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台湾ライド2024年12月8日 台北

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今日は花蓮駅から特急に乗って台北に戻り、雨が降っていなければ台北周辺をサイクリングする予定です。

今夜(正確には明日)0時10分桃園空港発の飛行機で帰国するため、できるだけ早めに台北へ戻りたいので、6時25分花蓮駅発の太魯閣号に乗ることにしました。

朝4時半に起床し、朝食を取らずに支度を済ませ、自転車で花蓮駅へ向かいます。まだ6時前なので、辺りは真っ暗です。

駅に着くと、すぐに自転車のホイールを外し、輪行袋に収納しました。特に大きなトラブルもなく、予定通りホームに到着し、予約していた電車を待ちます。

電車は時刻通りに到着。予約した席は4号車でしたが、自転車を収納できる場所が先頭車両だったため、まず自転車を置いてから自分の席に移動しました。

2時間20分の旅を経て、8時40分に台北駅に到着。途中で雨が降る地域もあったため、台北も雨だろうと半ば諦めていましたが、台北駅から地上に出ると雨は降っていませんでした。

「これは走るしかない!」と思い、早速自転車を組み立て、予定していたルートへ出発します。


今日のルートは以下のようなコースです。

台北駅を出発し、サイクリストに人気の「陽明山」(標高800m)を登った後、反時計回りに北側の海岸線を回って台北駅に戻る約100kmのコースです。

所要時間は約5時間と見積もっており、15時頃には帰れる計算です。戻った後は、荷物を預けている場所へ行き、自転車をSCICONに収納して私服に着替え、その後身軽な状態で台北観光を楽しむ予定です。

天気が心配ではありますが、せっかくの最終日、走らない理由はありません。


台北駅を出発し、まずは陽明山の麓へ向かって進みます。約10km走り、麓に到着。朝食を食べていなかったので、ちょうど見つけたファミリーマートで遅い朝食を取りました。ソーセージと豚肉が入った弁当を購入。

正直、セブンイレブンのお弁当に比べて味は劣りましたが、登りに備えて完食。セブンイレブンのお弁当が特別美味しいのかもしれません。


麓では週末のため、多くのサイクリストがスタイリッシュな装備で走っており、この光景は日本と変わらない印象を受けました。

いよいよ陽明山を登ります(ここから先は辛すぎて写真がありません。ご了承ください 笑)。

序盤から斜度10%以上のきつい道が続きますが、標高800mの道のりを無理せずマイペースで進みます。途中、雲行きが怪しくなり、小雨がぱらつき、ついには本降りに。ウインドブレーカーを着込み、さらに頂上を目指しました。

頂上付近では強風と霧で視界がほとんど効かず、気温も下がり、寒さで震えながらも何とか到着。本来ならここで引き返すべきでしたが、「せっかくなので」という思いで、予定通り山の反対側へ下ることにしました。


強風と霧、そして寒さに耐えながら800mを下り、ようやく地上に到着。しかし、寒さで震えが止まりませんでした。近くの飲食店の駐車場で休憩し、電車で戻ることを検討しましたが、近くに駅がないことが判明。

再び山を登るか、大回りするしか方法がない状況。結局、引いていたルートを進むしかないと覚悟を決め、先へ進みました。

海岸線では北東からの向かい風に苦しみましたが、途中から追い風になり、少し楽に進めるようになりました。


台北駅まで約30km手前、登り坂で前輪がパンク。幸い近くの廃墟の屋根の下で修理できました。このとき、電動ポンプを持参していて本当に助かりました。

修理を終え再スタート。台北駅に近づくと、先ほどの雨が嘘のように止み、天気が目まぐるしく変わる場所だと実感しました。


予定通り15時頃に台北駅へ到着。荷物預かり所で荷物を受け取り、自転車をSCICONに収納しました。しかし、預けようとすると「自転車は不可」と断られ、別の預かり場所を探さなければならない状況に。

SCICONを引いたままでは台北観光を楽しむのが難しいため、スマホを使って近隣の預かり所を調べました。すると、台北駅の近くに適した施設を見つけたので、早速歩いて向かいました。

台北駅手荷物預かり所

その施設は三越デパートの向かい側にあり、駅から徒歩ですぐの場所でした。入り口が少し分かりにくい場所にありましたが、ホームページの案内を頼りに何とかたどり着きました。

この奥に入り口があります

建物のエレベーターで4階に上がると目的地に到着。しかし、受付には誰もおらず、どのように手続きすればいいのか分からない状況。再びホームページを確認すると、LINEまたはFacebook Messengerで事前予約が必要と記載されていました。

すぐにLINEからメッセージを送信。しかし、AIによる自動応答で中国語の定型文が返ってくるばかりで、手続きが進みません。焦りながら、直接電話をかけようとしましたが、日本のスマートフォンでは現地の番号に繋がらず、さらに困惑しました。

時間がない中、途方に暮れていたところ、スタッフらしき女性が現れました。翻訳アプリを介して会話をし、無事に受付を完了。荷物を預けることができて、心から安堵しました。

料金は3時間まで120台湾ドル(約600円)。ホームページには100台湾ドルと記載されていたため少し割高に感じましたが、この状況では背に腹は代えられません。結果的に、便利なサービスを利用できて助かりました。


荷物を預けた後、家族へのお土産を買うため、三越デパートへ向かいました。事前にリクエストされていたマンゴーケーキを無事購入しました。

奇華餅家站前店

その後、お腹が空いたので、台北市内で有名なジャージャー麺の店を訪れました。

城中市場 老牌牛肉拉麵大王

市場内にあるローカル感満載の店で、どの店員も驚くほど無愛想でしたが、ニンニク増しの濃厚な味わいで、なかなか美味しかったです。

ジャージャー麺 小 75ドル(370円)

続いて、揚げドーナツで有名な店と小籠包が人気の店にも足を運びましたが、どちらも大行列で断念。

一脆鮮奶脆皮甜甜圏総店

梁山泊小籠湯包

代わりに、路上で見つけたホットミルクティーと肉まんを購入しました。
肉まんは餡がジューシーで、期待を上回る美味しさでした。

ホットミルクティー20ドル(100円)
肉まん 20ドル(100円)

歩き疲れたので、少し早めに荷物を受け取り、桃園空港行きのMRTに乗車。途中、ターミナル2に立ち寄り、有名なアップルケーキを購入しました。

微熱山丘 SunnyHills 桃園機場第二航廈To Go専櫃

その後、ターミナル1に戻り、チェックイン後にプレミアムラウンジでシャワーと軽食を楽しみ、搭乗時間を待ちました。

締めは台湾版コーラ。クセになる味で美味しいです。

0時10分発の飛行機で予定通り帰国。朝4時に羽田空港に到着し、5時40分の始発に乗って無事帰宅しました。

次の記事では今回の旅の感想を書いていきます。


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