたら強いので、イーグルアイが欲しくて、いろいろと試してみました。

結論としては、イーグルアイというのは「エスパー能力の獲得」ではなく、「情報収集と整理、分析」によるものでした。

実際には、APEXでイーグルアイは完成しきれず。次のゲーム履修で、大まかな形が出来上がりました。

【3】情報の取得レベルの可視化

なんで、先にイーグルアイの話をしたかというと、ヨルムンガンドは、組織ごとに「情報の取得レベル」が違うんです。

海運王の民間企業「HCLI」所属のココ・ヘクマティアルは、たまたま遭遇したCIA局員「スケアクロウ」の周辺情報を調べて、部下の「ショコラーデ」の顔と名前までリサーチ出来ていました。

しかし、ビジネス戦で、ココを初戦完封していたユーログループ・アマ―リアは、ココと話していたCIAショコラーデが、誰でどこの所属の人なのか、正体がわかりませんでした。

ユーログループ・アマ―リア

最終的には、全てを封じていたアマ―リアを飛び越えて、ココの商談が勝利します。そして、アマ―リアは、自分の所属「ユーログループ」では太刀打ちできないと判断し、友好関係構築にすぐさま切り替えます。

そして、なんでこんな話をしたかというと、次のCIA本部が得ている情報が段違いでやばい。ということです。

ただですね、HCLI本部が、「スケアクロウが、CIA本社に依頼を出した」というのを把握しているので、海運王HCLIの情報網も相当なのがわかります。

【4】アメリカCIAの得ている情報

第8話で、アマ―リアは、丸腰でココと会話しに行きますが、実際には、ココを狙ったスナイパーが3組配備されています。
これらは、アマ―リアが準備したものではないので、彼女は知りません。

手書きで申し訳ないのですが、こんな感じです。
そして、ココ部隊は、敵スナイパー位置を見つけていて、赤外線対策装備なので、自分達の位置はばれていません。

・それぞれがその場で得ている情報
・グループとして持っている情報
をイメージしてみてください。

①何も知らない交渉中の2人
②ここを狙うスナイパー3組
③ココ部隊スナイパーは3組特定済み+赤外線装備なので気づかれていない。
④CIA本部は、衛星から、終始を全て見ている

この構図を見ただけで、CIA本部の強さがわかります。
情報力が段違いです。

現場は緊張感の中、CIA本部は、安全な位置から全部見ています。
地球上で起こること、全て見ているという「最強イーグルアイ」です。
これすごくないですか?!

全てが見れると言って、膨大な情報量の中から、重要な情報を見つけるのはは大変です。
そこは、CIAは組織力があるので、情報処理要員がいて、適切な情報がブックマン部長の元に届くシステムになっています。

これは、実際のCIAがどうのではなくて、情報取得のレイヤーの話をしています。

【5】CIAの中でも情報取得レベルが違う

例えば、CIAブックマンの右腕「アール」と左腕「ヘックス」

アールは、ココ部隊にスパイとして潜入していますが、ココから「ヘックス」という名前を聞くまでは、その職員の存在を知りませんでした。

ヘックスは「イケメン・アール」の存在を知っていましたが、イケメンアールがブックマンと繋がっていることは知りませんでした。

アールとヘックスが戦闘になった際、アールが「このセダンを動かしてくれ」と電話すると、ブックマンはすぐに車のエンジンをかけてくれます。

アールもヘックスも、目の前の戦闘で生きるか死ぬかの緊張感のある時に、ブックマンはCIA本社から、すべてを衛星から見ているのです。

全てを見たうえで、自分の理想のシナリオになるように手を加えます。
最強の鷹の目、イーグルアイです。

余談ですが、ここで面白ポイント。
現場では最新の携帯を使っていますが、ブックマンは最高の場所で、固定電話みたいな受話器を使って会話しているのです。ちょっと面白い。ぷぷぷ。

【6】情報レイヤーがわかりやすい「ヨルムンガンド」

この情報の取り合い合戦のレイヤー構造が、とてもわかりやすいのがヨルムンガンドです。
情報戦としては「攻殻機動隊」がもっと先進的なのですが、分かりにくいという難点があります。

ヨルムンガンドは、国家レベルの情報、企業レベルの情報、局員レベルの情報、それぞれをその情報をもとに動いているので、とてもわかりやすいです。

【7】情報量での殴り合い

話は変わりますが、ソーシャルゲームは「札束の殴り合い」です。
無料でコツコツやることもできますが、お金を払って時間短縮することができます。

そして、課金し続けられる人が勝つ世界が出来上がり、ドーパミンから毎月何十万、トータルで100万以上使ってしまう人が生まれます。

お金を流し込める量で勝敗が決まります。子供より、大人。家庭持ちより一人暮らし、そして、石油王には勝てません。

世界には、ゲームに2億使う人もいるんです。
札束の殴り合いに入ると、そういうカーストの中に入ります。

それと同じように、情報戦も、最新の技術や機器で、相手より情報を取れる量が多い方が勝ちます。セキュリティのいたちごっこです。

詐欺と警察、コンピューターウィルス、スパムとセキュリティソフトの戦いも似ています。

そのため、ヨルムンガンド自体のエンディングは、「量子コンピューター」です。
量子コンピューターがCIAのセキュリティを紙屑レベルまで、技術力の差を作り、全ての電子機器を制御でき状態で、戦争を止めさせた世界を完成させる、という流れになります。

ヨルムンガンドを改めて観て、「あ、このアニメは情報取得のレイヤー構造戦だ」というのが、すぐわかったのは、「鷹の目イーグルアイ」によるものです。

【8】さいごに

・情報取得レベルのレイヤー構造
・情報戦の戦い
・戦闘におけるポジション取り
・何秒稼げるか、による戦況の変化

後半については、別のプロジェクトの話も出てくるので、また今度です。

この「情報取得戦のレイヤー構造」は結構大事になるので、ちゃんと言語化したいところですね。

トリC

またね!


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