台湾ライド2024年12月3日 南澳駅〜花蓮
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出航まで
今回も前回同様、LCCのタイガーエアのセールを利用しました。
羽田〜桃園空港便が、20kgの預け荷物オプションを付けて43,468円(前回は25kgのオプションを付けて39,188円だったので、今回は多少割高でした)。
安いだけあって不便な時間帯で、羽田発がAM5:00、台北桃園着がAM7:55でです。
前回は行きのカウンターが開くAM2:30までの時間が非常につらかったため、今回は「天然温泉平和島」の「フライトコース」を利用しました。
4,500円で温泉に入り、休憩室で仮眠が取れ、AM3:10発の空港行きバスに乗れるので、結果的に良かったです。ただし、休憩室は人が多く、落ち着いて休める雰囲気ではなかったため、500円を追加して全席指定のプレミアムラウンジを利用しました。こちらは数人しかおらず、静かでリラックスできました。施設内の自販機でジュースを購入したため、結局5,000円を超えました。あと数千円追加すれば安いビジネスホテルに泊まれたことを思うと、次回は選択に迷うかもしれません。
空港行きバスは大型で、SCICON輪行バッグも楽々収納できました。
空港到着後、タイガーエアのカウンターで輪行バッグを預けました。国内系エアラインとは違い、「タイヤの空気を抜いているか」だけを聞かれ、バッグを開けることなく預けられました。重量も20kgを若干超えていましたが、特に何も言われませんでした。この緩い感じが好きですね。
荷物を預けた後は、プライオリティカードを使ってプレミアムラウンジでくつろぎました。搭乗時間の30分前にゲートへ向かい、搭乗を待ちます。
到着〜台北駅へ
予定通り出航し、約4時間で桃園空港へ到着。
桃園空港では、旅行者向けに5,000台湾ドルが当たる抽選に挑戦しましたが、今回も当選ならず。残念。
前回は空港内で台湾ドルを両替しましたが、キャッシングの方が早期返済すればレートが良いと学んだため、今回は空港内のATMで現金を引き出しました。
そのまま地下鉄(MRT)へ向かい、悠遊カードに現金でチャージしてもらい、台北駅行きの電車に乗りました。
台北駅到着後、前回と同じ場所でライド中に使わないSCICONや普段着、スニーカーなどの荷物一式を預けました。
台鉄台北駅行李托運中心
ここは大型荷物が1日70ドル(約350円)で預けられるお得な預かり所です。今回は6日間で420ドル(約2,100円)でした。
先に外のカウンターで着替えと荷物整理を済ませ、いざ預けようとすると、少し前に担当者が外出してしまい、戻ってくるまで40〜50分待つことに。この辺りは日本では考えられない状況ですが、現地のルールに従うしかありませんでした。
台北駅から南澳駅へ
ようやく荷物を預け終わり、気を取り直して台北駅から南澳駅までの自強号(特急)11時31分発に乗りました。チケットは出発前に日本でネット予約しました。下記サイトから購入できます。
ちなみに、この電車は全席指定で、自転車は輪行袋に入れなければなりません。
自分が乗った車両の後方にある荷物スペースでは自転車がはみ出てしまったため、向かいの車椅子スペースに置かせてもらいました(車椅子の利用者が来た場合には移動する前提で)。
車内は清潔で快適でした。
南澳駅〜花蓮へ
約2時間かけて南澳駅に到着しました。南澳駅まで電車輪行を選んだ理由は、この駅の一つ前にある東澳駅との間の区間が、旧道と車専用バイパスが分かれておらず、狭い道を大型トラックやバスが頻繁に通る危険なルートだからです。南澳駅から花蓮駅まではバイパスと旧道が分かれており、交通量も少なく安全に走ることができます。
時刻はすでに14時。のんびりしていると日が暮れるので、駅を出てさくっと輪行解除し、出発しました。
花蓮までは70kmほど。約3時間で到着する予定でしたが、前回と違い交通量が多く、大型トラックやダンプが頻繁に走っていました。標高200m程度の低めの峠を越え、途中で写真を撮りながら35kmほど走ったところで、突然の通行止めに遭遇。
どうやら工事中で、この先は全面通行止めのようでした。状況は全く動かず、車がどんどん増えていきます。
はじめは上の看板の意味が分からなかったのですが、数十分後にようやく理解。「平日8時〜17時まで工事中」「通行可能時間は10:00〜10:20、12:00〜13:00、15:00〜15:20」。私が到着したのが15時35分だったため、次の通行可能時間は17:00。つまり、1時間半も待たなければなりません。
花蓮まではこの道1本しかないため、待つしかありませんでした。1時間ほど待つうちに空が暮れ始め、雨も降ってきました。
焦りながらGoogleマップを確認すると、すぐ近くに駅があり、4分後に花蓮行きの電車が来ることが判明。自転車も電車に乗せられるのではないかと判断し、急いで駅へ向かいました。
改札を抜け、ホームまで自転車で行けそうだったので、乗ったまま移動。ホームが正しいか不安だったため、近くの人に確認して間違いないと確認した直後、電車が到着。急いで自転車と一緒に乗り込みました。
「自転車ってそのまま乗せられるんだっけ?」と心配しつつも、周囲の乗客から特に不審がられる様子もなく、車掌さんにも何も言われませんでした。そのまま花蓮駅へ向かいました。
花蓮駅到着
花蓮駅には日暮れ前の17時に到着しました。結果的に、たった35kmしか走れませんでしたが、もし17時まで待って通行可能になっていた場合、峠で日が暮れ、雨に降られていた可能性が高かったため、この判断は正解でした。
予約していた花蓮市中心部の民宿へ無事到着しました。
楼梯旅宿
1泊1,150ドル(約5,750円)で、中心街からのアクセスも良く、綺麗で清潔な部屋でした。現金決済のみでコインランドリーがなかった点が残念でしたが、親切なオーナーで満足でした。
シャワーを浴び、手洗いで洗濯を済ませた後、日本のYouTuberがおすすめしていた店へ夕食を食べに行きました。
鵝肉先生
ここのガチョウ肉のローストは本当に美味しくて感動しました。これだけで台湾に来た甲斐がありました。
帰りにセブンイレブンでビールを買い、部屋でゆっくり飲んで締めくくり。
明日のライドに備えて早めに就寝しました。
次回の記事に続きます。