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環島 台湾一周ライド 1日目 台北〜台中


羽田空港〜桃園空港

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羽田5:00発〜台北桃園7:55着

LCCのタイガーエアを買ったため、とても不便な時間。

車がないので電車で行くことになるが、必然的に終電になる。

自宅を23時前に出発して羽田空港第3ターミナルに0時前に到着。

ここからが長かった。

プライオリティパスでラウンジに入れるかと思っていたら、出国検査後じゃないと入れないとの事で、閉店した飲食店の前の木製ベンチに横になり、ひたすら時間が過ぎるのを待った。

周りを見渡すと同じような人が沢山横たわっていた。

出発の2時間半前、2時30分から始まる搭乗受付まで、ひたすら時間を潰して少し早めに搭乗カウンターに並ぶ。

カウンターでの預け荷物チェックは口頭で質問されたたけで、何とケースを空けて自転車を見られなかった。

国内では自転車はもちろんツールケースの中身まで見られるのだが、こんな事は初めて。タイガーエアが緩いのか、海外便はみんな緩いのかどっちなんだろう。

荷物を預けたらプレミアムラウンジで寛ぎ、いよいよ搭乗。

4時間弱なので、あっという間に桃園空港へ到着。

今回はSCICONに自転車入れたのだが、何とベルトコンベアに横倒しになって流れてきた。

国内では必ず係員が手で持ってきてくれるのでビックリしたが、これが海外クオリティというものなんだろう。

自転車自体は何もダメージがなかったからほっとした。

事前にオンライン入国カードを記入したおかげか、入国検査もあっけなく終わり入国。

桃園空港〜台北駅

まずは空港内の両替所で現金2万円を台湾ドルに両替。

この日のレートは1台湾ドル5円弱だったので、4000ドルと小銭がちょろっとだった。

そして同じ空港内で台湾個人旅行者向けのNT$5000プレゼント抽選キャンペーンのくじを引いたのだが見事にハズレだった。残念。

台湾観光局企画 個人旅行者対象/NT$5000プレゼント抽選キャンペーン

「桃園空港から自転車で出られない」という事と、「台北駅前に長期間安く荷物を預けられる場所がある」というのを調べていたので、MRTという高速鉄道で台北駅まで移動する。

空港からMRT乗り場は案内図を頼りに迷う事なく行けた。

悠遊カード(日本でいうSuicaみたいなもの)が便利だという事を調べていたので、発券機で買おうとすると1000ドル紙幣が使えず窓口で両替してもらい無事カードを購入。

タッチして改札を通り、地下ホームで電車を待ち、台北駅行きの電車に乗る。

向かいに座っていた中年男性に英語で声をかけられ、話をすると同じサイクリストで日本にも行ったことがあるという。

友人と一緒に都民の森に登った写真を見せてくれた。

今日から台湾一周する話をし、彼はまだ経験がないがいつかやってみたいと言っていた。

何度か会話を交わし、台北駅に着いたところで「Safe ride」と言ってもらい別れた。

台北駅までは40分ぐらいかかっただろうか、意外と遠かった。

さて駅から荷物預かりサービスセンターへ向かう出口を探す。

スーツケース預け入れ問題に救世主!かなり使える“荷物預かりサービスセンター”

台北駅はとても広く、多少迷いながら「東3出口」に辿り着いた。

まずは構内のトイレで普段着からジャージへ着替え、構内の大きなコンコース脇のスペースで自転車を組み立てる。

SCICONを畳んで専用ケースに入れ、その中に普段着とスニーカーが入ったリュックを入れて一つにまとめる。

荷物を担ぎ、自転車を押して駅を出て3分ほどの荷物預かりサービスセンターへ到着し、荷物を預ける。

背丈ほどの大きな荷物なので料金はLサイズ、1日70元×7日だった。

490元(2,500円弱)なので十分安い。

最初にデポジットとして1日分(70元)を払って引換券をもらい、引き取り時に残りの代金を払うシステム。

ちなみに現金のみ。

台北駅〜台中

無事荷物を預け、慣れない海外という事もあり、空港へ朝8時に到着してから何だかんだで出発が11時になってしまった。

空にはどんより雲が広がっているが雨は降らなそう。

ガーミンを起動しルートを読み込んでいざ出発。

駅前の片側4車線ぐらいある広い道路には恐ろしい数のスクーターがビュンビュン飛ばしている。

何とかその中に入るも、轢かれそうになるぐらいのスピードで追い越していくので思わず歩道に逃げる。

すると早速トラブル発生。

なぜかガーミンの地図が表示されない。

ルートは表示されているのでデータが壊れているわけではなさそう。

落ち着いて考えると海外用の地図データをあらかじめダウンロードする必要があったようだ。

多分パソコン経由じゃないとダウンロードできないから、時すでに遅し。。

曲がるタイミングは分かるので、ステムに付けているスマホでgoogle mapを表示すれば何とかなりそう。

google mapにルートを取り込んでおいて本当に良かった。

歩道を少し走るとすぐにサイクリングロードに出た。

けんたさんの動画でも観たが、台北の中心地にもかかわらず道幅が広く走りやすい、かつ距離も相当長い。

日本にはこのレベルのサイクリングロードはまずないと思う。

ここを走るだけでも自転車の社会での位置付けが日本とは全く異なる事が体感できる。

平日だからだろうか、自転車や歩行者もほとんどおらず、ひっそりしていた。

安全で快適なサイクリングロードを20km以上走った所で突如車道に出た。

予め引いていたルート通り西へ進み、まずは海を目指す。

途中で古い街中を抜け、50kmぐらいで小さな峠に差し掛かる。

植生を見ると南国らしい植物が多い。

沖縄のようなグアムのような、でも看板は漢字なので中国のような何とも言い表せない感じ。

それが台湾なんだろう。

気温も半袖ジャージで走っていると汗が出るほど寒さは全く感じない。

湿度もあるので日本の6月ぐらいの感じ。

標高300m程の短い峠を越えた所にファミリーマートがあったので最初の休憩。

水、オレンジジュース、ツナの手巻き寿司、餡子入りパン。

無難なものを買う。

何か中国語で言われたが聞き取れず、英語でレシートが欲しいと言ったが伝わらなかった。

若い女性なのに英語が全く分からないようだ。

レシートは諦め、イートインで食べ終わるとすぐに出発。

気持ち良い下りを走ると大きなビルが立ち並ぶ近代的な街に出た。

後で調べたら新竹市という所で、台湾のシリコンバレーと呼ばれている街だそう。

横浜のみなとみらいのような、所得が高い人が住んでいそうな街だった。

自転車的にはやたら信号に引っかかり、距離が伸びず走りづらい街だった。

新竹市を抜け海沿いへ出るとひたすら南下。

追い風に助けられペースを上げる。

予定より1時間ほど出発が遅れたのでここで取り返したい。

今日の目的地は台中。明後日に台南まで行きたいので、今日は160〜170km走りたい。

快調に飛ばして125kmほど走った所のコンビニで2回目の休憩。

ボトル用の水の他に、スポーツドリンク的なものを買ってみたがこれが美味しかった。

今回のバイク装備はこんな感じ。

サドルバッグ1個と前後ライトは念の為2灯ずつ。

サドルバッグが1回だけリアタイヤに当たってしまったのでキツく縛り直した。

写真の通りどこのコンビニもイートインが広く、休憩がしやすい。

別の日のコンビニではサラリーマンが昼時に手弁当を食べていたので、そういう使い方もありなんだろうか。

時刻はすでに16時半。

目的地まで40km以上あるので休憩もそこそこに走り始める。

台湾はこのように信号の停止線の一番前にバイクと自転車専用レーンがある。

確かにスタートダッシュは車よりスクーターの方が早いし、自転車もこの位置の方が安全だし、とても合理的だと思う。

ただし自転車はスタートダッシュが遅いので、私はいつも遠慮がちにスクーターの後ろ、かつ車に邪魔にならないよう一番右端にいるようにした。

日も暮れて、だいぶ今日走れる距離が見えてきたので、目的地付近のホテルを予約しようとブックマークしていたホテルをスマホでチェックすると、空きがないと出てしまった。

しまった。予約が遅かったようだ。

ホテルまで20kmなかったので、とりあえず行けば何とかなるだろうと楽観的に考えてホテルへ向かう。

すっかり日も暮れた18時過ぎ、ホテルに到着。

Alegran Motel

何とも怪しい外観。

フロントが見つからず探したが、バイクを立てかけていた小屋みたいな所がフロントだった。

英語が堪能な若い女性が受付にいたので聞いてみたところ、ガレージ付きのダブルで12,000円ぐらいの部屋があると言われ、高かったので他の部屋を聞いてみると、自転車をフロント横のスペースに置いて良いなら3階に8,000円ぐらいの部屋があると言われたのでそこを借りる事にした。

自転車の盗難が心配だったが、とりあえず寝床が確保できてホッとした。

部屋は綺麗でとても広く、キングサイズのベッドが2つもあり、どう考えても一人では持て余す広さだった。

シャワーと洗濯をした後に夕食へ出かける。

この辺りは駅から遠い幹線道路沿いなので店が少なかったが、たまたまgoogle評価の高い店が近くにあったので入ってみた。

遍吃遍喝快炒店

全く読めない漢字表記のメニューをgoogleアプリで翻訳し、間違いないだろう牛肉炒飯、アスパラと豚肉のニンニク炒め、蛤のスープ、アップルソーダを注文。

どれも美味しく当たりの店だった。

お会計は370元(1,850円)少し高めだったが美味しかったので満足。

向かいのセブンイレブンで缶ビールとおつまみを買ってホテルへ戻る。

明日も長い距離を走るので早めに就寝。

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