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【TDS】17日目:アニメのまき

こんばんは、トリCです!
考察は楽しいですね!


【1】白鯨伝説を見終わって

アニメ外側の話だと
・15話から突然のコメディ作画になる
・製作会社が倒産し、製作が手塚治虫プロダクションへ移動

ストーリーの話だと
・9か月後に、惑星モアド爆破
・9カ月あったのに、なにもしてなくて、爆破20分前に動き出す
・しかも、白鯨が爆破1分前に、自分からモアドから離れて、惑星爆破から逃れる

それぜんぶ「9か月前」にできたことじゃん!!!!!
連邦軍がいた7カ月は無理だとしても、残り2カ月のカウントダウンで連邦軍はいなくなってる。
セリフでは「後からわかったことだが」と言い訳っぽく入れてるけど・・・

2カ月敵がいないのに気づかずに、地下でどんちゃんしていた。ってなんやねん!!!
情報班、何してたの!!!

それだったら、最初っからおとなしく移住してた方が、血が流れなかった。
何の意味もない期間を過ごしていることの、この無意味感!!!

しかも、爆破4時間前になったら、白鯨追尾で発動する自動防衛機能発動していないし。。

前半がおもしろくて、つじつまが合っていただけに、残念な感じでした。
「後からわかったこと」とあるので、主人公たちは死んでいない。ということになります。
惑星を爆破させる自爆に、1分離れただけで生きている謎

【2】エンディング考察

エンディング時の状況
・惑星モアドは、爆破されずず(1分前に離れた距離でですが)
・中級アンドロイド「歌姫セイラ」は、機能半減で延命
・デュウ大破
・レディ・ウィスカーメンバーの生死不明
 ※惑星爆破爆弾から1分離れただけ
・ムラト大破
・ジェーン・オハラ死亡
・主人公の生死不明
・抵抗軍リーダー死亡
・抵抗軍数百人が生存の可能性(食料なし)
・モアドで食べれる食材は、海藻のみ

ほぼ詰んでるのです。
このエンディング、誰も幸せにならない。。という、一番じり貧END。

きっと、1社倒産してるので、予算がなく
「とにかく完結させよう!」と大変な思いをしてやっていたとは思いますが、期待値が高かったため、残念です。

【3】予算で見るアニメ

アニメも映画も、製作費のほとんどが「人件費」です。
制作計画がぐだぐだするたびに、予算がなくなっていくものなので、計画的な製作が「クオリティ」に直結します。

あと、関係者の健康度。
1週間~1ヶ月会社に泊まりっぱなし。
作業は1日15時間以上、とかそんな感じだと思います。

トリCが体験した、1番ひどい制作環境は、
・男の人は月~土まで会社に泊まり、日曜日に洗濯しに帰る、を3カ月
・同プロジェクトの他社は、25時退社なのに「翌朝5時に出社するように」と会社に申し渡され、「え、実質泊まれってことじゃん、え?」っていう状況でした。

面接で「徹夜できます!」と言えば、採用されるような時代でした。
おそろしや。

トリCは、効率的に進めていて、手も早いので、その環境で、最終日に2徹のみ。
それ以外は毎日帰って、家のベッドで寝ています。
2徹なので、2日お風呂に入っていないという初体験でしたね。

2徹して、3日目の午前中、しょぼしょぼの目がモニタの光に耐えられず、涙が止まらない。
作業ができないので、「お風呂入りに帰宅します」と帰ったところ、駅で「全カットOKでたから、そのまま帰宅でいいよ」とメールを受けたのを覚えています。
全社の中で、オールOKが出たのは、うちの会社が1番早かったそうです。

夏の暑い日で、ドン・キホーテで扇風機を買って帰り、シャワーを浴びて、ベッド倒れ込み、死んだように寝たのを覚えています。

アニメの製作環境については「SHIROBAKO」を見てみてください。
きれいに書かれていますが、だいたいこんな感じです。

「どう寝るか」の工夫が、みんなうまくなります(笑

【4】銀河英雄伝説

懐かしい日々を思い出しながら、次は「銀河英雄伝説」を流しています。

もともと、大好きな藤崎竜「漫画:銀河英雄伝説」を読んでいたので、すんなり見れますが、、、
めっちゃ分かりにくいです。

世界史の教科書のような構成で、あっちに飛び、こっちに飛び、突然過去の思い出話が入り、、
そして「顔が、ほぼ同じ!」

音声を聞いていて、画面はほとんど見ていないです。

1つ目の陣営「銀河連盟のラインハルト」だけでこのぐらいいて、更にラインハルトを良く思っていない、貴族たち、王族たちがいます。

2つ目の陣営「自由同盟軍のヤン・ウェンリー」
ここもヤン艦隊の他に、たくさんの指揮官たちがいて、惑星の方には政治家たちが政治的に動いています。

ラインハルトもヤン・ウェンリーも、その国の軍隊の1部隊でしかないのです。
だから、ラインハルト艦隊と戦うのは、常にヤン艦隊というわけでもない。
登場人物がとてつもなく多い中で、髪色と制服ぐらいでしか見分けつかず、ストーリーが整理されていないので、きついのでは。。。と思いました。

「藤崎竜漫画を見ていたから、すんなり見れる」
過去にも似た体験をしたことがあります。

【5】「屍鬼」小野不由美

藤崎竜「漫画:屍鬼」
藤崎竜漫画を見てから、小野不由美「小説:屍鬼」を読んだ時です。

田舎の集落で起きることなので、タバコ屋のおばあちゃんだとか、どこどこのおじじだとか、文章のみで書かれていて、ストーリーにたどり着く前に、集落のおじじおばあちゃんで脱落します。

藤崎竜が漫画を作る時、ストーリーと要素を全部、まるっと整理して、
自分がわかりやすいように漫画にしている。のでめっちゃ分かりやすいのです。

「屍鬼」もだいぶ見やすいです。

主要人物は、このぐらいなのですが、、、ストーリーの中の推理パートに、このほかの村民100人ぐらいの生死と死んだ順番が、重要なのです。

【6】藤崎竜

出会いは「封神演義」
中国の殷から周へ王朝が変わる頃、仙人がまだいたころのお話です。

週間ジャンプを買っていない、スマホもない時代に、どうしてこのコミックを買いはじめたのか、きっかけ自体は謎です。

「封神演義」は、トリCの「絵」の根源だと思っていましたが「分かりやすさ」「情報整理」の根源だったようですね。

絵もストーリーも構図も好きなのですが、エンディングだけは、、
藤崎竜ストーリーのエンディングは、大体「殴り合い」で終わります。
ココだけがちょっとあれですが、、

・背景がきれいで、絵画のよう
・女体のきれいさ、魅惑さ
・骨格!!
・筋肉!!!!
・キャラクター毎の骨格と筋肉量!!!
・構図が素晴らしい!!
・絵の説得力・存在感が強い!!
・コメディとシリアスの切り替えの自然な導入と演出
・正確に合ったキャラクターデザイン

たった1コマまで「大きさ」「風」「音」を表現する構図が素晴らしいです。
・構造把握
・時間軸
・空間把握

質感の書き分けも!!

封神演義も登場人物多いのですが、封神演義を見て、難しそうだなと思ったことはありません。
この辺りも「わかりやすく整理して描く」というのが関係していそうですね。

語りだすと長くなるので、別の機会にしましょう。

トリC

またね!



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