ハードボイルド ワンダーランド!
今年の秋に地元のパイセンと喫茶店でお茶してた時にポロッとこう言われた
「俺は学生時代タランティーノの映画とか魁!!男塾とか好きだったから全然女からモテなかった」
その時俺は適当に相槌打ったけど心の中で
「いやいや、お前がモテなかったのをタランティーノと魁!!男塾のセイにすな」
と思ったわけ。
タランティーノの映画が好きな女性は沢山会ったことある。
(ファッションアイコン的な意味も含め)
ただ魁!!男塾が好きな女性には生まれてこの方27年間一度も会ったことがない。
沢山の漫画や映画が好きな女性に出会ってきたけど本当に一度も会ったことない。(マジ)
魁!!男塾
もし男塾が好きだという女性の方がいたら連絡してほしい。
おそらくそんな貴方は相当変わっていると思います!
社会に流されず好きを貫いた貴方は 男塾のカリキュラムそのものを体現してます。❗️(ドーン!)
女性を描けない
皆さん現在公開中の北野武監督作「首」見ましたか??
武映画好きな方は、周知の事実だと思うのですが
武さんは物語で女性をえがけません。
(HANA-BI とか菊次郎の夏でも岸本加世子さん描いてるやんけ!)
わがりマス❗️
でも女性の内面を描くことはないんです!(カタチと妻や恋人は出てきても)
そしてもう一人女性を描けない有名な作家
井上雄彦!
(スラムダンク、バガボンド、リアル!)
どれも女性を描けません。(もしくは描きません)
(スラダンのあんれだけ匂わせた春子さんだって結局女性としては描いてませんよね)
そしてそれの最終上位互換、宮下あきら!
もはや女性を描こうとすらしない、それが魁!!男塾!!!
(Netflix先輩、onepiece、幽遊白書の実写の次は魁!!男塾!お願いします)
魁!!男塾
知っているとは思うが魁!! 男塾とは
「軍国主義調のスパルタ教育が日常の男塾で、剣桃太郎ら一号生らがシゴキに耐えながら騒動を巻き起こすコメディとして始まった漫画。 次第に塾生と外敵の戦いが中心となり、塾長・江田島平八の宿敵を倒すべく天挑五輪大武會を勝ち抜くバトル漫画となる。(wiki参照)」
まあ男同士で殺しあったりして「死んだ!死んでない!」を繰り返しジャンプのテーマの友情・努力・勝利を体現していく物語だ!(超ざっくり!!)
こんな感じの漫画です。この一コマで全てが分かります!
そして宮下あきら先生のすごい所は描きたい絵が思いついてから
ストーリーを考えるというところ!!
だから物語で辻褄合わなくなったり書きたくなったキャラが死んでしまっていたりする!(だから実は生きていた設定)
「先生!〇〇は先週死にましたよ!」とアシからよく言われてたとのこと。
すごすぎない!この絵を考えて書きたいから、ストーリー考えるのすごくない!!
そしてこの一番下の田沢の下腿三頭筋を持っている2人は何を支えているの?
そしてこれが人間橋になり最終的崩れて死ぬという。
変態すぎるぜ。
この絵を描きたいから物語考えるって。。
民明書房
民明書房という出版社を知っていますか?
35歳以下の方で知っていたら貴方は友達になれると思います。
僕は魁!!男塾を小学校4年の時に空手に行ってくる(習っていた)
といってBOOKOFFに行ってて全巻立ち読みで読みきったのだが、
魁!!男塾で解説で出てくる民明書房という出版社が本当にあると思い
めちゃくちゃ自転車で探し回った。
近くの本屋、小学校の図書室、市民図書館、古本屋、お宝発見etc
まじで探し回った。
小学校の思い出1位は民明書房を探し回ったことである。
しかも誰も読んでいない(もちろんだが)
小学校では勉強したり友達と遊び、習い事行ったり、普通に過ごしていたのだが空き時間があるととにかく民明書房を探していた。
時間が少しあると民明書房を探し(特に民明書房「スポーツ起源異聞」)
を探しに探した。(自転車で行ける範囲内で)
何年も探したし図書室の先生にも探してくれと懇願し、
私は民明書房が読みたくとおかしくなっていた。
だが民明書房という出版社が存在しないと知ったのは6年生になってからだった。
80年代当時も騙された子供が多かったようだが私は時を超えて騙された。
本当か嘘かギリギリのラインを攻めてくる嘘。だった。
特にゴルフの起源は中国棍棒の呉 竜府は本当に騙された。
中国の歴史の長さと知恵に感動させられた程だった。
(そもそも中国人なら「呉竜府」と書いて「ウー・ロンフー」と読む。)
それまで漫画家か物語りを作る人になりたいと漠然と思っていたが
民明書房が全部存在しないということを知り。僕にはこんなリアリティのある嘘の世界つくれない!すごすぎる!と思い諦めた。
民明書房は子供の夢すら奪うのだった。
ハードボイルド
イーストウッドのグラントリノを見た時にふと思い出した。
そう魁!!男塾で育ったことを。
イーストウッドの映画はハードボイルドな作品が多い(イメージがあると思う)無口ジジイ役のイーストウッドも含め。
そもそもハードボイルドとは何なのか?
(hard-boiled 元来は(卵の)固ゆでの意) 小説で、感傷を排し、主人公の性格、行動などを簡潔な文体で客観的に描く作風。 一九三〇年代のアメリカ文学に始まった傾向。 特に推理小説で、謎の論理的な解決の過程を描くことを主眼とする本格派に対して、登場人物の人間的側面を描くことを主眼とする傾向をいう。(wiki参照)
ん〜文章だと飲み込み辛い。
共通するのは
「ハードボイルド」と言うと、酒、悪女、銃、マフィアなど漠然としたイメージはあるけれど、実は良くわからない……なんて方もいらっしゃるかもしれない。
作家ダシール・ハメットや、レイモンド・チャンドラーが生み出した私立探偵フィリップ・マーロウは今もなお世界中で愛されており、ハードボイルド小説を代表する主人公の一人だ。
小説以外にも、漫画『ゴルゴ13』のデューク東郷、アニメ映画『紅の豚』のポルコ・ロッソのように、さまざまなジャンルで印象的なハードボイルドなキャラクターが生み出されている。
権力に屈することなく、良きにつけ悪しきにつけ自分の中の信念を曲げることのない、ストイックな主人公の生き様も、ハードボイルド小説の魅力の1つだ。
ハードボイルドの書き方は、脚本家の柏原寛司さんがあるインタビューで仰っていた言葉から学ぶ
「ハードボイルドが成立すると思われる3つの要素、ボヤキ、ヘラズ口、捨てゼリフ」
そうつまり「ハードボイルドとは、やせ我慢である」
イーストウッド作品の(グラン・トリノ)含めジジイは寂しくて仕方がないのだが銃で撃たれて死ぬ最後までヘラズ口だ。
小気味よい会話とへらず口(これがハードボイルドを体現していると考えた)
すごいハードボイルドだ。
やはり漫画はすごい。
映画もデリンジャーとか40年代アメリカが舞台とかだと結構多い。
そう俺は男のやせ我慢がめちゃくちゃ好きだ。
死ぬ寸前までやせ我慢。最後まで痩せ我慢。(濃密で美しい人生)
映画を見るときに演劇を観る時、スポーツの感動も。
一つの指標になるくらい好きだ。
ありがとう宮下あきら先生。ありがとう民明書房を探した少年時代。
戦国時代の武芸者とかも同じこと考えて生きてたのかなあ。
とふと思う。
長くなったのでそろそろ締める。
最後にハードボイルドとノスタルジー、やせ我慢のビデオ
BRON-K のPAPER PAPER のMVを貼っておく。曲もビデオ(デリンジャー)も好きだ。それでは又