うどんこ先生ガンガン日誌 第27話 退院して
入院してから4日目に手術。
13日目に、めでたく退院する事となった。
治療計画書では、もう少し早く退院できる
ことになっていたらしいが、腸閉塞疑惑で
退院が遅れてしまったのだ。
家に戻って4日間リハビリしてから、
職場へ行くことにした。
その日は月曜日で、朝の校務会に顔を出して
今日から復帰する旨を話した。
「出てくるのが早すぎねぇ~か?」とか
「医者から仕事をしてイイよ!って許可を
もらったのか?」
とか、いろいろ言われた。
医者の許可かぁ・・・。
医者に「仕事をしてイイか?」と聞けば
きっと「まだ、ダメ」って言うだろうから
その事は聞かなかった と話したら、
「ここに立っている事自体が信じられん!」
だって。
実際の身体はどうだったかというと・・・。
確かに、筋肉が根こそぎ無くなっていたから
退院してから10日間くらいは、
歩く速度もモタモタで、おじいちゃんが散歩
している状態。
「ふくらはぎ」⇒「太もも」の順に筋肉が
復活するのに、1か月近くかかった。
下半身の筋肉を戻すためには、歩行訓練が
一番良いみたい。
最初は何回かに分けて、1日に5キロくらい
歩ければ上出来!
1週間後には10キロくらいまで距離を
延ばせれば、イイ感じで筋肉が戻ってくるよ~。
ちょうど、クリスマスの頃には、かなりの速度
で歩くことができるようになっていたけど。
全身麻酔の後遺症は意外にあるんだよなぁ
と感じた。
そういえば、去年、手術した時は、耳が
おかしくなっていたなぁ。
ICUから病室に戻った時に、空調の吹き出し口
から「シューシュー」と音が鳴っている。
かと思うと、突然、音がしなくなる。
このことを話したが誰も相手にしてくれなかった。
1年以上たった今も時々この症状に見舞われる
ことがあるが、生活には支障がないので
無視することにした。
退院してからは、それまでとは違った体調の
変化があるけど「今日も元気でいくぞぉ~!」
の気持ちがあれば、大丈夫さ。
そして、2週間が経って、病院へ。
この日は、手術で切り取った「ヤツ」の
病理検査発表の日。
『問題ないですねぇ~。』
医者にもらったその言葉。
うれしかった。
(けど、闘いは、つ・づ・く・・・)
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